Fee-ALI-MW

日々、思うことを綴ります

Fee-ALI-MW

日々、思うことを綴ります

マガジン

  • ムウのムフフム

    ムウがときおり思うことや言葉を綴ります

  • ガブストーリーは突然に

    ムウの中にガブリエッラが見つかってからの ムウとルウとカブリエッラ(ガブちゃん)の159日の記録

記事一覧

マイノリティで生き死ぬこと

マイノリティで生き死ぬこと いま、死生についての 論文に取り組んでる 死にぐっと近づいて生き始めると 日々のすべてに問いが生まれる それでいいの? これでいいの? …

Fee-ALI-MW
7か月前
6

謝謝

13日間のバリの旅から戻った朝 “謝謝“ という言葉で目が覚めた そして  そうだったのかと心も覚めた 54年、積もり積もった 母や兄や自分との 有象無象の思いを溶か…

Fee-ALI-MW
7か月前
2

やりたいこと

ガンが見つかり少し落ち着いてからの この一年、やりたいことをやりました 捨てたい物を捨てて 会いたい人に会って 行きたい所に行って 読みたい本を読んで 学びたい事を…

Fee-ALI-MW
8か月前
8

「ときどき」

ときどきね だれかのこころにふっとね ときどきね だれかがこころにふっとね ドキドキするほどの それじゃなくてね ドキドキさせれられるほどの アレじゃなくてね はて…

Fee-ALI-MW
8か月前

8月8日

小さな幸せ 数字が揃うこと 8月8日8時8分8秒とか たまたま前に走ってる車のナンバーが 大切な人の誕生日だとか 空につがいで飛んでる鳥だとか 夜なのに明るすぎる月だと…

Fee-ALI-MW
9か月前

こどくとあしとあしたとあたし

こどくのあしとあしたとあたし うまらない うまらない うまらない さみしさが だれといても なにをしても うまらない うまらない うまらない さみしさが あっとうてきで…

Fee-ALI-MW
10か月前
3

いちごミルク

いちごミルク 夜明けのほんの少し前、 15階からの都会の空 そこにもうすぐボクらの朝 東に向かって建つビルジング 空は若く、そして暗く、君は遠い あの日、 初めての…

Fee-ALI-MW
10か月前
2

ポロリ

ポロリ 泣いた ポロポロ なんの涙か いつの涙か 開封後はお早めに お召し上がりください ができなかった涙 とっくに 味も素っ気もなくなったソレ あふれるまで こぼ…

Fee-ALI-MW
10か月前
2

あのね

あのね あのね 正直に生きるのはね とってもむずかしいね 嫌われたくないし のけものにされたくないし 存在を忘れられたくもないし あのね それと引き換えにね 自分を生…

Fee-ALI-MW
10か月前
2

Pond

POND あーあ アタシのゆくさきは 霧に浮かぶポンド 滴り落ちる甘い芳醇 降りそそぐ激しい雷雨 天国と地獄の繰り返し どこまで運ばれていくのやら 底に沈んで渡された玉…

Fee-ALI-MW
10か月前
1

なにかを

何かを 何かを描こうとするけれど 何にも描く気にならなくて 誰かに会おうとするけれど 誰にも会いたくなくなって むむむ むむむ むむむになって のんべんたらりん横に…

Fee-ALI-MW
10か月前
1

空を飛ぶ鳥のように

空を飛ぶ鳥のように。 一人になった いや、ずっとひとりだった 誰とも繋がれない 誰にも理解されない アタシがアタシでいてはいけない 誰もアタシがアタシでいることを…

Fee-ALI-MW
10か月前

流れる星をみた

流れる星をみた 昨日、二人、空を見上げた 久しぶりに、空を見上げた ボクのそばにずっといる アタシのたいせつなヒト あのね ボクの中にアタシがいるんだ 春のある日、…

Fee-ALI-MW
10か月前

この月の向こうに

この月の向こうに なんだろな 無駄に生きたい 無意味を生きたい 結果とか知らんし 明日とか知らんし あとどれぐらい あとどれぐらい だけど焦る そして焦る ちっちゃ…

Fee-ALI-MW
10か月前
1

刹那にかられて

刹那に駆られて そこかしこに ちいさなしあわせ みえやしない ちいさなしあわせ そんなもののために いきてるんじゃないと おもいたいくせに そんなもんですら かんじ…

Fee-ALI-MW
10か月前

ハンバーグ

ハンバーグ 生まれ落ちた命を 豊な草原に解き放ち ヌクヌクと育て上げ その肉を擦り潰し ギュッと固めて ジューっと焼き うまいソースをかけて 頬張るハンバーグ このプ…

Fee-ALI-MW
10か月前
1
マイノリティで生き死ぬこと

マイノリティで生き死ぬこと

マイノリティで生き死ぬこと

いま、死生についての
論文に取り組んでる

死にぐっと近づいて生き始めると
日々のすべてに問いが生まれる

それでいいの?
これでいいの?

ワタシにほんとも嘘もないのに
真実のリアルの
混じり気のない時を求めてしまう

「リリーのすべて」
という世界でほぼ初めて性転換手術をし、
その後亡くなった人の映画から
気づいてしまった自分自身の特性を
命をかけてでも引き受けて

もっとみる
謝謝

謝謝

13日間のバリの旅から戻った朝

“謝謝“ という言葉で目が覚めた

そして 

そうだったのかと心も覚めた

54年、積もり積もった
母や兄や自分との
有象無象の思いを溶かせたなら
と願う旅だった

ずっとずっと
言葉にしなかった
してたまるか
済ませてたまるかって

意地とかプライドとか
許すとか許されるとか
そんなことじゃなく
そうすることでピリオドを
打ってしまうことへの恐れだった

もっとみる
やりたいこと

やりたいこと

ガンが見つかり少し落ち着いてからの
この一年、やりたいことをやりました

捨てたい物を捨てて
会いたい人に会って
行きたい所に行って
読みたい本を読んで
学びたい事を学んで
食べたい物を食べて
買いたい物を買って

観たいものだけを見
聞きたい音を集めて
触れたい物に触れて
作りたいものを作る

だけどね
なんでかわからないけど
空しさが募るのよ
思い通りに行けば行くほど
虚しさが募るのよ

こん

もっとみる
「ときどき」

「ときどき」

ときどきね
だれかのこころにふっとね

ときどきね
だれかがこころにふっとね

ドキドキするほどの
それじゃなくてね

ドキドキさせれられるほどの
アレじゃなくてね

はて?
あのひとどうしてるかな

まぁあのひとのことだから 

ねぇ

の ねぇ をちゃんとイキタイ

急に雨に降られて
カバンの中をゴソゴソしたら
出てくるクシャクシャの
小さいハンカチみたいなね

どこに行ったかわからないけど

もっとみる
8月8日

8月8日

小さな幸せ
数字が揃うこと
8月8日8時8分8秒とか

たまたま前に走ってる車のナンバーが
大切な人の誕生日だとか

空につがいで飛んでる鳥だとか
夜なのに明るすぎる月だとか

ナマケモノのぬいぐるみの後ろ姿とか
喧嘩なんかしたくないのに
ついつい言葉が過ぎたことを
互いに後悔してることとか

誰かが髪を切ったとか
綺麗な爪だねとか
あ、顔がなんか今日は違うねとか

そんな小さなことを
小さなこと

もっとみる

こどくとあしとあしたとあたし

こどくのあしとあしたとあたし

うまらない
うまらない
うまらない
さみしさが

だれといても
なにをしても
うまらない
うまらない
うまらない
さみしさが

あっとうてきで
てっていてきな
さみしさが
うまらない

ひとりでうまれてきたいじょう
だれかととけあうことなんて
のぞむらくもないけれど
このさみしさにたえるぐらいなら
だれかのなかでとけてなくなりたい

ここにいるよ
ここにいるよ
ここ

もっとみる

いちごミルク

いちごミルク

夜明けのほんの少し前、
15階からの都会の空

そこにもうすぐボクらの朝

東に向かって建つビルジング
空は若く、そして暗く、君は遠い

あの日、
初めての長い長いデートの夜
君のいちごミルクは
君とボクのいちごミルク

君の真っ赤なドキドキと
ボクのマシロな純情が
ぐるぐるぐるぐる混ざりあって

ボクらいちごミルク

ぐるぐるぐるぐる
ボクらピンクのいちごミルク

明日からしばら

もっとみる

ポロリ

ポロリ

泣いた
ポロポロ

なんの涙か
いつの涙か

開封後はお早めに
お召し上がりください

ができなかった涙

とっくに
味も素っ気もなくなったソレ

あふれるまで
こぼれるまで
じっとそこにいて
アタシの悲しみを守ってた

あなたとわたしの
さかいめはどこ

タヌキとキツネの
さかいめはどこ

くうとくわれるの
さかいめはどこ

そらとうみの
さかいめはどこ

であいとわかれの
さかいめは

もっとみる

あのね

あのね

あのね
正直に生きるのはね
とってもむずかしいね

嫌われたくないし
のけものにされたくないし
存在を忘れられたくもないし

あのね
それと引き換えにね
自分を生きられなくなるね

ほんのちょっとの嘘が
ほんのちょっとごまかしが
最初はほんのちょっとだったのに

だんだんだんだん広がって
もうぜんぜん元に戻れやしない

あのね
そうしてどんどん自分を忘れてく
もういいや、めんどくさいもん

もっとみる

Pond

POND

あーあ
アタシのゆくさきは
霧に浮かぶポンド

滴り落ちる甘い芳醇
降りそそぐ激しい雷雨

天国と地獄の繰り返し
どこまで運ばれていくのやら

底に沈んで渡された玉手箱
アタシの命を通り越し
隣りで眠る天使に届け

ここから流れる幼き滝は
いつしか大きなうねりとなって
静かに確かに世界を彩るのさ

頭ごなしに罵りあって
何も生まない産めないカラス
それでも翼を広げ舞い踊り
綺麗なつもり

もっとみる

なにかを

何かを

何かを描こうとするけれど
何にも描く気にならなくて

誰かに会おうとするけれど
誰にも会いたくなくなって

むむむ
むむむ
むむむになって

のんべんたらりん横になる

何かをやらされるようなことはない
誰かにやらされるようなことはない

ないからこそ
ないからこそ

むむむ
むむむ
むむむになって

欲はない
欲はないのかもしれない
無欲という意味においては

自分から離れてきたくせに

もっとみる

空を飛ぶ鳥のように

空を飛ぶ鳥のように。

一人になった
いや、ずっとひとりだった

誰とも繋がれない
誰にも理解されない

アタシがアタシでいてはいけない

誰もアタシがアタシでいることを許さない

誰もこのまんまのアタシを愛しはしない

誰も

アタシでさえ許してこなかったけど
もう、それはやめよう

アタシはやっぱりアタシの味方でいよう

そもそもひとり
そもそもひとりだよ

旅に出よう

コントロールをして

もっとみる

流れる星をみた

流れる星をみた

昨日、二人、空を見上げた
久しぶりに、空を見上げた

ボクのそばにずっといる
アタシのたいせつなヒト

あのね
ボクの中にアタシがいるんだ
春のある日、ボクはつたえた

ずっとずっと隠れてたけど
アタシ、生きてみたいんだ

わかったよ
と彼女、いってくれたけど
そんなシンプルですまない

そして、半年
長い長いトンネルにいた
暗い暗いトンネルにいた

わからないからこわくて
みえ

もっとみる

この月の向こうに

この月の向こうに

なんだろな
無駄に生きたい

無意味を生きたい
結果とか知らんし
明日とか知らんし

あとどれぐらい
あとどれぐらい

だけど焦る
そして焦る

ちっちゃいびびりのこの私
ビビってバビってブーブーブー

どーでもいいことを
どーでもええように
生きられることがもうないくせに

ないからこそ無駄に生きたい

無意識に好きなもんくって
好きな歌うたって、好きな映画見て
どーでもいい

もっとみる

刹那にかられて

刹那に駆られて

そこかしこに
ちいさなしあわせ

みえやしない
ちいさなしあわせ

そんなもののために
いきてるんじゃないと
おもいたいくせに

そんなもんですら
かんじられない

たかがちょっと
がんになったぐらいで

あわわあわわとあわをくう
もうおしまいだとあわをくう

だけどそもそも
はじまってるのか

ここになにか
はじまっているのか

なさけないなさけない
なさけなさだけが
ずっとず

もっとみる

ハンバーグ

ハンバーグ

生まれ落ちた命を
豊な草原に解き放ち
ヌクヌクと育て上げ
その肉を擦り潰し
ギュッと固めて
ジューっと焼き
うまいソースをかけて
頬張るハンバーグ

このプロセス全部を
美味い美味いと食せたら
この命のなんでもない日々も
いつか喰われる美味い美味いに
繋がってくれるのかなとかなんとか

ムウは喰われたい
誰かの命に美味い美味いと
くたばって焼かれて骨になって
壺に入れられ忘れられるよ

もっとみる