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らら
2020年6月16日 09:50
泣いている私を祐一が抱きしめようとした、私は祐一を突き放した。「ごめん、みづきを傷つけるってわかってた、でも最近のみづきイライラしてて、家に帰って来ても、家の中の空気が重くて、オレの居場所がどこにも無い気がして、そんな時に声を掛けられて・・・・」「私だってイライラしたいわけじゃない!受験生が家にいることがどれだけ大変なのか、祐一にはわからないのよ、反抗期で言うことも聞かない
2020年2月23日 21:44
30歳にもなる息子に、段ボールいっぱいの食料を持たせるなんて、優しい母親だと思った。「やさしいお母さんだね・・・」私は独り言のようにつぶやいた。祐一には聞こえていなかったみたいで返事は無かった。私たちは近所のスーパーに行って、簡単に出来る夜ごはんの食材を買って帰って来た。「夜はみづきの手料理か!楽しみ。」「ただ焼くだけでしょ。手料理って言わないよ。」私たちは新婚の
2020年2月20日 09:44
「もしもし、みづき、あけましておめでとう。家にいたの?」母には「友達がお正月1人で寂しいから一緒にいて欲しいと懇願された」と言ってあった。「あけましておめでとう。うん、今から出かけるところなんだ。」「そうなの出掛ける前にごめんね。」「ううん、大丈夫だよ、お父さんとかみんな元気?」「こっちはみんな元気だよ、あんたは元気?たまには帰って来て顔見せてよ。」「うん、今年中には
2020年2月19日 12:11
「紅茶入れるけど飲む?」誰かが私に話しかけてる、「うん、私がやるよ。」そう言ってベッドから起き上がろうとしたけど、上手く動けない、そして眩しくて目が開かない。そこにいるのは誰?必死で目を開けようとするけど、眩しくて開かない。「江藤さん?」私が聞くと、「何言ってるんだよ、オレだよ。」そう言ってベッドに近づいて来た、そして私を優しく抱きしめてた、私はあっとい
2019年12月27日 19:00
まだ実家で暮らしている時のことを思い出した。私には妹がいる、妹はわがままで、いつでも妹優先の生活だった。いつの間にか私は我慢することが当たり前になっていた。そして母親はいつも否定的で、私がやることすべてに反対だった。そんな習い事は将来役に立たない、あのお友達とは距離を置いたほうがいい、この学校は良くない、将来役に立つ資格を取りなさい。と口うるさく言っていた。私は心の何処かで