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新しい環境で人間関係を円滑に築く方法

新しい環境や
新しい人間関係において

なかなか言いたいことを言いたいけど
うまく言えなかったり

逆に言い過ぎてしまって
関係性がこじれてしまうことは
ないでしょうか。


最近あまり
このテーマについて
記事を書いてなかったんですけど

コミュニケーションにおいて
重要な考え方
アサーションについて
久々に書いていきます。



アサーションとは
自分の意見を正直に伝え
相手の気持ちや思いも大切にして
耳を傾ける方法
なんですが

コミュニケーションにおける
基盤となる概念だと思います。


簡潔にまとめると
言いたいことが
上手く言えず「非主張的」になったり
過剰に言い過ぎてしまう「攻撃的」になったり

そのバランスを取りましょう!
というのがアサーションの
最初の理解です。

例えばこの病院の診察の場面で考えると

攻撃的なコミュニケーションだと

「私は半年もここに来てるのに
全然よくならないじゃないか!
内服についても効いている感じもないし
そもそもどんな薬なのか説明もないじゃないか!
これ以上この薬を飲み続けることはできない!」


非主張的なコミュニケーションだと

いったいいつまで通えばいいのかな…
そろそろ治療の方針を変えましょう
と言ってくれないかな…
先生はいつも忙しそうだし
質問したくても言い出せない…
他の患者さんも待ち時間長くて
イライラしているみたいだし
いつか症状も良くなるだろうから今日は帰ろう…


こういう感じです。


いずれにしても
コミュニケーションとしては不十分なんですよね。



そこでアサーションを取り入れた
コミュニケーション
はどういうものか
一例を考えると


「素人にもわかるように教えて頂きたいのですが
この薬はいつまで飲み続ければ
よろしいのでしょうか?
半年経ってもあまり効果を実感できないので
他に良さそうな薬や治療法があれば
試してみたいと考えているのですが
先生はどう思われますか?」


つまり相手の立場を
尊重しつつ
自分の言い分も
しっかり伝えるという技術です。

ゆっくり考えると誰にでも
できそうなんですが
会話をピンポン玉のように
弾き返すようにコミュニケーションしていると
これができません。

なのでいったん
口から出そうになる
言葉を飲み込んで
頭の中で考えてから
話しましょうね!
とよく言われる所以はここにあります。

会話は卓球ではなくキャッチボールと
言われているのは
相手の球(言葉)を打ち返さず
しっかり受け止めようね、
と言う意味です。



アサーティブな言い方をして
相手が納得しないことはあまり無いですし
それで相手が納得しないのであれば

それはあなたの問題ではなく
相手の問題
なので
残念ですが、今後その方とは
関わらない方が身のため
かもしれません。



そして
アサーションは誤解されやすくて

上手に言い分を相手に伝えること

と思われがちですが
一番大事なのは
相手の気持ちをしっかりと聞いて
受け止めて、理解すること
です。


上記の一例の最後に
先生の意思を確認した文章で締め括っていますが
ここが大事なんですよね。

自分の意見を上手に伝えつつ
相手の考えや意見を確認して理解する。


相手に質問することで
自分の言い分がどれくらい相手に
伝わっているかを確認することもできます。

目的は自己主張ではなく
相互理解なんです。

ほとんどの人間関係では

相手は自分のことをわかってくれているだろうし
自分は相手のことをわかっているはずだ


とうぬぼれています。



アサーションは
「言う」ことが強調されがちですが
自他尊重」が根底にあるので

「言うだけ」「聞くだけ」ではなく
自分も相手も尊重する姿勢が大事です。


相手を尊重するとは相手を理解すること。
即ち、相手の意見をまず〝聴くこと〟が大事。



新しい人間関係においても
新人や
新しい上司などの
気持ちを想像するばかりで


実際にどう思っているのか?
実際に意見したら困るのか?

を確認せずに
色々時間とって質問したら迷惑かな?
アレコレ説明し過ぎたら
疲れるかな?

などと勝手に悩んでしまうことが
問題なんですよね。

どんな場面でも相手の考えを想像するだけでなく
しっかりと相手の意見を〝聴くこと〟

これがコミュニケーションで
最も大事なことなので
是非気をつけて実践してみてください😉

サポートしていただけると相当喜びます😭