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「知らない」「わからない」ことが子育てや出産を不安にさせる

今週も始まりました。

先週は、5歳の次女が風邪をひき、発熱したり、夜中に何度か起きる日が続き、私の頭の中が、子育てモードと仕事モードがうまく切り替わらず…。
仕事面では、最低限のことはやったにしても、いまいちでした。
これも、またワーママあるあるだと思うんですけど、仕事と育児の頭は、使う回路が違う問題ですね。

今日は、そんなワーママ保健師が語る、出産後の子育ての大切さがテーマです。


少子化で自分の周りに子どもがいない

少子高齢化で、高齢者は自分の周りにたくさんいるけど、子どもを自分が産むまで、子どもが近くにいないという社会背景があります。

じゃーん、国の大綱(施策)が、こちら。

内閣府「少子化社会対策大綱」のページより

これ、5年ごとに今まで、新しいのが発出されているので、次はたぶん2025年に発出されるはず。
基本的な考え方のところだけ見ても、達成されているというか、子育てがしやすくなっているという感じや、子育てが前向きな感じになったという社会の実感はないです…。
勝手な私の主観ですけど。

唯一、進んでいるなと思うところは、育児休暇の推進がすごいなという感じ。
これも、個人的な意見ですが、それは高齢化で人手が不足しているから、女性に働いて欲しいというだけで、女性が子育てしながら働ける社会を作るためという推進の意図は感じられない…泣

例えば、病児保育の利用のしにくさとか、小学校になったらいきなり下校時刻が早くなり、代休がたくさんあるとか…。
時短制度が、就学後から使えない会社が多いとか。

いち保健師としては、母親の「幸福度」と「子育て能力」が上がらないと、この社会は、いくら時間があったとしても、いくら子どもへの支援がたくさんあったとしても、子育てすることが素敵な社会にはならないと思っています。

なので、この国の大綱以前の問題があるのだと思います。
母親になる前の、人としての出来上がり方が問題。
そうなると、やっぱり幼少期が最も大切。
そこを醸成させていくためには、今からママになる人たちに、社会全体の未来がかかっているといっても過言ではないと思っているので、私はママのためにも子どものためにも、全力でママを応援、伴走していきたいと思っています。

そして、そんなママになる方の周りの身近に子育てをしている人がいない問題。
その状況で、「はい、いきなりやってねー」と言われても、見本がないので、すごく難しいですよね。
いやいや、手本はどこに??となってしまうわけです。

赤ちゃんって、1日何回うんちするのか知ってる?

大人と同じで1日1回しかうんちでないと思っていたけど、赤ちゃんって、こんなにたくさんおむつ変えなきゃいけないんですね。

身近に赤ちゃんがいれば、何度もうんちがでることがわかるけど、赤ちゃんいないと、そんな情報はネットで調べなきゃわからないですよね。
学校でも、教えてくれないし…。
子育て学校なんてないし…。

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