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子どもたちの言葉の発達が遅くなっているリアル、「今」できること。

8歳と6歳の娘を育てながら、フリーランス保健師として仕事をしているワーママ保健師です。

今日は、子どもたちの言葉の遅れについてお話していきます。
この手は個人差が現れるテーマなので、本音を話しまくると炎上しそうで嫌なので、途中から有料記事にさせていただきます…小心者(汗)
でも、専門職としては本当に大事なことだと思っているので、記事にしました。
つくられた発達障がいのことも最後に盛り込みましたので、共感していただけそうな方は、ぜひ最後までお付き合いください。

言葉が遅い…と心配しているママやパパ。
「今の子どもたちの発達は、大丈夫なのか?」と疑問を抱いている専門職の皆さんには、ぜひ気付いていただきたいテーマですので、ご拝読いただけたらと思います。


この20年の子どもたちの現場を見ていて明らかに遅くなった

私は、2023年度まで町役場の保健師をしていました。
今まで、パートとして2つの市を経て、役場の就職が決まり保健師として仕事をして20年。

私が保健師になったとき、20年前の1歳6か月児健診。
絵カードの指差しは、6個の単語中、平均して4個くらいは指差しができる。
という子が、ほとんどでした。
もちろん、6個すべてできる子もそこそこいました。
プラスして、指差しだけでなく、単語で答えられる子もいました。
もちろん、この時代から気が向かないので、当日指差しをしないという子はいましたよ。
ちょうど、健診は医師の都合で午後のお昼寝の時間に実施することが多いので、それはぐずれる子もたくさんいます。

愛知県では、「犬」「お茶碗」「車」「靴」「魚」「コップ」の絵カードを使っていました。
これは、あくまで写真ではなく絵です。

私の記憶では、20年この基本の絵は変わっていません。

変わっていない中での現在の様子
これなぁに?の問いに答えられる子は、本当に少ない。
だいたい、1回の健診で5~7人の子どもたちの話を聞くと、1人くらいいるかなという感じ。

平均的には、1~2個の指差しができる。
その後に続くのが、指差しをしない。これは、気分の問題ではなく、普段の生活から指差しをしないという子です。


私は、育休を3年10か月取得したので、そのブランクもあったのと、育休前は、障害福祉の分野にいて、乳幼児健診をする部門にいなかったので、復帰して、久しぶりに乳幼児健診の仕事をしたときには、度肝を抜かれました。

えっ?このできなさは何?という。

例えば、1歳6か月児健診で、露骨に驚いたのは、
コップ飲みができない子がめちゃめちゃ増えていた。
できない子のが圧倒的に多い。
おしっこやうんちの事後報告ができない子がほとんど。
できる子のが珍しい。

保健師になった当時では、90%通過しているような発達ができていないんです。
私は、本当に保健師として、これはやばいと思っていました。

毎日、健診業務をしている保健師はこの状況に慣れてしまうので、気付かないのかもしれませんが、私は、8年この現場を離れていたので、衝撃的でした。
子どもたちの発達の遅れに危機感を感じました。

ちみに、わが子は上の子は女の子だし、めちゃ早くて1歳6か月健診のとき、二語文を話していました。
男の子の方が全体的にゆっくり傾向はあります。
これは、遺伝子レベルの問題です。

言葉が話せるようになる私が思う3つのポイント

これは、あくまで個人的に重要視しているポイントです。
言語聴覚士さんや、心理士さんとは違う視点をもっているかもしれませんので、あしからずです。

  1. 生活リズムを整える

  2. 子どもの気持ちを受け止めることができている

  3. 子どもが興味のあることを見ることができている

この3つが大事だと思っています。

そのためには、0歳~1歳の間にママやパパが子どもの欲求に対して、反応ができているかということが、大事な視点になると思っています。

一つ目は、当たり前のことですが、脳の発達を促すためには、絶対的に睡眠が必要です。
生活リズムが整って情緒が安定しますので、まずはここが整っていない場合は、生活リズムを整えるが最優先です。

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