Hiro's 本棚

こんにちは、Hiroです。 NLPプロコーチや書籍『7つの習慣』を個人向けに伝えるオフ…

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こんにちは、Hiroです。 NLPプロコーチや書籍『7つの習慣』を個人向けに伝えるオフィシャルな実践会のファシリテータの資格を持っていたりします。 このnoteでは、読書録として読んだ本を適当にUPしていきます。

最近の記事

『脳と成功の科学』

著者:ジョン・アサラフ(John Assaraf) 発行所:ダイレクト出版株式会社 発行日:2023-08-10 ISBN: 9784866221687 あなたの人生を変える3つの質問「それとも本気なのか?」は考えさせられたフレーズです。 夢や目標を持っている人は多くいるけれど、現状を理由にせずに、それに向かって努力している人は少ないでしょう。 脳に目標を与える夢や目標が実現しない一番の理由は行動しないこと。 インナーサイズの儀式化現状はただの発射台。 もちろん、これま

    • 『トークンエコノミービジネスの教科書』

      「ブロックチェーンが生んだ最強のビジネスモデル」と謳うトークンエコノミービジネスがわかる本。 著者:高 榮郁 発行所:KADOKAWA 発行日:2019/03/20 Web3.0の技術を使って学びのコミュニティを作りたいと思い日々情報を集めたり、試行錯誤をしたりしています。 (まだ、そんなにアクティブではないですが) Web3.0的組織のDAOを構築するに当たり、独自トークンが重要な役割を担うと思いましたので、トークンエコノミーについて勉強しました。 貢献に対してトー

      • 『Chatter「頭の中のひとりごと」』

        「苦痛を感じているときに内省を実行しても有害無益である」 著者:イーサン・クロス 発行所:東洋経済新報社 発行日:2022/11/18 Chatter(チャッター)とは「頭の中のひとりごと」のことで、著者はそれを「内なる批判者」と呼んでいます。 内なる声の正体とは何か、 痛みを引き起こす内なる声とどのように付き合っていけば良いのか、 また、内なる声に支配されないために日々できることは何かを読み解いていきます。 内なる声の負の連鎖私たちは幼少期の経験と周囲の大人の影響か

        • 『クレッシェンド』#3

          自分のコーチングの源泉は母の恩ここひと月ほど自分がなぜ他人への貢献に情熱があるのかを考えていました。 特にパラダイムシフトが起きた出来事を経験したわけでもなく、これを皆に伝えなければという使命感が湧いたわけでもない。 いつから他人に貢献してたっけ?とさかのぼれるだけ記憶をさかのぼっていくと、そこには母の存在がありました。 うちは母子家庭でしたが、特に貧しさを感じたことはありませんでした。 しかし、大人になってから聞いたところによると、親戚からお金を借りることもあったとかで

        『脳と成功の科学』

          『クレッシェンド』#2

          常に先にある達成すべきことに向けて選択し行動する本書は、中年にある人が自分の人生の理想と現実のギャップに苦悩するところから始まります。 コヴィー博士の思想の中心には「家族」があります。 たとえ仕事で成功を収め、高い年収をもらっていても、家族との関係がうまく行っていなければ、それを成功とは呼んでいません。 あなたの状況はどうでしょうか? 私は楽天で部長職につくまでの過程でポジションも年収もどんどん上げていきましたが、ある日幼かった息子に「パパまた来週」と言われハッとしまし

          『クレッシェンド』#2

          『クレッシェンド』#1

          「人生はミッションであって、キャリアではない」 世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士の遺作『クレッシェンド』を今回から読んでいきます。 著者:スティーブン・R・コヴィー, シンシア・コヴィー・ハラー 発行所:FCEパブリッシング・キングベアー出版 発行日:2023/03/31 他人の話を聴くことは宝探し話を「聴」こうと思っていても、自分が知っている内容だと、ついつい「あぁ、あれね」と口を挟んだり、興味を失ったり、話半分で聞いてしまったりします。 しか

          『クレッシェンド』#1

          『経営者を育てるアドラーの教え』#4

          「すいません」ではなく「ありがとう」で伝わること「ヨイ出し」という言葉は聞いたことが無いかもしれません。 以下は、ゲシュタルトの欠けた円として有名なものですが、みなさんどこに目が行きますか? 多くの方が線が途切れた場所に目を留めるのではないでしょうか? 人間の行動は良い点が95%、駄目な点が5%と言われます。 5%を見てダメ出しをするのではなく、95%を見てヨイ出しをしましょうという話です。 数字だけ見ると、良い点が95%を占めているならヨイ出しの方が簡単に思えますが、日常

          『経営者を育てるアドラーの教え』#4

          『経営者を育てるアドラーの教え』3

          「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!!」のマインドが企業を成長させる『町の愚か者と迷子のロバ』という物語。 町の知恵者である長老たちは逃げたロバをどう探すかで三日三晩議論を繰り返すだけ。 片や、愚か者とバカにされていた男はロバ小屋に行き、ロバの身になって考え、ロバを見つけるという話。 何か問題が起こっても、今の多くの経営者は現場に出向かないと著者は言います。 受け取ったわずかな情報を元に、自らの知識と経験から社長室にいたまま判断を下すと。 MBAを取

          『経営者を育てるアドラーの教え』3

          『経営者を育てるアドラーの教え』2

          みんな違うからこそシナジーが生まれるこれはリンゲルマンというフランスの農学者が行った「綱引き実験」を引用しています。 綱引き実験とは、全力を出す4人と手を抜く8人では4人のほうが勝つというもの。 実験では、8人にわざと手を抜くよう指示がされたわけではありません。 人が複数人集まると、お互いに頼る部分や牽制し合う部分が生じ、それぞれの力を100%出しきれなくなるということです。 書籍『7つの習慣』では、第6の習慣として「シナジーを創り出す」があります。 シナジーとは「一プラス

          『経営者を育てるアドラーの教え』2

          『経営者を育てるアドラーの教え』1

          社長は社内で最も人の監視を受ける立場にあるので、社内を変革したいと思ったら、まず社長が変わらなければいけないと説くのは、40年以上アドラー心理学を研究し、著作数も60冊を超える岩井俊憲先生。 私も岩井先生監修のエンカレッジ・マネジメントというアドラー心理学をベースにしたリーダー研修を受ける中で、アドラー知り学は変化の激しいこの時代に必要な智慧だと感じています。 今日から岩井先生の『経営者を育てるアドラーの教え』を読んでいきます。 著者:岩井 俊憲 発行所:致知出版社 発行日

          『経営者を育てるアドラーの教え』1

          『脳科学セールス』#10

          最後は自分で選択したと思ってもらう1億円の質問「お客さまは、どうなさりたいですか?」 本書の最後で著者が教えてくれた1億円の質問です。 変化を嫌う人間の心理を乗り越えるために、見込み客が自分で選ぶようにする。 そのために、神経科学を駆使したニューロセールスでは「5つのP」の流れに沿って商談を進めます。 Personal:個人的な物語 見込み客と信頼関係を結ぶ Prospect:見込み客の物語 見込み客の課題の本質を見抜き共感する 目的や目標を正しく理解する P

          『脳科学セールス』#10

          『脳科学セールス』#9

          理由をつけての「ノー」はエコロジーチェックと思ってケアするこちらが何かを提案して相手がはっきりと「ノー」と言わずにできない理由を並べることがあります。 はっきりと断りづらいので理由をつけている場合もありますが、本書では以下の可能性を示します。 提案を受けるために乗り越えるべき障害がまだある 感情に従って良いのか、あえて反対する(無意識)ことで試している いずれの場合も、私たちの提案が「感じる脳」と「本能的な脳」で始まり、「考える脳」によって承認されるというプロセスを経て

          『脳科学セールス』#9

          『脳科学セールス』#8

          信念中心の物語が人の共感を呼ぶこの本を読みながら、自分の物語を作っていましたが、以下を読んで書き直すことになりました。 「見込み客が聞きたいのは、あなたがいかにすばらしいか、あなたがどれほど活躍したかという話ではない。」と著者は言います。 共感できる信念を語ることで、「あなたを「敵」というカテゴリーから、「共感できる味方候補」というカテゴリーに移す」ことが目的であると。 私が最初に書いた物語(なぜコーチをやっているのか)は、過去に経験したことや実績からコーチに適しているの

          『脳科学セールス』#8

          『脳科学セールス』#7

          物語は共通の体験を生み出すツール私たちは物語にふれると、その物語を脳内で再現します。 物語が再現される時、脳は大脳新皮質ではなく「感じる脳」と言われる大脳辺縁系を使うと著者は言います。 本書で物語の重要性について再三語っている理由がここにあるようです。 私たちが営業で物語を語る時、この内的視覚化を補足する手段としてパワポなどのプレゼンテーションツールを使うことができます。 このとき、箇条書きの文章ではなく、物語をイメージする画像を使うことを著者はお勧めします。 海外の方のプ

          『脳科学セールス』#7

          『脳科学セールス』#6

          認知バイアスを乗り越えるのは物語の力本書ではセールスの観点で以下の認知バイアスを取り上げています。 プロスペクト理論 アンカリング効果 選択支持バイアス 確証バイアス 利用可能性ヒューリスティックバイアス バンドワゴン効果 前半の2つは相手を動かす数値について、残りの4つは相手が自分の決断を正当化する心の動きについて述べ、それらを逆に味方につける方法が語られています。 この中で、利用可能性ヒューリスティックバイアスは初めて知りました。 利用可能性ヒューリスティ

          『脳科学セールス』#6

          『脳科学セールス』#5

          「喉元すぎれば」を乗り越えるコツは、自分で決めて誰かに伴走してもらうこと人が変化をためらう心理的効果として、本書は以下の6つを挙げて、それぞれのどう対処すればよいのかが書かれています。 不安の雪崩効果 -> 物語で相手のミラーニューロンを活性化 孤立による不安効果 -> 売った後も一人にしないよと伝える 損失の恐怖効果 -> 変えなかった時に失うものを提示 選択肢過多効果 -> シンプルで段階的な変化を1つ提案 欠乏症候群効果 -> トラブル時のサポートを説明 安

          『脳科学セールス』#5