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#ビジネス
Netflixがディズニー帝国の牙城を崩すとき
こないだCEREAL TALKのPodcastでNetflixの常設店舗がオープンするニュースを取り上げたのだけど、そこでの話が面白くて、収録後に自分なりにあれこれ考えたことも多々あったので、備忘録としてのメモ。
40分のロングバージョンになってしまったのだけど、Netflixとディズニーについてかなり掘り下げて、IPビジネスとサブスクビジネスについても考察した回だったので、ぜひ私以外の二人の視
コントロールされる欲望
Netflixの「History101」というオリジナルシリーズにハマって最近よく観ている。
初回テーマがファストフードだったのだけど、一番驚いたのが「この50年でハンバーガーの平均サイズが3倍近く大きくなっている」ということだった。
In 1954, an average hamburger is 3.9 ounces. In 2006, on average, they're three
「批評家」という仕事への誤解
一般的に、批評家と実務家は真逆の対象として語られることが多い。そして大抵の場合、批評家は実務家のような苦労をすることなく好き勝手にものを言って暮らしている人、というイメージで語られがちだ。
さらにいえば、大学教授や研究者に対して「自分が実務家としてやってみたらいいのでは」という意見を耳にすることもある。
こうした言説に触れるたび、「考える」という知的労働の地位はまだまだ確立されていないのだなと
うまくいかなかったことは、文学になる
通常、歴史は勝者の視点から語られる。
現在支配している側の解釈が正史となり、それが「事実」として受け継がれていくのが世の常だ。
一方で、たとえば日本書紀に対する古事記のように、鎌倉正史に対する平家物語のように、歴史の裏には常に「文学」があった。
歴史書には描かれなかった悲喜交々を文学から読み取ることで、私たちはより立体的に過去を遡ることができる。
現代でも、書籍になったり漫画やドラマに描かれる
豊かさとは多くを得ることではなくたくさん「回す」こと
「戦争は資本主義が加熱し、奪うことで成長しようとしはじめたときに起きるのだ」
100分de平和論を見て一番印象的だったのは、経済のあり方について書かれた本が半分を占めていたことだった。
ブローデルの「地中海」と井原西鶴の「日本永代蔵」。
一見すると「平和」に直接関係のないように思えるこの二冊から読み解く平和のあり方は、私たちがこれから「成長」にどう向き合うかを考えさせるものだった。
二冊に
情報の「ラストワンマイル」
小売・物流の世界には「ラストワンマイル」という言葉がある。
ECでの購入品を顧客の居住エリアまで届けることはそう難しくない。
しかし近隣の営業所から顧客宅までのたった1マイル(約1.6km)に、どの事業者も悩まされている。
現在は多くの人が自宅で過ごしているが、普段であれば平日は仕事で不在、土日もでかける用事があって不在にするなどして受け取れないことがよくあるからだ。
このラストワンマイルの
なぜオタク化に「箱推し」が必要なのか
最近「オタクエコノミー」についてよく感がていたので、日経のこのストーリーがとても面白かった。
私はジャニーズ、K-POP、プロ野球と3次元のみにハマってきたのだけど、最近は2.5次元の市場も広がりつつある。
個人的に、2.5次元が盛り上がった理由のひとつに俳優を「箱推し」できるようになった点があげられるのではないかと考えている。
一般的に、俳優はアイドルと違ってグループではなく個人名単体で売
英語は、「話せるようになったその先」が大事なのだと思う
昨年末に行ったスコットランド留学から早くも1ヶ月が経った。
1週間ちょっとの滞在だったけれど、この1年日本で独学をしてきた結果として先生やクラスメイト、現地の人たちと会話を「楽しめる」ようになったことが何よりの収穫だったな、と思う。
英語を勉強し始めたとき、到達したいゴールのイメージはとてもあやふやだった。
テレビで見たことがある、「英語をペラペラ話せる人」。そのくらいが私の想像の限界だった。
SNSへの反応は、積み上げてきた信頼の通信簿
SNSのフォロワーを増やしたいという相談を受けたとき、私がいつも話すのは『オフラインの人間関係を広げる』ということだ。
これは単に出会った人と毎回SNSアカウントを交換して泥臭くフォロワーを増やしましょうという話ではない。
すでにオンラインとオフラインの垣根がなくなりつつある今、オフラインで築き上げた人間関係がそのままオンラインにも反映され、それがフォロワー数やエンゲージメント率として可視化される