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人の目を気にする人へ

人の目を気にする人へ

小学生の頃は、授業中に発表することが好きでした。だから、間違っているかなと思う答えでも発言をしていました。でも、学年が上がるごとに正解しなければならないという空気感に負けて、100%自信がなかったら発表しなくなっていきました。中学生になって思春期を迎えてからさらに人の目を気にするようになり、発表どころではなくなりました。人からどう見られているのかが気になり、自分の顔や容姿を気にするようになりました。高校に入ってからも、それは変わらず、毎朝鏡で自分の姿を逐一確かめてから登校していました。

ある日の朝、鏡で自分のことを確認していたら、
母から「あなたが思っているよりも人はあなたのことを見ていないから気にしないでもいいんじゃない?」と言われました。そう言われて、「でも、気にするよ。見た目だけじゃなくて発言もだけど。例えば仲間内で浮いた発言しないようにするとか。」と返しました。すると、「自分の人生なのに他人の評価軸で生きていたらつらいよ。自分がみえなくなってからじゃ遅いよ。」と母は言いました。

確かに、自分の人生なのに、他人にどう思われるかなとか自分の発言に対してとやかく言われたらどうしようとか考えていたら、自分の存在が分からなくなるなと感じました。後、自分の容姿とか発言を他人が気にする前に自分が一番気にしているなと。まずは、その考え方を断ち切ることを始めてみました。

それから一年が経ちますが、少し生きやすくなった気がします。現在でも、多少人の目を気にすることはありますが、それによって自分の考えを曲げたりすることは減りました。いきなり考え方を変えることは難しいですが、少しずつ変えていくことで未来がより良い方向へ進んでいくと思います。

ママの子どもより

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