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Waking Dreams(改訂版)

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2020年のオンライン個展期間中にアプリ「ArtSticker」内で更新を続けたファンタジー私小説改訂版。
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「心地良い憧れとその消費期限」改訂版

「心地良い憧れとその消費期限」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

心地良い憧れとその消費期限

「だからね、こういう体型の人は現実にはいないんだって」

男が何かを話すたび、わたしはいらついた。

二人は小さな部屋の中。
男の視線の先には、小さなキャンバスがあった。
それは、わたしが描いた絵。
顔面がドレープカーテンで覆われた女の絵だ。

男は絵にあれこれと難癖を

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「濁った星、生き残る道」改訂版

「濁った星、生き残る道」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

濁った星、生き残る道

3年くらい前だった。

ショッピングモールを歩いていると、少し離れた場所で人が倒れるのが見えた。
可愛らしい服装の若い女だった。

わたしは動揺しつつも、近付こうとした。

ところが、一瞬にして彼女の周りには人間の壁ができてしまう。
皆何かを話すわけでもなく、ただだんまりとし

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「新種の妖怪」改訂版

「新種の妖怪」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

新種の妖怪

「生まれ変わったら何になりたいですか?」

唐突なこの質問に、わたしの頭の中ではこんなことが繰り広げられていた。

***

子どもの頃、
「生まれ変わったら絶対鳥になって自力で空を飛んでやる」
と思っていた。

しかし、大人になるにつれてその願望はだんだんと薄れていった。

特に、群

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「未来の自分とご対面」改訂版

「未来の自分とご対面」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

未来の自分とご対面

どことなく自分に似た顔立ち・背格好・雰囲気の人。
厳密に言えば、ちょっと歳をとった「自分のような人」。

人混みの中で、そういう人をやたらと見つけてしまう日。

わたしはたまに、そんな日に出くわした。
そして、そのたびに何故か心が躍るような気持ちになった。

ある駅のホーム。

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「婦人の編んだ髪」改訂版

「婦人の編んだ髪」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

婦人の編んだ髪

ネジバナ ネジリバナ モジズリ
学名:Spiranthes sinensis var. amoena
ラン科ネジバナ属。
多年草。
花言葉は「思慕」。

これは、わたしが世界で一番好きな花。

ランの形をした小さなピンク色の花が、茎にくっ付くようにして螺旋を描きながら咲く。
素朴で

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「記憶のペンダント」改訂版

「記憶のペンダント」改訂版

※こちらは、2020年7月のオンライン個展内で発表したファンタジー私小説に修正を加えたものです。

記憶のペンダント

物理的に所持できないタイプの宝石がある。

そんなもの信じられないって?
でもあるんだよ。
見てみたいと思わない?
見たかったら、自分で手に入れるしかない。

方法は意外と簡単。
まずは心の中に記憶の宝石箱を作ること。
そして、その中に閉じ込めること。

わたしは綺麗なものが好き

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