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桶狭間の合戦 (上) File003 (3657文字)
戦国時代。
群雄が割拠して混迷の真っ只中にあった日本の歴史を、まったく異なった色に塗りかえた「桶狭間の合戦」について語るためには、今川家や松平元康(のちの家康)や蜂須賀小六や木下藤吉郎などのことから順次語りおこしてゆかなくてはならない。
まず、今川家だが、清和源氏の流れをくむ足利から出た名家で、国氏を祖としている。
室町幕府の典型的な守護大名として駿河(静岡)で力をたくわえ、応仁の乱後も戦
戦国時代。
群雄が割拠して混迷の真っ只中にあった日本の歴史を、まったく異なった色に塗りかえた「桶狭間の合戦」について語るためには、今川家や松平元康(のちの家康)や蜂須賀小六や木下藤吉郎などのことから順次語りおこしてゆかなくてはならない。
まず、今川家だが、清和源氏の流れをくむ足利から出た名家で、国氏を祖としている。
室町幕府の典型的な守護大名として駿河(静岡)で力をたくわえ、応仁の乱後も戦