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子どもの詩

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自分の子どもに育てられている大きな子どもの詩です。 子どもの掛けがえのない今を残しておきたいから作ります。いつかのあなたに届くといいな。
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#写真日記

地震

地震

「ジシンデス じしんです 地震です」
耳をつんざくアラームの音
あなたは突然のことで何が起こったか分からなかったよね

あなたは絵本の前で、何か眺めていた
あの時あなたは私から少し離れた場所にいた
そして固まっていた
そのあなたを抱きかかえて
私は寝室に駆け込んだ
すぐにパパがドアを閉めて
あなたはパパと私に抱きかかえられて
苦しかったんだろうけれども
少しも動かなかった
されるがまま
なすがまま

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二台の車

二台の車

あなたのポケットに入っている二台の車
疲れてベンチから動かないあなただったけど
「車に綺麗な景色を見せてあげよう」っていったら
駆け出したね

車は景色なんて見られないなんて信じていない
それはあなたにとって嘘じゃなかったから
私も嘘じゃなかったよ

あの車は喜んでいくれたかな
きっと綺麗な景色が見たかったんだろうね

大事なもの

大事なもの

小さいトラックの荷台にのせる何か
それは砂だった
そしてにドングリの殻になることもあれば
桜が散った後に残る何かや
桜の新芽にもなった
他には石

それを全部私に押し付けて
あなたはどこかに走っていった
追いかける私にはあなたしか見えていない
そして思い出したように
トラックの荷台の何かを確認しに来た

私がそれを落としたと知った時
あなたは飛び跳ねて怒っていたけど
あれがあなたにとって
本当

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あなたと一緒に見る景色はいつも違って見える

あなたと一緒に見る景色はいつも違って見える

ここに入るのはちょっと勇気がいるな
あなたは気にせず
どんどん進む
あなたを見失わないように
私は勇気を出して入ってみる
あなたが進んでいく道から見える景色は
いつもと違う景色

マスクを外すあなた
私はそれをいつものように止めようとした
確かにあなたが進む道には
誰もいない
こんな暑い日にマスクなんてつけていられないね
そんなあなたの正しさに
私はいつも目を見張る

綺麗な音楽が流れてきた

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いつもありがとう

いつもありがとう

私があなたのことを好きだからって
何もあなたまで私のこと好きにならなくてもいいんだよ
好きになってくれるのは嬉しいけど
あなたが好きじゃなくても
私はあなたのこと大好きなことには
変わりないんだからね

私はあなたに多くの人に愛されてほしい
私があなたを愛することは自然なことで
それはあなたにとって特別なことではない
私はあなたが私ではない誰かの特別になるのが嬉しいんだ

でもそうはいっても
やっ

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お名前は

お名前は

お家にいる時
私はあなたをボーイと呼ぶ
パパはパオって呼んでくるね
これはね、愛称っていうの
あなたが可愛くてそう呼んじゃうんだよ

そうだね
確かに勝手な名前つけて呼んでいたのは悪かったけど
名前を聞くと
麺って答えるのは
やめようね

ねんね

ねんね

あなたが左を向いて
私が右を向く
向い合って寝ると互いの息が被さって少し苦しい
本当は左を向きたい時もあるんだけど
あなたが寝るまで私は待つよ

怖い時は私の顔にあなたの顔がくっつけられる
少し苦しいけど
あなたのために少し我慢
あなたは私の頭の上に頭をのせることもあるよね
それは痛い
それに重い
けど我慢

その腕枕
あなたは当然のようにやってみせるけど
私はあなたの腕を潰してしまわないように

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