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素を出せない人の特徴と対策

昨日noteに書いたんですが
今日から3日間
家族旅行のため

過去の記事の
再掲載をさせていただこうと思います。


毎年のことなんですが
この家族旅行の期間だけは
あまりスマホを見ずに
家族との会話に
集中しようというのと

過去の記事にも
再度読んでもらいたいというわけで

私自身
過去の記事を読み返していたら
なんだか良いこと書いてるな〜俺

と我ながら自画自賛しちゃいまして(笑)


そんな中で今日は
素を出せない人の特徴と対策
という2020年8月の記事を
再掲載します。

過去の作品の中でも
PV数が多く
スキ!の数も
250近く頂いた記事なんです。


ただ
それは4年間の長い時間によって
蓄積された数字でもあるし

内容的にも
当時少し流行っていた
「アサーション」
について書いている影響も
あると分析しています。

noteを書き初めて
半年も経っていない頃の記事なので
いなたい感じを
修正しましたので

過去に読まれた方も
また、読んでいただけたら
と思います。





対人関係の悩みの中で
よくある悩みに

〝素を出せなくて困っている〟

というものがあります。

1対1でも
複数人いるコミュニティにおいても
パートナーとの関係でも
家族との関係でも

自分自身の素を出したいという
欲求をうまく
処理できないでいる人が
一定数いらっしゃいます。



自分の素を出してしまうと
相手が自分のことを変な風に
思うんじゃないか?

とか


嫌われちゃうんじゃないか?

とアレコレ考えた挙句
相手の意見に迎合したり
どっちつかずの相槌を打ったりして
会話が終わる。


嫌われる勇気という本が
ベストセラーになった背景には
そういう経験をしている方が
たくさんいることも
理由の一つではないか?
と私は推察します。


◯周りの人間は素を出しているように見えるか?


ところで
世の中の人が
あらゆるコミュニティにおいて
自分の素を出して生きている人って
どれくらいいるのでしょうか?

言いたいことを言って
遠慮せずやりたい放題やって

やる気がない時は
何もせず好きなことだけやる。

当然ですが
そういう人は
基本的に社会から弾かれます。

そもそも
そこまで自分のわがままを
出したいというわけでもないでしょう。

以前も書きましたが
研究によっては
10分間に3回は
嘘をつくとも言われています。



嘘とは
礼儀正しい対応だったり
作り笑顔だったり
非言語的な
コミュニケーションも含みますが

それぐらい人は意識無意識に関わらず
自分を偽って
嘘をついているわけです。



なので世の中のほとんどの人が
自分の素の姿を
完全に出しているわけではないので
悩んでいる内容をもう少し考察して
補足した方がいいと思います。


◯素を出せないことではなく違うことで悩んでいる


つまり
その人が困っていることは

自分の言いたいことを上手に伝えられない

という場合であることが
まず考えられるんですね。


アサーション」という
コミュニケーションをする上で大事な
概念と技術があります。

アサーションとは
自分の意見を正直に伝え
相手の気持ちや思いも大切にして
耳を傾ける方法
なんですが

コミュニケーションにおける
基盤となる概念だと思います。

簡潔にまとめると
言いたいことが上手く言えない
「非主張的」にならず

過剰に言い過ぎてしまう
「攻撃的」な状態にならず

そのバランスを取りましょう!
というのが
アサーションの最初の理解です。

素を出せない人の特徴として
「非主張的」な人が多くいます。

相手の気持ちを尊重しすぎるあまり
自分が言いたいことを
言えないというパターン。

非主張的な人は
「(たとえ相手が○○していても)
 自分は○○してはいけない」と考えがちです。



たとえば会議の場において

相手は提案をしてもいいが
私なんかが提案するのは申し訳ない

みたいな考え方ですね。

このような場面の対処方法としては
こう考えると良いと思います。

相手がしてもいいこと=自分がしてもいいこと

上記の例で置き換えると
相手が

自分は会議で提案してはダメだ
と考えたときに
では相手は会議で提案してはいけないのか?
と考える。

逆に相手がしてもいいことは
自分もしても良いのです。

場合によっては
社会的地位によって
状況が異なる場合もありますが

1対1のパートナーとの関係だったり
友人関係においてなど
この視点で考えることで
アサーティブなコミュニケーションが
とれるかもしれません。


◯本当の自分を知って欲しい


幼少期から
親から過度な期待をかけられていたり
虐待をされていたり
親が親の役目を果たしておらず
子供が親代わりとなって
下の兄弟の面倒をみていたりすると

〝子供らしさ〟を子供の時に
経験することができず

大人になっても

自分のことを見てほしい
自分のことを知って欲しい

という欲求が満たされておらず
「素を出せない」
という言葉に無意識に
変換されている場合があります。

発達段階というのは
その年齢に合わせた
発達上の課題というのがあって
ちゃんと1つずつ
その課題をクリアすることで
次のステップに上がれます。

逆に言えば
そのステップを踏んでいないと
次のステップに行けない
のだと
私は考えます。

経験上そういう生育歴のある患者さんは
スタッフの気を引こうと
ナースステーションの前でぶっ倒れたり
無茶なわがままを感情的に
ぶつけてきたりすることがあります。

そして
そういう患者さんと
面談を繰り返していく中で
「素が出せないんですよね」
と打ち明けられることがある。

こういう方の場合
なかなか改善策を見出すことが
大変だったりするのですが



自分のことを
承認してくれる人を見つけることが
1番大事になります。



自分の関心事に関心を持ってくれて
自分のことを見てくれる人と
過ごす時間を増やす。

そうやって他者承認から
自己承認の段階まで
進むことができれば
「素を出せない問題」
などに悩まなくて済むと思います。

その為には
自分から相手のことを受け入れる
努力が必要になります。


返報性の法則という
心理学用語がありますが

自分のことを受け入れてくれる人を
自分も受け入れたくなる
心理が働くので
まず自分から他者承認していくこと。

なので
自分のことを
知って欲しいと思ったら
まず自分から
相手のことを知ること。

つまり
自分の行動を変えなければ
周りの反応も変わらないんですよね。



本来、素の自分に価値はない
と思っている私なので
素を出していきましょう!
という解決方法は提示せず


・相手を尊重した自己主張
・先にあなたから相手を受け入れよう

というアドバイスをしています。

もし素を出せないな〜と感じていれば
その点を意識した
人間関係を築くと良いかもしれません😌

サポートしていただけると相当喜びます😭