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【育児】息子、2歳半。こんなに頼もしい男だとは思わなかった


こんにちは。シングルマザーのれいこです。


私はシングルマザーを名乗っている通り子どもがいます。2歳半の男の子です。よくブログにも登場します。


この子とは生後2ヶ月から二人で暮らしています。
1歳になる前には離婚をしました。


と、事実だけいうとこんな簡単な2行で終わってしまうんですが。



実は「山あり山あり」で登る山しかないな私の人生????と不満に思うぐらいには追い詰められていました。


「今後どうしよう」なんて考えて落ち込んでる暇もないくらいに目の前の息子や、人や、仕事と向き合ってきました。



どうしようって言ってたって苦しい現実は変わらなくてとにかく必死でした。



そんな必死だった自分へ向けて、2年経ったから気付けたことがあったので「お前の息子頼もしいぜ」を伝えたい。



乳児を抱えて人生がうまくいかないと感じてた過去の私、子を持つことが怖いと思ってた過去の私へ向けて。



そして珍しくも同じような境遇の
あなたがもしいたら、あなたへ。




悲しいときはとことん悲しんでいい


「いいママでいたい」そんな気持ちもありましたが、私には目標がありました。「息子が小学生になるまでには500万円を稼ぎたい」です。私が住んでいる札幌の平均年収よりも高い数字。目標高すぎ?頭悪そうですよね。



でもそのくらいお金がないと、ひとり親の子どもにしてしまった息子に顔向けできないんじゃないかと思っていました。ひとり親というと、「貧困」のイメージがついて回るからです。



そんな風にしたくない。
息子が好きなことに挑戦できる環境を作りたい。




私が育った環境は中流階級と言われる家庭だと思います。ただ、3人の子がいて大変だったようで「お金がない」とよく聞かされてました。そして男男女の3人兄弟の末っ子で、甘やかされて生きてきました。



お金があれば昔の私みたいにやりたいことを押し殺すことなく挑戦することができるかもしれない。だから稼ぎたい。なのに私は、少し誰かに甘えたかった。



なんて自分は非力なんだろう。

自分で産むと決めた
我が子を守ることもできない自分。



「しっかりしなきゃ」そう思えば思うほど、苦しくなりました。発信から離れたのだって、周りを見ればなんだか幸せそうに見えてしかたなかったからです。


成功している、もしくは成功しそうな人はもう素敵な誰かと一緒にいることが「当たり前」で。私にもあったはずの「当たり前」を自分で手放したことに後悔はないはずなのに。



こんなに優しい人たちがいる世界なのに、
私にいていいよ、と言ってくれてたはずなのに。私は受け取ることができませんでした。この孤独感をあなたは知らないんでしょう?と心の中で毒づいていました。



けどそんな本心なんて周りには出しません。本音を隠すプロなんですからこっちは。卑屈に生きてきたから、卑屈に生きていく。そんな道しかないと思ってたけど、どうしても「変わりたい」と願ってしまいました。



発信をしていなかったらシングルマザーなんてこと、近くの友人にしか伝えていません。今でこそ当たり前に名乗っていますが、昔から使ってるSNSやLINEのアイコンは子どもの写真を使っていません。



使えないんです。自分では。こんなにも息子を愛おしく思っている自分がいるのに、父親がいない子どもにしてしまった罪悪感をうっすらと感じているんです。うっすらなんて言ったら「もっと罪悪感感じろよ」とお声も頂きそうですが、うっすらでも確実に私の心の中にはいるんです。



知らない人だから堂々と晒してるのです。
そして私をよく知ってくれてる人だから、晒すのです。



それ以外の人たちに知られたくないんです。悲しかった過去を、暇つぶしの噂の一つにされたくない。そこから起こる憶測なんていいものが出てくるわけもない。



発信に戻った当初は、シングルマザーとして一人でどうやってやりくりしてきたのかを言語化して誰かに届けようと思いました。必要な人がいると知っているからです。私だって今の経験を知っていたら、過去あんなに泣かないで済んだのかもしれない。



けど、まだ悲しいんです。



個別に聞かれたら答えられるだろうけど、自分からわざわざ引っ張り出して他人に伝えるには、まだ時間がかかりそうです。私も生きてる人間で、気持ちの処理をそう簡単にできないみたいでした。


ここまでつらつらと感情をぶつけてしまってごめんなさい。何が頼りになるんや、って感じなんですけど長い前置きを経てお伝えさせてほしい。これだけは、過去の私に届けたいから。



0歳を育てる私へ


お元気ですか。私は今2歳半のあなたの子を育てています。考えたくもないでしょう。明るい未来があるだなんて思えないですもんね。目の前の現実をこなすことを「逃げ」だと思っているでしょう。


だって、本当はいろいろ考えなくちゃいけないことが山積みで、それが解決してないのに子育てばかりしてる。子育てを免罪符に、それでいいと思ってる。そんな自分にイヤになっていることだと思います。


ここで驚くべき事実をあなたにお伝えします。


それでよかったんです。なんと。


「計画性がないことが自分のダメなところだ」と、この機会をきっかけに先のことを考えようと思ってるはずなんですが、そんなことしなくて大丈夫でした。なぜなら息子が支えてくれてるからです。



必死で子育てや人間関係、仕事に走ってきたあなた。ひとりだと思っていたでしょう?違ったんです。いつもいたんですよ、小さい人間が。今はまだ喋りませんよね。彼の気持ち、分かりませんよね。


けど2歳を超えるといきなりワーーーっとおしゃべりするようになります。ほとんど数字のことばかりなんですけど。昨日の保育園帰りも数字の歌を高らかに歌い上げていました。



この小さい人間、「自分が全部面倒をみなきゃ」って思いますよね。



0歳はそれでいいんです、何もできなくても愛おしさでいっぱい。けど2歳になったらおしゃべりだけじゃなく、自分でなんでもしたがるんです。保湿クリームだって、ヨーグルトを食べるのだって、靴を履くのだって。



そして、教えてくれるようになるんです。


「ママ、お風呂できたよ」

本当だ。給湯器が鳴ったみたいだね。私も聞こえてますが、そんなことはどうでもいいか。

「ママ、お水ないよ」

本当だ。加湿器の水マークが赤くなってる。これは水がないってことだ。入れないとね。

「ママ、ゴミある?」

あ、あるわ。朝に捨てないと。よく覚えてたね。

「ママ、ちかちかしてるよ」

本当だ。保育園に行くまでの信号、ちかちかしてたら渡れないね。あっち行こうか。

「ママ、とりさん、ねんねだわ」

本当だ。鳥さん、いつもならこの辺にいるのにね。今日は寝てるのかな。




ゴミ捨てから給湯器、鳥さんのことまで彼は完璧に把握している。私より仕事が早い時だってある。夜はなかなか寝ない。けど、たくさんお話をしてくれる。


「ママ、ねんねしてるの?」

・・・。

「ママ、めがね、あぶないよ」

あ、本当だ。メガネかけっぱなしで寝ようとしてた・・。

「ママ、でんき、消すね」

あ、頼むよ。助かるよ。

「いてくれてありがとう、ちんちん」

うん。

「いてくれてありがとう、ちんちんww」

ちんちん。

「いてくれてありがとう、ちんちんwwwwww」

ちんちん。

「・・ママ、いてくれて、ありがとう」

いてくれてありがとう、はるま。
はるまがいるからママいつも楽しいよ。
ありがとう。

「ママ、おやすみ」

うん、おやすみ。今日もありがとう。
また明日ね。



ちんちんという言葉が大好きな息子は自分の下半身にありがとうとたくさん伝えている。私のことをちんちんだと思ってるのかと震えてたけど、自分の股間を叩きながら言ってたので下半身に感謝を伝えているみたいだった。



その後に私。私にもいてくれてありがとうと伝えてくれる。ちんちんで台無しになってしまった感じはあるけど、これも彼の個性なのだ。





忘れて寝てる時にママがメガネをしてると危ないと知っていて、外してくれる。優男なのだ。電気も消してくれる。



ほんの一部の会話だけど伝わったかな、
0歳を育てる私。



その小さい人間は、確かにあなたと過ごしている。あなたを見ている。
あなたを支えようと、声をかけてくれる。


だから全部頑張らなくったっていいのだ。


全部頑張るよりも、目の前の小さい人間がたくさん笑うことがあなたの人生にとって豊さをもたらしてくれる。それが全てじゃないけど、確かに満たされる気持ちがある。笑うだけで。笑いの効果は絶大なんだよ、知ってた?



今は孤独で辛く感じるかもしれない。
けど、あなたは確かにその日々を過ごして、一緒に成長している。


いろんなことを考えすぎて辛くなるくらいなら、
目の前の現実だけ見ていればいいじゃないか。



お金が心配。将来が心配。いろんな心配はある。
けど、それにばっかり目を向けて今の愛しい時間を無駄にするほど、後悔することはない。子どもが「ママ」と寄ってくる時間は限られているのだから。



その限られた時間で、
限られた自分の愛情をたくさん注ごう。


それだけで大丈夫だった。
だって息子も私も笑ってるから。



それ以外に、誰かに認めてもらう理由なんて考えなくていい。「これでいいのかな」と思いながらでも育てたあなたの愛は、確かにその人間に届いているから。



たくさん愛そう。
あなたの愛を一番ほしい人は、
目の前にいるから。



私もこれからどんどん息子を愛していく。
いつか離れるその日まで。限られた時間の中で少し離れつつ、くっつきつつ、距離感を考えながら。



私がどんな人か気になったら配信も少しずつしていく予定なので、よかったら見にきてね。うふふ。



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