シェア
みやけ たくや【Takuya's Writing Space】
2018年10月14日 14:41
「お待たせしました。」マスターは2人分のビールを持ってきた。「さて、何から話しましょうか・・・」「とりあえず、結婚のチャンスがあったとは?」「あぁ、それは私が26歳くらいの時に付き合ってた彼女がいたんですがその子と漠然とですが、結婚を意識し始めていましてね。」ビールのグラスを手に取り、眺めながらどこか寂しそうにマスターは話し始めた。「今になって夢はかなってしまったん
2018年7月25日 19:40
「別れようか、僕たち・・・」「えっ・」今日も性懲りもなくマスターのバーに来ているわけだが今日の先客は若いカップルで居心地があんまりよくなかったので今日は帰ろうかと思っていたところとんでもない修羅場に出くわしたようだ「待って、何で突然別れようなんて言うの?他にいい人でもできたの?」「突然ではないよ、もう終わりかなと思ってて今日言うつもりで誘ったんだ、最近お互いに忙しくて会えて
2018年7月10日 14:13
今日はなんだかな・・・変な天気だなそう思いながら僕はまたマスターの店に向かった店のドアに手をかけたとき、かすかに店の中から話し声が聞こえた。「今日は先客がいるのか、どんな人だろう?」ドアを開け、中に入るとマスターと小学生くらいの女の子がピアノを囲んで談笑しているのが目に入った「あ、お客さんだ! こんばんは!」「こんばんは、マスター、彼女は?」「ご近所さんでね、親御さんが