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『脳と成功の科学』

著者:ジョン・アサラフ(John Assaraf)
発行所:ダイレクト出版株式会社
発行日:2023-08-10
ISBN: 9784866221687

あなたの人生を変える3つの質問

次にアランはいよいよ、究極の質問をぶつけてきた。再び私の目の奥を、まるで魂まで見透かすようにのぞき込みながら、こう問いかけてきたのだ。「今言ったような目標を達成して理想の人生を送りたいというのは、憧れなのか、それとも本気なのか?

「それとも本気なのか?」は考えさせられたフレーズです。
夢や目標を持っている人は多くいるけれど、現状を理由にせずに、それに向かって努力している人は少ないでしょう。

脳に目標を与える

やる気を刺激する明確この上ない目標には、たしかに威力があるが、それだけではまだ足りない。
研究結果もこのことを裏付けている。将来の成功を夢見ることばかりに時間を費やしていたら、現在の行動の邪魔になりかねない。もっぱらい空想に時間を費やしていた求職者は、そうでない求職者と比べて応募件数も、会社からのオファーも少なく、提示される給与額も低かったという。

夢や目標が実現しない一番の理由は行動しないこと。

インナーサイズの儀式化

あなたの銀行口座の残高。恋愛生活。マイホーム。キャリア。どれも、過去にあなたがしたこと、あるいはしなかったことの結果に過ぎない。現状は単なる成績表に過ぎない。 現状に不満があるなら、自分の考えや感じ方や行動を変えることで、成績表を変えてゆけばいいのだ。

現状はただの発射台。
もちろん、これまでの努力や幸不幸で、人それぞれの発射台の高さは変わってくる。
しかし、誰しも発射台に立つことはできる。
あとは、そこから飛び立つ覚悟を持てるかどうか。

所感

目標を設定するときに、ゴールを細分化してマイルストーンを置くということはよくやりますが、実はこれが上手くできませんでした。
大きい目標のまま放置してしまうと、何をどうして良いのかわからないまま、行動できずに未達に終わることもしばしば。
そこで、ゴールまでのすべてのマイルストーンを置くことを諦めて、まずは最初に乗り越えるべき小さなハードルと行動を設定する。
もしここで、何をしてよいか分からないのであれば、それは十分に小さなハードルにはなっていないので、もっと小さくする。
行動が設定できれば、後はやるだけ。
これをちゃんと仕組み化して、コーチングやコンサルティングの場で活用しよう。

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