記事一覧
Project U/0 #007
#007 天使の降誕 天使が生まれたんだ。 天使というのは実に抽象的な表現だか… その実、機械によって魂を拘束された存在だ。 しかし、その神秘性は誰もが納得するものだ…
Project U/0 #006
#006 死の救済 「救済実験…ですか…?」 「ああ、そうだ。」 アズマは戸惑った。 自殺志願者を救う事を実験と呼ぶのだろうか。 そもそも、救うことと科学的な繋がりが…
Project U/0 #005
#005 結縁の狼煙 「おはようございます。」 アズマは研究室に足を踏み入れると クジョウに向かって挨拶をする。 「ああ、おはよう。コーヒー飲むかね?」 「いただきま…
Project U/0 #004
#004 暗闇に嘯く 「レイ、仲間ができそうなんだ。きっと我々の力になってくれる。」 「仲間ですか…?」 「ああ。既に入所時から第一条件を満たしていたようでずっと気…
Project U/0 #003
#003 有限の幽けき 人は死んだらどこに行くんだろう。 毎日そればかり考えている。 綾、今どうしてるの? もう泣いてない?寂しくない? 「私は寂しくて死にそうだよ。…
Project U/0 #002
#002 龍の憂 "501研究室" 扉の横の壁にはそう記されている。 ここがこれからアズマの研究室となる。 アズマは扉に近づく。 するとピピッという音が鳴りデバイスが認識さ…
Project U/0 #001
#001 楼に上って 案内された先には大きな扉があった。 古い書物にあった、羅生門が現代にあれば このくらだったのだろうか。 来るものも去る者も拒むような 重厚な扉が…
Project U/0 #000
#000 Prologue 「...また、救えなかった。」 (また...” また ”?どうして、また救えなかったなんて...これが初めての救済実験だったのに。) ウーレイは自分自身の…