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スカートが履けなくなった話


最近、久しぶりにネイルを新調した。秋冬のボルドーとブラウン、そして撫子色のトリプル贅沢。爪は一番目に入ってくるので、好きなカラーが入るだけでテンション爆上がりに。秋が深まってきたこの頃は、お洒落も楽しみたくなる季節。昔からファッションは大好き。身に纏うものが変わるだけで、新しい自分になれたかのような、心が充実する楽しみがある。その時その時の季節感に合わせてカラーも変えることで、季節の移ろいも深く味わえることが良いなと。今日は、東京駅から近くにあるカフェで友人と再会し、ちょっとしたwebのお手伝いを行っていた。作業しながら楽しく雑談の最中、話題がスカートの話に。私は今、スカートが履きたくても履けない状態でいる。理由はきっと、、、そう、トラウマなんだと思う。今日、振り返って改めて確信したこと。実はスカートを一時期履いていたことがあり、外出もしていた。只、一つの出来事が起きるまでは。


私はこの夏、やっとお気に入りのロングスカートを見つけて購入した。いろいろ迷って試着して、ついに手に入れることができた一枚。それまでは圧倒的にパンツスタイルが多かったので、「私でも似合うかな。。」と勇気を振り絞って、"昔からの憧れ"を購入したことを覚えている。ヘアスタイルやネイルとは違って、スカートはずっと手が出せずにいた。「きっと私には似合わない。。。」と、自信を持てなかったから。でも、ずっとイメージしていた、デザインも上品な最高の一着を見つけてしまい、やっとのことで踏み出せた。初めてスカートを履いて、外出できたときは心躍っていた。今、あの、嬉しかった感情を思い返すと、少し苦くて悲しい気持ちになる。とある駅の高架下に位置するショッピングセンターへ立ち寄ったとき。私は多機能トイレでお手洗いを済ませたあと、友人に会うために店から出ようとしていた。その時、背後からクスクスと笑い声が聞こえた。振り向いた先にあったパン屋さんで働いていた女性従業員2人が、明らかに私の方をチラチラ見ながら嫌味な表情で笑っている。心の中で、何かが割れたような気がした。これは決して作り話ではなくて、実際にあったことを綴っている。思い込みでもなく、この目で見てしまったのだ。急いでもいたので、相手にすることは何もしなかったけれど。私はこの出来事があってからというもの、スカートが完全に履けなくなってしまった。何回も履こうと試してみたけれど、その度に、あの恐怖がフラッシュバックするから。他人からすれば、小さすぎることで、しょうもないことなのかもしれない。「たったそれだけで!?」と呆れる人もいるかもしれない。でも、私にとっては、精神的なダメージが大きすぎて、帰宅してから涙が枯れるくらい泣くほどだった。「もっと強くなれたらいいのに。。」と、悔しさとやるせ無さを抱きながら。冷静になったとき。「私にも非はあったのかな」と少しだけ感じた。ある意味、クスクス笑われるのは違和感があったということ。もしそれがなければ、きっと何も言われないはず。私が甘かったんだ。でも、傷いた事実は変わりなく。今もまだ、恐怖心が残っているから履くことは難しい。履いてみたい気持ちもあるけれど、手が小刻みに震える。もう少し。もう少しだけ、乗り越える時間は必要になるみたい。自分自身が今より成長できて、なんとも思わないくらい自信が付きはじめて。。。そのときはまた、自然にスカートを纏う素敵な大人に戻りたいな。



どんなに嫌なことがあっても、


また良いことはやってくる。


自分自身が最大の味方。


きっと拓いていけるよ。



プリちゃん

「今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。何か響くものがありましたら、コメントとっても嬉しいです! 明日も書きますね。どんな毎日も、宝物になる日記。」


アートブックA5フライヤー表

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【祝出版】優しい時間を味わうアートブック『心に灯す光と色彩のパレット』発売中

◇10/25 お取り扱い店舗様◇

(大阪)
梅田 蔦屋書店

(東京)
銀座 蔦屋書店
胡桃堂喫茶店

「読み終わりには、優しくて幸せな気持ちで満たされて欲しい。明けない夜はないように、病めるときも健やかなる時も寄り添う、友人のような存在になりますように。」


東京を拠点に活動するアーティスト Prius Shota (プリちゃん)、
2021年9月21日(火) 国際平和デーに、初の著書『心に灯す光と色彩のパレット』を出版。

300人以上がクラウドファンディングで応援しあって出版が実現した、
写真のアートと言葉で、心癒されるアートブック】。


淡い光と豊かな色彩が無限に美しく拡がる、『絵のような写真のアート』85点と、ほんのり前向きになれる言葉たちが掲載。巻末には著者Prius Shotaについてや、作品と個展の裏話つき。


好きな音楽をかけたお部屋で、温かい紅茶やコーヒーを飲みながら読書にふける。スマホやパソコンといったデジタルデバイスから一旦離れて、「穏やかな気持ちになれる、贅沢な時間」を味わってみてくださいね。

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アートブックA5フライヤー裏


2022年の卓上カレンダーもできました。。!


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