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店番日記

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ちいさな本屋さんで店番する間の言葉の整理
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#詩のような散文

店番はじめて1年

店番はじめて1年

うまくいかないときは、うまくいかないことが立て続けに起こる。それはうまくいかないことを引きずってうまくいかないことを呼び寄せているのか、普段ならあまり気にならないちいさなことがうまくいかないことのおかげで目立ってしまっているのか。
考えすぎるとさらに負のループに足を踏み入れることになる。

よかれと思ってやったことが裏目に出たときの悔しさたるや。
もう全部だめだ、私ってほんとうにだめだ、なんでこう

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春_店番日記

春_店番日記

島か港か、どこか小さくのどかなコミュニティのなかでひとりちいさな本屋さんのお姉さんをやりたいとここ最近思っていて、そんな来るかもわからない未来の光景がはっきりと目の前に浮かんできた。
(吉本ばななさんの「海のふた」が理想的)

放課後の子どもたちが立ち読みをしたり帰路に着く前に集う場所だったり、近所のひとがお茶をしにきて椅子に座って会話したり、そしてそれをひろい気持ちで迎え入れる店番のわたし。ひま

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