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『クレッシェンド』#2

常に先にある達成すべきことに向けて選択し行動する

ポジティブな選択をすれば、中年期の困難な、ときには停滞もする状況から、拡大し充実する人生へパラダイム・シフトを果たせると信じて、自分の身に起きることをコントロールし、その状況を自分で改善し変えていく。

『クレッシェンド』

本書は、中年にある人が自分の人生の理想と現実のギャップに苦悩するところから始まります。

コヴィー博士の思想の中心には「家族」があります。
たとえ仕事で成功を収め、高い年収をもらっていても、家族との関係がうまく行っていなければ、それを成功とは呼んでいません。

あなたの状況はどうでしょうか?

私は楽天で部長職につくまでの過程でポジションも年収もどんどん上げていきましたが、ある日幼かった息子に「パパまた来週」と言われハッとしました。
平日は息子と顔を合わせられる時間に家にいたことがなかったのです。
自分では家族を中心に考えていると思い込んでいましたが、初対面の人にも「仕事人間ですね」と言われる始末でした。

『7つの習慣』に出会い、実践会を通して実践を繰り返す中で、仕事と家族のバランスが取れるようになりました。
息子は今思春期ですが、特に反抗されることもなくコミュニケーションも取れ、家族関係は良好です。

今年1月に独立をしコーチとして生きていく決断をし、収入もガクンと減って今まさに「停滞もする状況」にいるのだなと思っています。
しかし、「拡大し充実する人生へパラダイム・シフトを果たせると信じて」、日々自分にできることを誠実に行っていきたいと思います。

クレッシェンドな人生を生きるとは「他者に貢献し、達成すべきことは常にまだ先にあると考えていく独特の人生観」を持って生きること。

楽天の部長時代がキャリアのピークでしたが、自分が達成すべきことはまだ先にあると考え、コーチとして他者に貢献していく人生を歩みます。

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