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謝謝


13日間のバリの旅から戻った朝

“謝謝“  という言葉で目が覚めた

そして 

そうだったのかと心も覚めた

54年、積もり積もった
母や兄や自分との
有象無象の思いを溶かせたなら
と願う旅だった

ずっとずっと
言葉にしなかった
してたまるか
済ませてたまるかって

意地とかプライドとか
許すとか許されるとか
そんなことじゃなく
そうすることでピリオドを
打ってしまうことへの恐れだった

そこにしがみついておくための
しるし 

あの時ああしてごめんね

心配かけてごめんね
期待裏切ってごめんね
迷惑かけてごめんね

こんなアタシでごめんね
生きてるだけでごめんなさい

決して許されない
ううん自分が許さないごめんが
いっぱい溢れてる

それが
それこそが

唯一 母とそして世界と
繋がれた“へその緒“だった

互いにずっと謝り続けて
申し訳なさをどうにか剥ぎ取りたくて
あの手この手をやってみるけど
どうにもこうにも剥がれなくて

いやいやほんとは切りたくなかった
ただただそれを切りたくなかっただけなんだ

ブミセハットという
25年間15000人の赤ちゃんのお産に立ち会う
ロビンさんの愛の場所に行って
胎盤とへその緒は一緒に生まれて
自ずと取れるまで切らずに一緒にいるんだと聞いた

そのことの大切さ
片割れを切られたことの心許なさ
それをどうにか手繰り寄せるためのLIFE

ずっとそんなことをしてきたのかもしれない

それがいいとか悪いとか
そんなことじゃなく
それこそが今回のレッスンだったんだと
思えはするけれど

謝謝

もう大丈夫

ありがとうにして大丈夫

謝(ごめんね)と
謝(ごめんね)がぐるぐるして

謝謝(ありがとね)だもんね


ありがとうは終わりじゃない
ごめんねは終わりじゃない

そこからぐるぐる回っていく
そうだぐるぐる回っていくんだ

こんなアタシで“ありがとう“
そんなあなたを“ありがとう“

ごめんねが言えなくて
ぐるぐるに絡まりまくった世界をほどいて

ほんとのほんとは
LOVE がぐるぐる回ってるこの世界を
垣間見れるヒトトキやトキメキやキラメキが
メキメキ現れうることを祈りながら

心の真ん中に
“謝謝“を抱いて生きていこう

ありがとうや
ごめんなさい

そんな言葉のいらない世界

そんな思いが身に付いて
忘れ去られてしまう世界にワタシは生きる

謝= 言+身+付

シェイシェイ

今まで本当に ごめんなさい
そして本当に ありがとう

敵とか味方とか受け取るとか与えるとかそんな
あっち側とこっち側に分ける世界を抜け出して

誰かを悪者にして
正義の味方を気取るんじゃなくて

悪と闘うエネルギーを
愛をぐるぐるするエネルギーに昇華して

ワタシは全部をぐるぐるする世界に
生きる、生きてる、生きてく

謝 と 謝 もぐるぐるするから

謝謝になるんだから

愛も憎も恐も清濁合わせ飲むもんね

ムフフとイヒヒとトキメキを
日々の生きるエサにして

ただいま
そして おかえり

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