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創作意欲なんて大それたものではないけれど(院試を控える22歳の雑記)

涼しいのに半袖一枚で家を出てしまったり、暑いのに長袖を着てしまったり、この季節って難しい。

朝昼晩何を食べようか、服は何を着ようか、空きコマは何をしようか、今日の仕事は何から手をつけようか、毎日決めなければならないことがたくさん降りかかってくる。風情のない言い方をしてしまうと、面倒くさい。

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たまに、取り止めもなく何か書きたい時がある。それが今。

朝8時に家を出て、電車の中で試験勉強をして、試験を受けて、ひとりでお弁当を食べて、4限のゼミを待っている。

さっき、経済学部の試験を受けてきた。

私は別の学部だけどちょっと興味があったから、他学部の受講生という形で受けていた。大学受験以来に未知数をアルファベットでおいた方程式を書いて、グラフを書いた。y切片なんて単語と4年ぶりの再会。

他学部の授業だから、知り合いなんていなくて、知らない大学に潜っている気持ちだった。

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年度が変わってから、1人の時間が長い。

大学は1年遅れで卒業するので、入学同期はみんな卒業してしまった。

下宿をやめたので、近所に住んでいる先輩や後輩との接点も減った。

実家と住み始めたが、家族とは生活リズムが異なるのでそれほど話さない。

自分で選んだことなので後悔はないが、思っていたよりも1人の時間が長くなった。

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すると、最近何をして過ごしているのかわからなくなってきた。

記憶は、人に話すことで固定されるものらしく、自分のことを話す機会が少ない私は最近何も覚えていない。

卒論のために読んだ論文の内容とか、 TOEFLのために覚えた英単語は頭に入っている。でも、昨日何食べたとか、何をして過ごしたとか、そういう日常が何も頭に残っていない感じ。日々やることをこなして、聞かれたことに応答する機械みたいな感じ。

週に1回は人とご飯に行く予定があるし、1人の時間は割と好きなので、寂しいという感情とはまたちょっと違う。

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院試を控えているので、毎日論文や学術書や新聞を通じて大量の活字に触れている。吸収してはノートに吐き出して、うまく吐き出せなくて悶々とする日々。受験勉強ってこんな感じだったな。楽しいけど、鬱々とした気持ちになる。会う知人の「最近何してるの?」という質問に対し、場が盛り上がる話題を提供できない。

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基本外では明るいタイプなので、リアルの知人友人に読まれたらちょっと恥ずかしい内容になってしまった。

たまには知識だけでなく、感情を吐き出していかねばね。


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