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目を閉じても、夢は眠らない。

――最近あんまり夢を見た記憶がありません。眠る直前まで夢を見ているから、寝ているときは脳が受け付けていないのかもしれません。目を閉じても、瞼の裏に、まだ辿り着いていない未来が流れてくるんです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「目を閉じても、夢は眠らない。」というテーマで話していこうと思います。

📚黎明

5月21日(日)に開催される文学フリマ東京36に、僕は出品者として参加し、最新作『夜明けのうた』といううた集を販売しました。

詩のような、歌詞のような、うた。中学時代から400以上の作品を綴ってきた僕が、20作品を厳選して1冊の本に仕上げました。1日の終わりに1作品をじっくり味わう読み方がおすすめです。眠る前のあなたに小さな革命を起こしたい。ステキな夜明けを迎えてほしい。そんな願いが込められています。

イベント当日まで収録作品の魅力や思い出話について記事にしていましたが、今日でそれも終わり。最後のうた、「黎明」について物語っていきます。

「黎明」とは「夜明け」を意味する言葉で、僕の名前、横山黎の「黎」の由来でもあります。今日は僕の名前の話から始めましょうか。



📚「黎」という名前の由来

僕の名前は父親がつけてくれました。父方の家計は、いつからか名前を漢字一文字にするというルールが生まれたらしくて、僕の名前を考えるときも、漢字一文字にしようという流れになったそうです。

そこで父親が思い付いたのが「黎」という名前です。

物事の夜明けを大切にしてほしい、そして、何かを始める人、創る人であってほしい。そんな願いが込められているのです。


それを知った日から、僕の意識は変わりました。

選択や判断に迷ったとき、その道を踏み出した第一歩を振り返るようにしました。初心に戻ることで、忘れてはいけない大切なものを思い出し、自分の力に変えることができるんです。

また、いつだって僕は創る人でいたいんですよね。他人よりも少しだけ得意だから物語を書いたりしているけれど、僕は本来「創ること」が好きな人。絵も演劇も音楽も動画も空間も、僕の興味の対象なんです。

多分今でも無意識のうちに、その名前に込められた願いを叶えるように生きているんだと思います。物事の始まりを大切にしたいし、何かを始める人で在りたい。その姿勢を貫こうとしているんです。


📚目を閉じても眠らない夢

最近あんまり夢を見た記憶がありません。眠る直前まで夢を見ているから、寝ているときは脳が受け付けていないのかもしれません。目を閉じても、瞼の裏に、まだ辿り着いていない未来が流れてくるんです。

映画のようにきらきらしたシーンが流れ続けるんです。

枕の上でいくつも上映したその映画のうちのいくつかは、現実で再現することができました。僕の生きる活力は、眠る前のあのひとときにあるんです。あの映画を、どうにかして現実の世界で完成させる。それが僕の生きていく理由なんだと思います。

目を閉じても眠らない夢が夜明けるまで、どれだけ時間がかかったとしても追いかけ続けようと思います。きっといつか夜明けが来るはず。なんてったって、僕の名前は「黎」ですから。きっと夜明ける未来が保証されているはずです。最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230521 横山黎



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