らこ

大学5年目。趣味はカレー屋巡り。情緒と論理。まじめさとふまじめさ。

らこ

大学5年目。趣味はカレー屋巡り。情緒と論理。まじめさとふまじめさ。

最近の記事

  • 固定された記事

1K8畳に空き缶と空き瓶

流れる血液はどろどろ、 今ばかりは、体の半分がアルコールでできているんじゃないか?と錯覚してしまう朝。 というより昼。太陽はもう上の方にいる。 昨日の飲み会、何時間も何を話したんだっけ。 ・・・ 大学生、ひとり暮らし、8畳の1K。 下宿組の中ではほんの少しだけ広め。自慢じゃないけど、持ち物にはそれぞれ物語を持たせていて、こだわりがあるし、ちょっとばかりおしゃれな部屋だと思う。……こんな言い方をすると、完全に自慢だな。 昨日も、うちで飲み会をした。 荷物も下さな

    • ショートショート、レギュラーレギュラー。

      電車に乗り遅れた。次の電車に乗ったが、乗り換えの接続が悪いため30分待ちぼうけの時間ができる。 引き続き片手の文庫を読み進めてもよかったけど、今日はねむいのでコンビニでコーヒーを買うことにした。セブンイレブンのホットコーヒーレギュラー(R)サイズ。 コーヒーのカップのサイズがずっと覚えられない。セブンイレブンはRegularとLarge。さっき見たのでまだ覚えている。スタバはShortの他はVentiか。スタバであまり長居しない私は小さいサイズで十分なので、いつも頼むのは

      • 拝啓 2024年の私へ その2

        前回は月ごとに今年を振り返りました。今回は自由に綴ろうと思います。 私は「教育」に興味がありません。 教育旅行や探究学習のプログラムの運営を仕事としてやっています。高校生の留学関係の研修にも関わっています。前回記事を読んだ人の中には「将来は教育関係の仕事に就きたいの?」と私に聞く人があるでしょう。実際よく聞かれます。でも私は「いや、人がすきなだけです」と笑って答えます。 子どもはあまりすきではない 元々、子どもはあまり好きではありません。 幼稚園の時、順番待ちをせず

        • 拝啓 2024年の私へ その1

          筆が乗るので、ひさしぶりに書きます。 いえ、本当は作業からの逃避です。「30分だけ」と自分に誓って書き始めます。 師走。年の瀬。 今年の自分は何をしたかな、何を感じたかな。来年はどうありたいかな。頭の中を整理するために書きます。 私の2023年1月 ・初日の出を見に、1人で数百kmのドライブ ・2年越しの中高同窓会 ・進学に向けて英語のリーディングとリスニングの勉強を再開 ・部署を異動して本格的にスタディツアー業務に関わり始める 2月 ・大学の試験期間 ・糸島で『働

        • 固定された記事

        1K8畳に空き缶と空き瓶

        マガジン

        • すきなあったかい記事たち
          11本

        記事

          創作意欲なんて大それたものではないけれど(院試を控える22歳の雑記)

          涼しいのに半袖一枚で家を出てしまったり、暑いのに長袖を着てしまったり、この季節って難しい。 朝昼晩何を食べようか、服は何を着ようか、空きコマは何をしようか、今日の仕事は何から手をつけようか、毎日決めなければならないことがたくさん降りかかってくる。風情のない言い方をしてしまうと、面倒くさい。 ・・・ たまに、取り止めもなく何か書きたい時がある。それが今。 朝8時に家を出て、電車の中で試験勉強をして、試験を受けて、ひとりでお弁当を食べて、4限のゼミを待っている。 さっき

          創作意欲なんて大それたものではないけれど(院試を控える22歳の雑記)

          古本屋さんがすきな理由

          本がすきです。 読むのはもちろんのこと、本屋さんで選ぶ時間もすきです。 最近は、平野啓一郎さんの小説と哲学の入門書を読んでいます。 経験したことのある感情が物語や概念として言葉にされていると、爽快感を感じます。 本を手にとる場所は、いくつかあります。 新刊書店、古本屋、図書館、あるいは友人のおすすめなど。 私は、古本書店がすきです。ブックオフのような大きな店もいいけれど、個人経営のこぢんまりとした古本書店がすきです。 個人経営の古本屋さんは、本と出会う過程を楽しめ

          古本屋さんがすきな理由

          いつか繊細な過去になる今へ

          この曲を聞くと、高校の頃の青春を思い出す このお酒の銘柄を見ると、昔付き合っていた人を思い出す この匂いを嗅ぐと、実家を思い出す…… 曲や、お酒や、匂いは、過去と現在を繋ぐ媒介である。 高校時代、部活終わりに友達とダラダラ喋って帰りが遅くなったのは青春だ。当時「今青春してる」なんて思ったことはない。 しかし、振り返ればあのダラダラはたしかに青春だった。 過去は変わらない。 でも、過去の解釈は変わる。 がんばれていないかもと思っていた高校3年生の時の受験勉強は、今振り返

          いつか繊細な過去になる今へ

          先生でも先輩でも上司でもない、私のメンターたち

          先日、プレゼンテーションの大会に登壇させていただいた。 トビタテ!留学JAPANという奨学金のOBOGコミュニティで行われた企画だ。 ・ ・ トビタテのOBOGコミュニティには、大変お世話になっている。 高2の時のトビタテ留学後、コミュニティ内の先輩に進路相談に乗ってもらい、大学進学後はコミュニティを運営する側になり、運営メンバーのトビタテ生、事務局のみなさん、あるいは支援企業のみなさん。 コミュニティ内の、多くの人にお世話になってきた。 ・ ・ 先日のプレゼン

          先生でも先輩でも上司でもない、私のメンターたち

          映画考察:「アバター」への鑑賞者のまなざし

          まえおき 『アバター:ジェームズ・キャメロン 3D リマスター』を観てきました。 最近映画館に行く度、続編『ウェイ・オブ・ウォーター』の予告編が流れるので、リマスターの公開もめちゃくちゃ楽しみでした。 予告編だけでも、映画館のスクリーンと音響で鑑賞するアバターはとんでもない迫力だったのです。 ・・・ あらすじ アバターのあらすじ等はこちらから。 文字で読むより、映像で見ていただきたいです。 ・・・ 「アバター」のテーマ まず、本作の大きなテーマに ” 科学

          映画考察:「アバター」への鑑賞者のまなざし

          矛盾ばかりで、斜に構えた大学生の日記

          圧倒的成長という言葉が嫌いだ。 偉ぶってるのがいやだ。なんかこう、人間臭さがないし。 真面目な人も嫌いだ。 真面目でいられるというのは、余計なノイズが入らないってことなんだろうと想像して、恵まれてる環境に生まれ育ったんだなあと思ってしまう自分がいる。 努力も好きじゃない。 努力できるほどに熱中できるものがある人はいいなあとずっと思っています。私にはないから。 ・・・ テンポよく書きたいがために多少表現を誇張しましたが、普段、こういうことをよく考えます。 書きながら、

          矛盾ばかりで、斜に構えた大学生の日記

          日曜深夜、月曜の明日を考えると心がざわざわする。

          眠れない。 9時から仕事の会議があるから、8時には起きて準備したいのに。 週末は、気がついたら終わっていた。 土曜日。 最初に目が覚めたのは10時。 察しのいい読者の方は私が二度寝三度寝したと既にお気づきだろう。 結局、15時くらいまでベッドからダラダラyoutubeや映画を見て、何回か寝落ちして過ごした。 なんとか"土曜日"を挽回しようと思い、毎日の英語の勉強を少しだけ進め、夜は友人と夜ごはんに出かけた。もちもちの餃子がおいしかった。 日曜日。 布団を被らず寝落

          日曜深夜、月曜の明日を考えると心がざわざわする。

          家で映画を見れない私が、映画館はだいすきだと気づいた話

          映画の2時間、長くないですか。 ……なんか、怒られそうな問いかけから入ってしまいました。 でも、正直に言って、私にとって2時間は長いです。 我が家は、大学生のひとり暮らしにしては大きめの32型のテレビを置いて、Amazon Primeを契約して、しっかりFire Stickで接続してあります。 映画を見るには十分な環境だと思います。 大学生のひとり暮らしだと、テレビを置いていない友人も多いので、友人を我が家に呼ぶとまあまあ驚かれます。映画やアニメ最終回を見ることを目

          家で映画を見れない私が、映画館はだいすきだと気づいた話

          「優しい」は肯定のコレクション

          「優しい人」ってどんな人?身の回りに、とにかく優しい人っていますよね。 相手の話を否定せず、遮らず、きちんと最後まで聞く人。 「〜な人は〜だよね」など人を簡単にカテゴリ分けせず、人を丁寧に表現する人。 こういう人を、私は優しいなあと思います。 この優しい人たちは、嫌なことをされた時どう対応するんだろう? 本気で怒らせたら怖そうだなあ などとも思います。 ・・・ 「優しい人」を3人思い浮かべてみる優しい人というと、私は3人の顔が浮かびます。 私の周りにいる人はみん

          「優しい」は肯定のコレクション

          「介護未満」の祖父と「もったいない精神」の母が

          祖父のはなし80歳を超えた祖父は一人暮らし。 体が丈夫なのが取り柄で、かつては数人の社員を抱えて家の基礎を作るとか、そういう現場仕事をしていたらしい。雨が降る日は工事ができないので家でお酒を煽っていたとか。怒らせるとちゃぶ台をひっくり返すなど手が付けられない、いわゆる典型的な亭主関白。 そんな祖父は今、80歳を超えている。 妻、息子2人(私から見た祖母、叔父)をそれぞれ病で亡くし、家族は娘(私の母)だけになったが、別々に暮らしている。 祖母が生きていた頃の祖父は、毎日

          「介護未満」の祖父と「もったいない精神」の母が

          なにか書きたいけどなにも浮かばないです

          こういう日、ありません? 書きたいことがあるわけでもないけど、書くという行為によって、無性に自己表現をしたい日。 まさに今それです。 下書き中の記事一覧や自分のTwitterを眺めて、テーマのタネを探すけど、どれも筆が乗らない。 私ってなんで自己表現したくなるんですかね。 一方で、自己表現とか特に興味ないしできるだけ目立ちたくないよ、っていう人がいるのはなんでですかね。 「なんで」「どうして」が口癖 そういえば、 私は「なんで」「どうして」とよく言うんです。自

          なにか書きたいけどなにも浮かばないです

          家族が実家へ変化する

          親と話していて、言葉が伝わらない場面が増えた。 子どもとしてさみしいな、でもこれが自立なのかもとも思う。はたまた、これが社会構造そのものなのかなと思ったりする。 ・ ・ 私の親は、私がぶっとんだことをしても基本的に放置してくれる。中学時代に理由もなく2週間くらい不登校した時も、高校時代に学校を休んでまで留学した時も、大学を休学している今も。 「休学しようと思ってる」と伝えた時、 「考えて決めたならいいんじゃない?ただ、目の前のやりたいことだけじゃなくて、女性は出産に

          家族が実家へ変化する