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習慣化したいなら「if-thenルール」

――最近何かで知ったんですが、「if-thenルール」と呼ばれるものがあります。ピーター・ゴルヴィツァーという心理学者が提唱した実行計画のことで、習慣化の王様という呼び名もあるくらい、効果が見られるものです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「仕事上達のためには『見える化』と『習慣化』」というテーマで話していこうと思います。


📚バイトの上司と面談

昨日、バイトだったんですが、その中で上司の方と面談する機会がありました。今日はそのときの話を整理すると共に、今後の仕事に対する向き合い方について考えてみようと思います。

かれこれ一年半になりますかね、僕は結婚式場でバイトをしているんです。料理やドリンクのサービスをしたり、館内の清掃をしたり、仕事内容は様々です。施行ごとに与えられる仕事内容が変わるので、いろんな経験ができるメリットがあります。

さらに、僕の勤めている会社では、他の会社では社員がやるような仕事をバイトがやることもあるんです。結婚式まわりの進行、披露宴周りの進行などがそれにあたります。僕はドリンクをつくる仕事をすることが多くて、バーテンダーのような役割を担っていたんですが、去年の終わり頃から前者、結婚式まわりの進行をする仕事を任せられているんです。

バイトスタッフだけでなく、キッチンさんやプランナーさんと連携して、披露宴を無事に進行していくことが求められるんです。


以前にも話しましたが、本出したり、賞取ったり、ビブリオバトルで全国大会に行ったりしていて、光があたっているようにみえる僕だけれど、実は別に大したことない人間。自分の身丈以上の自分を見せることが上手だし、かつ不注意な性格なので、披露宴の責任者なんて大役を務められるほどの人間ではないんです。しかし、単純に仕事内容に興味があったし、誰でも任せられるような役割ではないので、自分を磨くためにも挑戦してみようと思ったんです。

ただ、やってみれば案の定、いや、想像以上に難しい。みんな言うけれど、披露宴の責任者はいってしまえば嫌われ役で、時と場合によっては他の人に無理を言わなければいけないんですよね。

その場で適切な判断をする力が僕にはまだまだ足りないし、イレギュラーが発生したときの対応の仕方にはやっぱり迷ってしまう。

そんなこんなで打ちひしがれそうになりながら毎度仕事と向き合っているわけですが、昨日、上司と面談する時間があったんです。これは僕だけでなくて、バイトスタッフ全員が経験するものです。半年に一度くらいの頻度で行われる恒例行事でした。

いろいろ仕事の悩みを打ち明けて上司から言われたことは、大きく分けて2つでした。「見える化」と「習慣化」です。


📚やるべきことを「見える化」

やるべき仕事が増えればそりゃその分忘れてしまう確率も上がるわけで、自分のタスクはいくつあって、今までにいくつこなして、これから何をしなければいけないか、全て頭の中で整理するのは容易じゃありません。僕みたいな青二才はなおさら。

ならば、やるべきことを可視化して、それを順番にひとつずつこなしていくのが間違いない道なんですよね。

僕も不注意なことを自分で分かってるから、キッチンに備え付きのホワイトボードに書くようにしているんですよね。ちなみにそれをしても忘れることがたまにあるので始末に負えないんですが、そのおかげで当初よりミスは減った印象はあります。

ただ、可視化しないタスクをやっているとき、忘れてしまっていることはあるし、あるいは想定以上に時間がかかってしまうこともあります。

午前の施行が終わり、午後の施行の準備をしなければいけないんですが、ここは時間の問題なので、迅速かつ精確な立ち回りが求められます。そして、それを取り仕切るのが、僕の役割でもあります。

面談した上司の方からいわれたのは、そのときのタスクも可視化してみれば?とのこと。その方自身、ブライダルの世界に入りたての頃は施行の度に資料の裏にタスクを可視化して、ひとつずつこなしていっていたらしいので、見習おうと思いました。


📚習慣化したいなら「if-thenルール」

それから「習慣化」。

僕らが家を出るときに鍵をかけるのは、玄関の扉を開けて閉めたときに毎回鍵をかけることを意識するからじゃないですか。というより、意識しなくても行為に及ぶくらいに習慣化しているじゃないですか。

習得したいものがあるなら、それを習慣化できるように設計する必要があるというわけです。

これをしたら、これをやる。

きっかけをちゃんとつくり、そのきっかけでどう動くのかを決めておけば、迷うことも忘れることも少なく済むわけです。時間の短縮にもつながります。


最近何かで知ったんですが、「if-thenルール」と呼ばれるものがあります。ピーター・ゴルヴィツァーという心理学者が提唱した実行計画のことで、習慣化の王様という呼び名もあるくらい、効果が見られるものです。

「if」は「もし」、「then」は「そしたら」という意味の通り、「もしAをしたら、そのあとにBをする」というルールを決めておくのです。このルールに従うことで、自然と習慣化が実現するのです。

さっきの例でいえば、Aが「家を出る」、Bが「鍵をしめる」ですね。

その他にも、お風呂から出たあとは読書をする、とか、寝る前に歯磨きをする、とか、日常レベルでもif-thenルールは十分に効果を発揮するのです。というより、無意識のうちにスールに従っていることもあるのではないでしょうか。

これをバイトにも適用するということですね。自分の仕事の中で毎回変わらないことは、if-thenルールを意識して忘れずにこなしていく。イレギュラーなことは、ホワイトボードに可視化して、それを目にするルーティーンをつくり、徹底する。そんなことを意識するだけでパフォーマンスは変わるのかなと思います。

いずれにせよ、僕にはまだできることしかないので、言われたことをその通りこなしていこうと思います。ちょっとしんどい時期が続くけれど、もうちょっとふんばってみようと思います。多分、その先にやりがいが待っているはず。最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230206 横山黎



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