Reiya Kaji | 梶 礼哉

カメラマン

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マガジン

  • どさくさ日記

    カメラマンの日記。頻度はまちまちですが、1ヶ月を1記事としています。

最近の記事

ドサクサ日記(2023年8月)

1日:撮影。果たして俺はこれから先カメラマンとしてだけ働くのだろうか、と改めて考えさせられた。 2日〜3日:休日。模様替え、そして先輩との飲み会。最近の自分のくやしさや至らなさを聞いてもらった。かなり元気が出た。 4日:撮影。関係各所の皆様の尽力のおかげで良い動画になった。 5日~6日:オムライスを作ってもらったり、近所の気になっていたカレー屋さんに行って美味しさにぶっ飛んだり、投球練習をしたりした。 7日~8日:激烈猛暑で撮影2件。それでも笑顔を見せてくれる人々を前

    • ドサクサ日記(2023年7月)

      1日:銀座で結婚式撮影。 2日:事務作業。 3日:動画編集。ここ2年くらいでサッカーがだんだん好きになってきた。 4日:ミモザマガジン取材。大好きな漫画『バクマン。』で「ものすごく活躍する主人公は瞳の奥が澄んでいて燃えている」という話があって心に残っているけれど、そんな空気感をすごく感じる人だった。 5日:歯医者。虫歯の根の治療がやっと終わった。1年ほど前、たこ焼きを食べてる時に歯が欠けたときはひっくり返りそうになった。 クレジットカードを切り替えた。順調にいけばポイ

      • ドサクサ日記(2023年6月)

        1日:引っ越してから、部屋に備え付けの小さい冷蔵庫を使っていた。ビジネスホテルにあるようなやつ。しかし限界がきた。まず冷凍庫が無いし、まともに食材をストックしようと思うと量が足りない。結局、2019年1月に実家を出てからというもの活躍し続けているHisenseの冷蔵冷凍庫を復活させた。箱アイスを買えるようになった。 2日:4時に起きて編集。午後、取材。雨がすごい。でも、人生における暴風雨の時期を乗り越えてきて、いま色んな人にとっての慈雨となっているような人なので、今思うと

        • ドサクサ日記(2023年5月)

          1日:和装前撮り@鎌倉。白無垢がとっっても似合う方だった。鎌倉での撮影後、横浜に移動して広告用のサンプル撮影。モデルさんを撮るのは久しぶりだったけれど、ふたりのポージングの引き出しの多さに引っ張られて、アイデアが無限に湧いてきて調子が良かった。夜、サウナに連れていっていただいた。 2日:久しぶりに歯医者に行った。多分腕は確かなんだけど、いつも(予約して行ってるのに)果てしなく待つ。 ドクターと助手の方が「あっこっちか!間違えちゃった★」みたいなやりとりを必ず1回はやっている

        ドサクサ日記(2023年8月)

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        • どさくさ日記
          8本

        記事

          ドサクサ日記(2023年4月)

          1日:MTG。夜、先輩と餃子。 2日:MTG。久々に用賀へ。上京した2019年から、2021年の秋くらいまで住んでいた街で、今もうっすら安心感がある。帰ってきてからまたMTG。 3日:桜撮影。晴れてよかった。和さん記事を家で仕上げる。ほろよいジントニック初めて飲んだけど悪くなかった。 4日:MTG。夜、会社のみなさまと晩ごはん。酔ってるところが普段とギャップある人、面白いしちょっとうらやましい。 5日:しごと。近所の大先輩に「もっとライカで撮ったら」と助言をいただくな

          ドサクサ日記(2023年4月)

          ドサクサ日記(2023年3月)

          1日(水) 激しい二日酔いとともに起床。夕方まで何もせず。ずっと前から気になっていたけど初めて入った定食屋さんの魚がデカくてうれしくなった。 2日(木) 渋谷のダイソーで買い物。エクセルシオールでマーケティングの本を少しだけ読んだ。「営業は売ること、マーケティングは売れる状態をつくること」と言ってた。 「すずめの戸締まり」を観た。イケメンのキャラがほぼその造形で出ない、という斬新さにビビりつつ、新海誠作品は『言の葉の庭』が好きすぎるのでどうしても手放しで満足することが難し

          ドサクサ日記(2023年3月)

          ドサクサ日記(2023年2月)

          2/1 カメラマンとしてではない、インタビュー取材。昨年末くらいからインタビューのスチル撮影がぽつぽつと入るようになり、ライターもやってみたいな!難しそうだけど!とか思っていたらチャンスが来た。話聞くの楽しすぎて全然時計を見られなかった。 2/2 ガスの点検業者さんが家に来た。13:00-15:00のどこかで行きますね、と言われていて14:00にいらしたので、几帳面さを感じた。 2/3 翌日からの栃木旅行の準備を軽くした。カメラを持って行きたいけど荷物は少なくしたい、

          ドサクサ日記(2023年2月)

          ドサクサ日記(2023年1月)

          1/1~1/2 新年。せっかくだし初詣でも行こうかしらん、と近所の神社に行くも、長蛇の列を見て回れ右。結局神社近くの公園を散歩して、用賀へコーヒー飲みに行って寿司ランチ食べに行って、夜はシチューを作って食べた。新しいレンズ(SIGMA 30mm / 1.4)が届いたので、ウキウキでテスト撮影も。 1/3~1/4 スタジオ出勤。家族写真。この時期に空いているスタジオがなかなか無い、開けてくれてて助かる、とお声かけいただく。家族って盆と正月くらいにしか全員集合しないのに、

          ドサクサ日記(2023年1月)

          THIS IS 2022(横浜のカメラマン、閑散期の1月に去年の撮影を振り返る)

          お世話になってます、梶です。 2023年もよろしくお願いします。 昨年はstudio.ONELIFEのメンバーとして一年完走した初めての年で、本当にたくさんの撮影をさせてもらいました。 かなーり久方ぶりのnoteですが、以下に該当する方に読んでいただきたい内容です。 では、1月から順に参ります。途中、自撮りのしょーもないVLOGも挟まりますが、思い出としてご容赦ください。 1月 TENGA(CARESSA) / 宣材撮影 みんな大好きTENGAさんのカップル向け新

          THIS IS 2022(横浜のカメラマン、閑散期の1月に去年の撮影を振り返る)

          2021年思い入れのあった音楽(日本の方々)

          あけましておめでとうございます、かじです。 帰省中のJR大麻駅(おおあさえき)にて列車遅延を食らってます。どうしたもんかいの〜と思い2021ベスト盤を作ることにしました。2021年リリースに限らず、今年よく耳にした曲をまとめました。海外勢を入れると曲数が爆発するので、ひとまず日本勢のみで。 1. ストロー / aiko WOODBERRY COFFEE用賀店で働いてたとき、締め作業しながら店の立派なスピーカーで流してました。他の曲も全然かかってたけど、歌ってたのはなぜかこ

          2021年思い入れのあった音楽(日本の方々)

          WOODBERRY COFFEE用賀本店を8月末で離れます

           WOODBERRY COFFEE ROATERS用賀本店から、8月末をもって離れることになりました。ちょっと長くなるので、寝る前お時間あればぜひ読んでください。明日早い方は寝てください。  当時の店長さんに「デザイナー募集してるよ」と教えてもらったのがキッカケ。好きで通っていたお店に、そういう形で携われるなら楽しそうだな〜と勢いで応募したのが去年の11月。そしたら「本店バリスタ兼デザイナーでやりませんか」と社長から予想外のオファーをいただいて、恐る恐る始めたのが今年の1月

          WOODBERRY COFFEE用賀本店を8月末で離れます

          【小説】餃子とサウナ

          その地名に、去年はなんのイメージもなかった。 漠然とおしゃれタウンなのは知っていたが、今や三軒茶屋はサウナと餃子の街だ。 駒の湯という、老夫婦がやっている銭湯。惑星最高のサウナに入り、その足で向かいの餃子屋さんへ。焼きと茹ではマスト。チーズだの黒酢だの、変わり種も含めて制覇する。友達のてっちゃんを誘って、2週間に1回くらいのペースで通っていた。 もともと、サウナは嫌だった。なぜあんな暑いところに自分から入るのか理解不能だった。それでも、今では重度のサウナーである。サウナの

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          【小説】餃子とサウナ

          【小説】「アレクサ、色々やばいね」

          所在なくなって、黒くて丸いホームスピーカーに話しかける。 「アレクサ、色々やばいね」彼は闇の中で青白く光り、答える。 「すみません、わかりません」  素直に言葉を紡げる彼を、羨ましいなと思う。わかりませんと言うことは、不勉強さとそれを引き起こした怠惰の証明である気がする。そうやって、曖昧な言葉を並べてしまう自分の弱さは、ジェフ・ベゾスの作った3,000円以下のAIに畏敬の念を抱かせた。  今日も、ZOOM会議で「はい」しか言えなかった。    未だ嘗て、これほどまでに

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          【小説】「アレクサ、色々やばいね」

          【小説】シャケと途中

          「自分に失望した。もう、呆れた」 北海道から発つ、少し前の日の夜。 初めて入ったススキノの飲み屋で、先輩はそう言った。 先輩は才能に溢れ、素晴らしい作品を作る人だ。 勘と勢いで吐くまで走ることしか知らなかった自分に、ものづくりの基礎を教えてくれた人だった。 そして、絶望的に朝に弱く、待ち合わせをよくすっぽかす人だった。 彼が何に絶望していたのか、今となっては思い出せない。 現状、元気にしているのが遠くに居ても伝わってくるからだ。 でも、その日はひどく落ち込んでいる様子で

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          【小説】シャケと途中

          人生で大切なことは、田中賢介に教わった。

          2006年って何があった年か、覚えているだろうか? KAT-TUNがReal Faceで華々しくデビューし、ポルノグラフィティの心は空を裂く号令を聞いたあの頃。 北海道では、ファイターズが日本一になった。シーズン開幕直後にSHINJOが引退を宣言し、その勢いのままレギュラーシーズンを勝ち抜いて、プレーオフでホークスとの歴史に残る死闘を制し、日本シリーズでは4勝1敗と黄金期のドラゴンズを圧倒した、あの年。 野球をやってもカメラの前に立っても超一流のSHINJOの眩しすぎる

          人生で大切なことは、田中賢介に教わった。

          地の利(東京の場合)

          東京に住んでいると、 すごく遠くに感じていた写真家(濱田英明さん)に会えちゃったり、中学生当時「自分しか好きじゃないのでは?」と思っていたバンド(BUMP OF CHICKEN)が超メジャーであることを実感できたりする。渋谷駅の改札を抜けてヒカリエに向かうまで、柱がバンプにジャックされてて、ちょっと感動した。 濱田さんの写真集を拝見して改めて感じるのは、「写真を上手く撮ることと、写真をまとめることは別の能力」だということ。素晴らしい写真家は、どちらも抜群。梶はどっちもまだ

          地の利(東京の場合)