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他人に関心がない人ほどうつになる

昨日は
うつ病になる人の口癖
というテーマでお話ししました。


今日は
他人に関心がない人
もしくは薄い人ほど
うつ病になりやすい

というテーマでお話ししたいと思います。


ちなみに
精神的に疲弊してくると
他者と関わることが
億劫になってくるのか

それとも
元々他人に関心がない人が
メンタルが不安定になりやすいのか

これらは
どちらの可能性もあると思いますし
相互作用だと思いますので
どちらにも当てはまるような
話をしようと思います。


◯ 「私」という言葉をよく使う人ほどうつになりやすい


 「私は」「私自身は」などの
一人称単数形を頻繁に使う人は
うつや不安に苦しみやすい傾向にある。


こういう人たちは
人間関係に悩み
注目を集めたがる傾向にあるそうで

逆に「私たち」など
一人称複数形を多く使う人は
うつになりにくく、他人の気を引いて
承認欲求を満たそうとする
言動や行動を取らないと言われています。


この研究は
ヨハネス・ツィンマーマン博士という方が
提唱しており

「私」という言葉を
よく使う人ほどうつになりやすく
まわりとの関係を
うまく築くことができない人が
多いことがわかったそうです。


さらにそういう傾向にある人ほど
ひとりで過ごすのが苦手で
人にかまってもらいたがる傾向があり
自己顕示欲が強いのだそうです。


その理由として

一人称単数形を良く使う人は

自分と他人を明確に分けており
自分を特別な存在だと思いたい

という心理が働くからだと
言われています。


つまり
他者に関心がないのに加えて
自分に対する過剰な関心が
ある人ほどうつ病になりやすい
と言えます。


◯他者より他者からの声を気にする人が病む


ここからは私の精神科看護師として
うつ病の患者さんと触れてきた体験談ですが

自分のことしか見えていない人ほど
ストレスに敏感で
他人の評価に振り回されがち。


自分にしか興味ない人ほど
他人の声を気にしすぎ
なんですよね。


それは
他者に関心があるのではなく
自分が他人から
どう思われるかが気になってるだけ


基本的に誰もが
一番関心があるのは
自分自身のことなのですが

それは
自分のことだけ
関心を持ってれば良い
というわけではなくて

他者に対して関心を持つことが
社会の一員としての
「自分」の存在を
確認できる。

つまり
社会に属している感覚や
周りの人を的ではなく
仲間、味方であると
感じることができる。

この辺は共同体感覚という
アドラー心理学で良く出てくる
概念を知っていると
スッと理解できるかと思います。



精神的に辛いと
余計に周りに気を向ける余裕が無くなって
自分の置かれている状況や
自分の気分や症状にばかり
関心が向かなくなるもので

それは仕方がないことだとも思います。


ですが
あまり自分のことばかり気にして
関心を自分にばかり向けていると
段々と社会から孤立していく感覚になる。

人の成功や褒められている姿を
叩いたり妬むようになる。

自分が勝つことしか考えられないと
そりゃ精神的に不安定になるわけです。


自分にばかり向けている関心を
他人や社会に向けてみると
メンタルが少し
穏やかになるかもしれません😌

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