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大好きな大好きな愛猫のこと

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愛猫のバケネコ闘病記

愛猫のバケネコ闘病記

昨日―五月七日、四月の頭にガクリと体調を崩し、癌と診断された愛猫が、約一ヶ月の闘病の末、私の腕の中で息を引き取った。
16歳だった。
新しい物事や、普段と違う場所を異常に怖がり、ストレスを感じやすい繊細な猫だった。車に乗せれば嘔吐、失禁、脱糞し、普段はものすごく穏やかなのに、投薬は獣医さんでも手こずるくらい抵抗し、泡を吹いてまで嫌がる子だった。
この状態になる前は、それでも体調が崩れればすぐに獣医

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化粧の底力

化粧の底力

溺愛している愛猫が末期の癌になり、ここ最近、鬼のように落ち込んでいるわけだが、そんな時だからこそ毎日必ず、かるく化粧をする。
コロナ騒動が始まってから、家にいる時間も増えマスクもする為、ファンデーションは塗らなくなった。
先月めでたく39になった私のアラフォー毎日メイクは、基本的には目尻にだけ茶色のアイライナーを引いて、まつげにマスカラを二回塗って終わり。
ニキビを隠したい時や、アイシャドウなど濃

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人生最高のプレゼント

人生最高のプレゼント

私はもう14歳になるメス猫と一緒にニューヨークで暮らしています。
一緒に暮らし始めたのは4年前ですが、出会いは10年以上前。

私は当時、社会現象とまで言われていた海外ドラマ
SEX AND THE CITYのスタイリングを全て担当し
アンダーグラウンドのカリスマから一気にスターダムにのし上がった
PATRICIA FIELD(パトリシア・フィールド)の下で
専属のグラフィック・デザイナーとして働

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ペットの最期と向き合うという事

ペットの最期と向き合うという事

溺愛していた飼い猫が、今静かに最期を迎えようとしている。
ここ2ヶ月程、皮膚の炎症で通院させていて、この1か月ほどで急にあれこれと他の問題も出てきた為、検査をすると、かなりの高い確率で癌だろうと診断された。
皮膚の炎症も、癌による免疫の低下で起こっているのだろうと事だった。
私の猫は、16歳だ。私はとある理由でこの猫が6、7歳の頃から面倒を見るようになり、11歳頃に前の飼い主から譲り受けた。
(こ

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猫が私に教えてくれている事

猫が私に教えてくれている事

16歳の愛猫の末期癌が診断されてから、もう2週間が経とうとしている。
食事はほぼ水分のみ、確実に日に日に弱くなりながらも、落ち着いておとなしくしている。
話しかけて、撫でるとゴロゴロ喉を鳴らす。
私はここのところ、毎日泣いている。
食欲も相変わらずないので、アイスクリームとか、なるべくカロリーの高いものを食べている。
涙腺が緩みっぱなしで、ちょっと気持ちが昂ると、悲しいという感情を感じきる前に先に

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