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ママとママのお母さんの関係性が子育てに影響する!?保健師の役割とは。

いつも、拝読いただきありがとうこざいます。
今日の記事は、妊娠中のあなた、出産したばかりのあなたに読んでいただきたい内容です。
あと、地域で子育て支援しているすべての方へ届けます。

3月に公務員保健師を退職したワーママ保健師のマミちゃんです。
私は「保健師」です。
保健室の先生ではございません(笑)よく言われます。

「保健師助産師看護師法」という法律があるんです。
だから、保健師と助産師と看護師って、3職種は同じ法律にくくられていて横並び。
そして、保健師が筆頭にきているのに、これは知名度の低い順にならんでいるのではないかと思うくらいに、保健師の認知度は圧倒的に低い(笑)
保健師は、地域で疾病予防に携わる職種です。

私の自己紹介は過去記事に。

ということで…今日は、妊婦さんや子育て世代の皆さんがどうやって「保健師」を利用するのか、保健師の強みとは、についての記事です。


いつ保健師に出会うのか?

妊娠すると、まず母子手帳を受け取りますよね。
これも、市町村によっては事務職員さんが出すところもあるので、保健師と面談しないところもあると思いますので、妊娠してから、どこで初めて「保健師」と出会うのだよ?というところです。

存在価値が薄い保健師…。
助産師さんは、お産のときに絶対にいなくてはならない存在なんですけど、保健師って、縁の下の力もちなので、表面上に現れるときって、何か課題が発生したときなんですよね。
それまでは、皆さんのことを俯瞰して、上からひろーく見ている感じです。
「あっ、やばい!!」というときに、すぐに現れるように準備しているみたいな感じです。

医師や看護師は、逆に皆さんが病院などに行くという行為によって、出会いますが、保健師はどちらかというと、皆さんな近寄っていくという感じでしょうか。

なので、妊娠中から4か月児健診まで、なーーーんにもなれば、保健師に一度も会わずにスルーします(笑)
初めて、お会いする機会は、4か月児健診。
都会では、4か月児健診すら、医療機関委託なんていうところもあるので、そしたら1歳半健診までお会いしないという(汗)
私は、それは地域全体を見る保健師としては、その制度設計はいかがなものかと思いますが…。

生まれてから4か月までにある赤ちゃん訪問

市町村によって、制度は色々だと思いますが、赤ちゃん訪問事業というのがどの市町村にもあると思います。
だいたい生まれてから2~3か月くらいで訪問員がきます。
訪問員は、助産師だったり、保健師だったり、ボランティアさんだったり、市町村によってバラバラです。

その訪問で、ママが大変そうなので、継続的なフォローが必要ですという判断で、保健師がママと出会うという接点があるタイミングもあります。

ここでも、保健師はママに課題があるから、支援に入るという感じです。
要するに、何かないと「保健師」というのは動かないし出てこないという仕事になっています。

疾病予防のプロだと思っているので、何かあるときは、もちろん完全に病気になる前だったり、悪化する一歩手前であることが多いです。
病気にならないように食い止める仕事なんです。

何かあるもっと前に保健師として動きたい

以上の内容は、公務員保健師の場合です。
そして、ひと昔前の公務員保健師は、今よりうーんと、住民の皆さまに密着していました。
個人情報保護法の観点から、地域づくりが難しくなり、地域の情報が共有されなくなり、どんどん「個別支援」になり、何かあるときでないと、動かない保健師が生まれました。

今、公務員保健師ができる公の支援の限界値というのが、だいぶあると思いますので、それが悪いというわけではないです。
課題を抱えているママも多いので、まずはそのママたちを助けることが最前線だと思っているので…。

しかし、私は予防という視点から、根本に根本を突き詰めていくと、そうなってしまう原因を打破したいという性格…。
公の保健師に限界を感じ退職しました。

子育てに歪みが起こるのはママとママのお母さんの関係性の歪み?

18年公務員保健師として、様々な家庭を見てきて思う、今の育児の大変さ、難しさの大きな原因のひとつは、

ママとママのお母さんとの関係性=愛着関係

ではないだろうかと、感じて色々と支援をしてきました。

なので子育てがうまくいかないママには、ある程度お話が聞けるようになったタイミングで、ママのお母さんとの関係性について確認をしていました。

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