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「レイのコミデ」大解剖 ―ブランドサイトプロジェクト

はじめまして!株式会社レイ コミュニケーションデザイン ユニット
人呼んで「レイのコミデ」の舘山です。

はじめまして!と言いつつ、実は2022年にSXSWの記事を書いたことがあります。

他の記事よりいいねが少ないのが些か気になるところではありますが、
そんなことよりも、冒頭は「コミュニケーションデザイン事業本部の舘山です。」から始まっていますね。

そう、当時は「事業本部」だったのです。
それがここ2年でいつの間にか「ユニット」になりました。

「コミュニケーションデザイン」をいつから名乗っているかと言うと、多分10年くらい前、入社してまだ3年目くらいのことだったと思います。
「君たち3月から『コミュニケーションデザイン』ね。社内的には『コミデ』って呼ぶから」って言われたかどうかは定かではないですが、
当時は特に言葉の意味も深く考えることはなく、機械的に受け入れていたことを覚えています。
(もちろん、様々な議論の末に決まった名称だと思います)

あれから10年が経ち、レイも44期を迎えた今年。
本記事のテーマである「コミデブランドサイトプロジェクト」なるものが発足し、僭越ながら私がプロジェクトリーダーとして推進していくことになったのでした。

今回は、そんな「コミデブランドサイトプロジェクト」の取組をご紹介させていただきます。

ブランドサイトプロジェクトメンバー見参!

「レイのコミデ」とは何者なのか

新入社員のころ、先輩にこんなことを言われました。
「この仕事はやりがいがあって面白いけど、何の仕事をしているのか親に説明ができない」

「説明ができない」というのは、秘匿情報を取り扱うことが多いから!という真面目な理由だけではなく、シンプルにこの仕事をひと言で表現することが難しいから、みたいです。

レイは様々な事業展開をしているので、持たれているイメージも様々です。
「レイさんって映像の会社だよね?」「機材屋さん!」「よく編集で西麻布のスタジオ行っていました!」などなど。

私たちも映像もつくるし、スタジオも使うし、機材も手配するので、
あながち間違ってはいないのですが、ど真ん中ではないのです。

では、「レイのコミデ」って、何者なのだろう?

何となくわかっているのだけれど、言葉で表現しようとすると難しい。多くの企業課題解決に取り組んできましたが、自分たちに向き合うことをサボっていました。

「それでよくコミュニケーションデザインだなんて名乗れるね」
ごもっともな意見を頂戴しそうです。

というわけで、サイトをつくる以前に、自分たちを定義することが最初のミッションになりました。

イベントの企画制作をしていることが多いよね。
ショウルームとかミュージアムのデジタルコンテンツが内製できるのが他にはあまりない強みじゃない?
イベントだけじゃなくて、Webコンテンツやプロモーション映像だけを請け負うことも結構あるよね。

定例会やTeamsでコミュニケーションを取り、ああでもない、こうでもないと言い合いながら、出来上がったのがこちらのステートメント。

ここまで言い切れるのか?という日和ってしまうような大層なことが書かれていますが、
「私たちは、心動かす体験価値の設計と実装のスペシャリストです。」
この一文が、私たちが何者なのかを表現しています。

イベントだろうとデジタルコンテンツだろうと、最終的な手段は何でも良くて、とにかく何かしらの体験でクライアントとターゲットをつなぎ、関係性を強めることこそが私たちの姿なのだろうということで合意されました。

ちなみに、ここだけ情報。
このステートメントには隠れ◯ッキーならぬ隠レイが潜んでいます

ここまで約2ヵ月。当初は3ヵ月くらいでリリースできるっしょ~みたいなノリでやっていましたが、クライアントワークだったらもう半泣きレベルの残り時間です。

結局「臨機応変に」計画を修正して、もう2ヵ月の制作期間を追加し、無事7月に第一弾、8月2にすべてのページをリリースすることができました。

ここからはレイのコミデブランドサイト(ver.1.1)を解剖して見ていきたいと思います。

解剖その1 デザインはシンプルに!

「レイのコミデ」ブランドサイトは、原稿や構成はすべて内製していますがデザインと実装の部分は外部の制作会社に委託しました。先方のディレクターやデザイナーの方とのすり合わせで最も苦労したのがデザインです。

まず、「自分たちのカラー」なんて持ち合わせていません。

「レイのコミデ」の前身はオレンジよりのイエローがコーポレートカラーだったのですが、それもいつの間にかレイのコーポレートサイトに取られているし、とは言えなんか新しい色をつけるのも理由が無いし、キービジュアルなんてもってのほか!

というわけで、まあ、無難に白でいいでしょうと。
若干グレー足しましょうかと。
タイポグラフィー中心のサイトになるのはわかっていたので、コピーが引き立つことをデザイン要件としました。

差し色も悩みましたが、結局まっさらなとこに色を乗せるのが俺たちじゃん?となり変化をつけてもらいました。

ちなみに、Valuesまでスクロールすると反転するのは、完全に私のエゴを通しました。理由は、なんかカッコいいから!
自分がやりたいと思ったことができるのは社内プロジェクトならではだし、コミデの社風な気もします。

ついでにロゴもつくりました。
多くの方に「レイのコミデ」を認識してもらえるよう、今後いろんなところで陽の目を浴びせていきたいと思っています。

解剖その2 コンテンツは見やすく!

サイトコンテンツは、紆余曲折あって結局はコーポレートサイトとほぼ同内容のものとなりましたが、トップページでの見え方や、それぞれの下層ページは直感的に捉えられるように気を使いました。
オープンして1ヵ月ほど経ち、想定よりアクセスがあるようで何よりです。

「Works」はコミデの納品実績に特化させました。
ただ悲しいかな。日々本当に多くのプロジェクトを納品している私たちですが、こうやって公の場に出せるのはほんの一部。
いつかもっとたくさんの実績をご紹介したいです。

コミデが独自で開発して商品化しているプロダクトももちろん掲載。
REPEVENT®やSelfie JAM®を中心に、定期的に問い合わせいただいています。

掘り出し物があるかもしれないので、要チェック!

コミデが主催で行っているイベント、「SEED」も気づけば7年で5回の開催。
過去すべてのアーカイブ映像をご覧いただくことができます。
7年前のコンテンツも面白いですよ。

最初は会社の会議室でやっていたのが、最新のSEED5は六本木のギャラリーで行うまでに成長。感慨深いです。
社員のモチベーションにもつながっている、とても大切にしているイベントです。

解剖その3 幻のメンバーページ!

実はやりたかったんだけど、社内から賛否いただき実装を見送ったコンテンツもあります。

例えばコミデのメンバー紹介。
個人的には決まった商品やサービスを売っているわけじゃない以上、人となりが知れた人と仕事がしたいタイプなので、コミデメンバーをもっと知ってもらいたいという思いからパーソナル(コミデアンと呼ぼうとしていました)の紹介と、Worksとの紐づけをしたいと考えていました。
 
大手や同業、あとはカッコいいサイトなどなどを参考にしながら、名前と顔と簡単なプロフィールを出して構成することで考えていましたが、やはり名前が出てしまうこと、紐づいて顔が出てしまうことに懸念を感じるメンバーが少なからずいました。
 
そりゃそうだよね、とも思いつつ、少しでも効果があるならと折衷案も探りながら粘ってはみたのですが、最後まで抵抗感を払拭できず、時間もなかったので今回はお蔵入りに。
 
最初から自由度(人によってローマ字名字だけでもいいよみたいなこと)が用意できていれば、もしかしたら実現できていたかもしれないと、今は少し進め方に反省をしています。
結果は同じでもコミュニケーションの取り方や提案の仕方によって印象やスムーズさが全く変わってくることは何度も経験していたのですが。
 
ちなみに、メンバーページをつくるにあたって社内アンケートを取っていたのですが、結果が結構面白かったです。いつか見せたいと画策中です。

メンバーに限らず、今後どんなコンテンツが拡充されていくのか、ブックマークして要チェックですよ!

解剖その4 なんだかんだ1番チカラの入っているリクルートページ!

レイは400人近くいる企業で、10年以上毎年新卒採用を行っています。しかも毎年30人近く入社。それなのにまともなリクルートページがありませんでした。

近い将来訪れる(もう訪れている?)労働者不足問題に対応するためにも、
そしてなにより学生や転職活動をしている方にもレイのコミデをもっと知ってもらうためにも、無くてはならんでしょ、ということで満を持してリリースしました。

ちなみに、コミデにはブランドサイトプロジェクトのようなプロジェクトがいくつかあるのですが、リクルートプロジェクトも活動しています。
面白い取組をしているので、近々noteにも登場してもらいたいと思っています!

ページ内にはコミデの商材「Selfie JAM®」でつくった映像も実装しています。本当はリアルタイム生成できるサービスなのですが、今回は完パケの映像に。コミデメンバーの働く姿?がチラ見できます。

コミデメンバーへのインタビュー。もう少しグラフィカルにしたいところ。
COMIDATA。ボツネタも結構面白かったので、いつか公開してみたいですね。

ブランドサイトプロジェクトはブランドマネジメントプロジェクトへ!


以上が、私たちが3月からはじめたブランドサイトプロジェクトの進捗です。
サイトをつくることを目的に立ち上がったプロジェクトですが、公開された今、求められる役割は少しずつ変わりつつあります。

サイトを拡充してランニングさせていくことはもちろん、もっと多くの方にレイのコミデを知ってもらうために、色んなことを見様見真似でチャレンジしていきたいと思います。

差し当たっては、手始めにこのnoteの更新頻度を上げていきます。
当面はブランドサイトプロジェクトメンバーがぐるぐると、たまに他の社員にも登場してもらいながら、いつの日かまとめ本が発売される日を夢見て。

今後もレイのコミデに乞うご期待!

To Be Continued!!


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