#20 理学療法士の独立を掘り下げる。
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#20 理学療法士の独立を掘り下げる。

Y.Nishikawa

 GW中、過去のブログを読んでくれた方と知人の紹介で知り合った方それぞれから「PTの独立について意見を欲しい」と相談があった。それは独立したPTに聞くのが良いのでは?と思いながらも、僕なりに答えたことをここにも書いてみよう。

ー POINT ー
 ■ どうなりたいかで、難易度もやることも変わる。
 ■ 経営は、周りが言うほど難しくない。
 ■ 本業を磨こう。

■ どうなりたいかで、難易度もやることも変わる。

 最初に、独立したいPTが頭の中で描いている「独立してこうなりたい!」というイメージをはっきりさせる。3つに分類してみたが、僕は、どうも多くのPTが、最初の難易度の1番高いパターンを目指し過ぎていると感じている。。

【こうなりたい!①】難易度)★★★★★
“病院で解決しなかった悩みにも応えられる技術を身に付け、それを売りにしたい。どこに行ってもダメだったのに○○さんのお陰で良くなったと患者さんから感謝される。最終的には同じPTから注目されて、技術勉強会の講師やコンサルの依頼が入るようになる。”

 これは正直難しい。なれるのは一握りだけだ。世の中的にもこういう人は一握りで十分なのである。考えてみてほしい。独立したいPT全員がこうなったとして、一体どこにそんな需要があるのか。自尊心は満たせるかもしれないが、そこに行き着くまでに相応の覚悟が必要。まずは、町一番のPTになろう。話はそれからだ。

では次、

【こうなりたい!②】難易度)★★
“普通に地域で身体の悩みや課題を持った人を解決してあげたい。会社を大きくしたり人を雇ったりも考えてない。自分のペースで、自分と家族が食べていける収入を得られればそれで良い。”

こういう人も割と多いのではないだろうか。現実的なラインです。育ってきた愛着のある地域で、自宅の1階など最低限の固定費で始めると良いと思う。ミニマム経営を極めよう。

で、最後、

【こうなりたい!③】難易度)★★★★
“とにかくビジネスとして成功させたい。人も雇用し、組織で課題解決に向き合っていきたい。そして経済的にも豊かさを追求したい!”

 ...口に出して言うのが恥ずかしいのか、同じPTからあまりリスペクトされないからなのか知らんが、そんなに聞かない。でも、①よりもよっぽど実現可能性は高い上、何より多くの困っている人を直接救うことが出来るのがデカい。このパターンを目指すなら、自費リハビリより介護保険領域で事業する方が成功確率は高いとは思います。

以上が「独立してこうなりたい」3パターンでした。近いものはありましましたか?

■ 経営は、周りが言うほど難しくない。

 次は気になる経営について。独立したPTから「経営は大変だよ」と助言されるかもしれないが、僕はそこまで心配しなくても良いのかなと思っている。そもそも人は、自分がやってきたことをすぐに過大評価するし、独立の支援を商売にしている方も多いので、そのへんを割り引いて評価した方が良い。

 また、巨大組織を運営してるわけではないのに、マクロのことを意識しすぎたり、Global企業の経営を意識しすぎる傾向がある。はっきり言って、Localの小規模企業がマクロのことを考えて商売をする必要はない。

 財務諸表など経営の勉強も大事だが、複雑な商売ではないし、1期目の決算書なんて超シンプルなので、経験しながら一つ一つ学ぶスタイルでOKである。勉強せねばと変に構えてセミナーに高いお金を払う必要は、個人的には無いと思います。

■ 本業を磨こう。

 最後に、独立したら本業を磨くことに、最も多くの時間と情熱を注ごう。特に【こうなりたい!その①】を目指すと、途中から、同業者の支援やアカデミックな方向に情熱が向けられがちです。本業で成功していない人が、他人の支援や講師をしても、その人はそれで稼げて良いかもしれませんが、世の中にとって価値があるとは、僕はあんまり思えないのです。やっぱり本業での成功を、まずは目指すべきです。

 弊社も、生活期における片麻痺の歩行改善を目的にした沖縄脳卒中リハビリセンターを運営している。回復期病院で10年経験を積んだPTが、日々学び工夫しながら段々形になりつつあります。是非とも今後のホコトレにも注目してほしいと思います。facebookでも日々発信しています。

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Y.Nishikawa
株式会社ベストライフ代表取締役 1984年 大阪府生まれ| 2008年 就職のため東京へ| 2013年 沖縄へ移住し創業今に至る| リハ特化型通所介護のリハビックスを9店、沖縄脳卒中リハビリセンターホコトレを2店運営しています。