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就職、転職。いくら準備してもうまくいかない理由


こんにちは。シングルマザーのれいこです。


私はとにかく失敗したくないです。


だって失敗したときつらいもん。失敗したくないのにたくさんの失敗をしてきました。なんで?私ってば、脳が足りてないのかしら?



失敗したくない私は、就職する前に「準備」をめちゃくちゃします。けど、準備をしたところで全てはカバーできないんだよね。



1人で勇気が出せなかった私の体験談。1人で勇気が出ないあなたへ向けて。もしくは勉強をしすぎる、優秀すぎるあなたへ。



職業訓練を受けても消えない不安



初めての転職の時はまず職業訓練で簿記を学び資格を取得しました。



けれどそれではまだ足りないと感じて就職応援事業に参加します。週5日7時間通えばアルバイトくらいのお金がもらえて、社会人基礎力というものが学べる事業でした。



ちなみに転職応援ではなく、就職応援です。



そこには就職したことがない人たちや、非正規で働いていて悩んでいる人たちが集まっていました。私は就職をしたことがあります。つまり私は対象ではありません。



でも「準備が足りてない」と思った私は、面接で「私、この事業受けたいです・・めそめそ・・」といきなり泣き出しました。



大人が3人くらいで怖い顔しながら面接してたので怖かったってのもあったんですが、この事業を落ちてしまっては自分でどうやって就職をしていいかわからない、お願いだから私を助けてくれって気持ちでした。



大人たちは困惑です。この子は3年の正社員経験があるのに泣きながら自信がないというのですから。「君には必要ないと思うけど・・」そんなことを言われながらも、私はその事業へ潜り込むことへ成功しました。



就職応援事業へようこそ、社会は厳しいぞォ・・


そして学ぶのです。社会人基礎力を。思えば、気持ちを文字にする習慣はここで培いました。毎日授業が終わった後に「プリントに7割は書いて今日の感想を提出しなさい」と決められていました。



この時書いてた文章なんて「今日のお話は、とても大事なんだと感じました。」みたいな、小学生の方がよっぽどマシな文章を書いてるレベルのアレです。私はとにかく文字を書くのが苦手でした。



何を書けばいいのかわからないんです。24歳、これ意味あるの?って思ってましたが5年後の今では必要な出会いだったのかもしれません。



そしてどんなことを学ぶのかというと、「社会はいかに厳しいのか」という話です。



北海道の正社員率が下がっているという話、君たちがやりたいと思うような仕事ができるとは限らないという話。時代が変わってきたという話。




そんな世の中でどこの会社でも使える能力、それが「社会人基礎力」だと定義して学ぶことになります。

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。

経済産業省

(お仕事に悩んでたら参考にしてね)



とは言っても、きっと人間関係をそんなに避けてなかったら必要なさそうな知識だったように思います。私はチームで動くことが苦手でした。1対1が落ち着くのです。衝突はしなくても、人間関係のストレスを内側に抱えていました。



そして「スッゲェ・・社会人基礎力って大事やん・・これだわぁ・・」とふむふむ学び、ジョハリの窓でグループ内の人からフィードバックを貰いました。

(検索したら見つけたので良ければどうぞ)



確か協調性があるね、とか評価されてた気がしますが、みんなどうやって評価したらいいのか悩んでいてあまり参考にならなかった気もします。



これは国の事業でした。なので学んでいてもお金をもらえる、そんな仕組みになっていました。そして帰ってからは知らないことをたくさん知るために本を読んでいました。




職業訓練と就職応援、読書。この期間、約半年。自分が思うできることはやり尽くしたと感じました。


「資格も取ったし国の事業も受けたし私、
昔の自分より断然知識ついてる!よかった。

これだけやったんだから、私もう
みんなと同じように社会で働けるんだよね。」


満を辞してそこで紹介された会社に面接へ。



面接は営業担当が連れて行ってくれるので安心そうですが、私は緊張しました。



「なんか変なこと言ってしまわないか・・?」と不安になってしまい、結局営業担当と採用担当とでほぼ会話させ、私は地蔵になりました。



その時の営業担当は「僕の給料まじで安いんですよ。こんなに働いてるんですよ?んまぁ上の連中(役員たち)が定年になったら僕が上になれるから、それまでの辛抱なんですけど。でもやってらんないっすよぉ本当」



仲が良かったらしく私の面接で大いに愚痴っていた。「これは何か意味があるのか・・?!」と真剣に愚痴を聞いていたけど、本当にただの愚痴だった。何もない。



そしてそんな面接で採用された。わお



OLとして生きていく準備はめっちゃしたのに



そして「これまで自分は頑張ってきた、この知識があれば大丈夫!」と自分に言い聞かせてスーツを着て行った仕事初日。



私の先輩は一つ年上だった。この人が仕事を辞めるから私が引き継ぎで採用された。



仕事仕事・・と思ってたら先輩にランチに誘われた。ランチ。OLじゃん。私、OLになったじゃん、すごい。



そして降ってきた忘れられない地獄の話題。
「この事務所内で誰が一番かっこいいと思う?!?!」


誰が一番かっこいいと思う・・?
誰が一番かっこいい・・・?
誰が・・・・・かっこいい・・?



分からなかった。採用担当しか顔を覚えてない。確かに挨拶した人はいたけど、まじでわかんない。採用担当としか言えなかった。



この彼女は私が住んでた世界にはいないタイプの人だった。とってもキラキラしていた。私はおしゃれが好きでもキラキラはしてなかったので、「はぁ」とか「へぅ」とか、気の抜けた返事しかできなかった。



ちょっと洗礼は受けたけど、彼女は退職する人なのですぐに去って行った。



そして私と同じ時期に上司が入れ替わった。前の上司はオーダーメイドスーツをビシッと着て言葉数も少なく、スマートな出来る男みたいな雰囲気の人だった。挨拶だけさせてもらった。




一緒に働くことになった私の上司は、高校卒業後アメリカで寿司職人として働いてた経歴を持ち、さらには何をやらかしたのか知らないが獄中生活の話をとても楽しそうに話してくれる陽気な関西人だった。



「あんな、訴えられても『知らないです』って言やぁいいんや。何も悪いことしてないで?だって俺悪ないもん」



そもそも聞いてない。私からしたら極悪党に見えたが、この人が上司なことも一つの洗礼かと思い込んだ。けど、相性最悪だった。業務がキャパオーバーなのもあって普通に病んだ。


最悪なりにも周りが優しかったのと、私も「この人はそういう人なんだ」と受け入れられたので、その後は冷ややかな目線を送りつつも普通に働いた。なんだかんだ開き直って仲良くしてしまった。




いくら準備したって、氷山の一角に過ぎない



私の過去のくだらない話に付き合ってくれてありがとう。私は「自分が思う」準備をこれでもかってくらいやった。しかし、知れば知るほど、知らないことが出てくるから準備が全然終わらなかった。



学んでいる時間は誤魔化しが効くけど、ふっと顔を上げると何もない自分が鏡の中にいる。こんなに準備してるのに、なんだか不安げに。



そして怖くなって、動けなくなった。




職業訓練に通ったのだって、「これで大丈夫だ!」と思ったからだった。就職応援に行ったのだって、「これで大丈夫だ!」と思ったから。




誰かに「これで大丈夫ですよ」って言って欲しかった。けど大事なのは自分でもう大丈夫だよ、と教えてあげられること。



けどそんなことできないから悩んじゃうんだよね。迷っちゃうし、ここまで文字をみてくれたあなたならきっと近しいものを感じてくれたんだと思う。



そこで私が根本的に変われたのはコーチングというか、信頼関係のある対話だった。準備ばかりしていた自分だったけど、ここを経て新しいことを踏み出していける自分に変われた。



別に全人類がコーチをつけてるわけじゃないし、自分のやりたいこと、いきたい道へ自分で行ける人はコーチは必要ないのかもしれない。



でも私はそうではなくて、いつもうじうじ悩んでいた。「学べば変われる」と信じてたくさん学んできた。もちろん変われたので、いい経験だった。



けど本質的な化学反応は対話でしか生まれないんだと思ってる。ある日友達と話した一言かもしれないし、母親との一言かもしれないし、職場の人の一言かもしれないんだけど。



そんな化学反応に出会ったときに「たしかに!動いたろ!」と思える自分を作るのがコーチングなのかな、って。私がそんな経験をしてきたから。



もし1人で考えすぎちゃってるかも?と思ったら連絡してみてほしい。私からあなたへ、伝えられることであなたの中に新しい違和感を残せるかも。



違和感をどう使うかはあなた次第なので、もし気になったらどうぞ。 つ🍵


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ありがとうございます。味の素の冷凍餃子をきゃぴるんるん食べます。