ぽこみ

双極性障害の子育て 躁と鬱を繰り返しながら、2歳を育てています 生きていて良かったと思…

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双極性障害の子育て 躁と鬱を繰り返しながら、2歳を育てています 生きていて良かったと思いたい

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育児で気づいた世界の重なりについて

うちの娘は大変な虫好きである。 私達が住んでいるのは、自然いっぱい!の田舎ではないが、街路樹のあるところや、歩道の脇にあるちょっとした植え込みなどの虫スポットでダンゴムシやありやミミズや青虫や謎の虫を見つけては、触って楽しむのが日課である。 ある日は、芝生のある公園でバッタをみつけた。近くにいた5歳くらいの男の子が素手でつかまえたのをみて、真似してすぐに素手でバッタを捕まえる娘。 男の子から一匹バッタをもらい、両手に花ならぬ両手にバッタをもってニコニコ顔である。 そんな街にも

    • 雨の日はゆるされているような気がする

      大島弓子先生の漫画で雨にうたれる木を見て、「木が雨をうまそうに飲んでいる」 と表現するシーンが好きで、雨に打たれる植物を見るにつけ、同じことを思います。 昔雨の屋久島に行ったことがあるのですが、植物におおわれた島全体が喜んでいるようで、ずぶ濡れになりながらこちらも元気をもらいました。 今、適応障害ということで仕事をお休みしているのですが、どうしても「仕事をしていない状態」に焦ってしまいます。すこし気分転換に外に出かけようにも一生懸命働いている人ばかりが目に入り、罪悪感にさい

      • 自分の行動の善悪を他人にゆだねるな

        人が怖い、という感覚をはじめて持ったのはいつだろう。中学2年生くらいだろうか。自分の言動にとにかく自信がなく、相手が自分の言動で不快になったらどうしよう。逆に、相手から自分の容姿や性格について傷つくことをいわれたらどうしよう。と常に身構えている状態だった。 大人になって営業職の経験を長年積んでから、反射的に誰に対してもそこそこ良い感じの対応をとれるようになって自信もつき、それに比例して、他者から失礼な態度をとられることもほとんどなくなり、10代や20代の頃に比べたら平和に暮

        • 子どもにイライラする理由

          わが娘は2歳10ヶ月。イヤイヤ期真っ最中です。私はずっとおおらかな性格などといわれており、日常生活で怒るということがほとんどなく生きてきていましたが、子どもが1歳半くらいのイヤイヤ期が始まったくらいのタイミングから、イライラして息ができないくらいの状態になることが増えました。 ときには自室にこもり、壁を殴り続け、気づいたら手首が内出血で紫になっているということもありました。ママ友や友人を見ても穏やかにお子さんに接しているように見えるので、こんなに怒り狂うのは異常なのかと落ち込

        育児で気づいた世界の重なりについて

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          それって意味あるの?と言っている場合ではない

          本屋大賞受賞で話題の「成瀬は天下を取りに行く」を読んだので感想を書きたい。ちなみに近所の本屋では売上ナンバーワンとして平積みをされていた。 あらすじ 滋賀県に住む女子高生、成瀬がコロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、ローカルテレビ中継に映る、というお話し あらすじだけ聞いても、???という感じになると思う。特に目立った事件や心理的葛藤などはなく、滋賀県に住む平凡な(実は平凡ではないが)女子高生2人のお話しである。 「それになんの意味があるの?時間の無駄。くだらない

          それって意味あるの?と言っている場合ではない

          毒親はなぜ人の気持ちがわからないのか

          私の母親 私の母親について書きたい。彼女は一見、美しく、見た目より若く見え、人当たりも良く、人に好印象を持たれるタイプだと思う。実際友達からも、「お母さんきれいだね」「お母さん優しそう」などと言われてきた。 しかし、家庭環境がよく人を見る目に長けている友人からは、「なんか〇〇のお母さん怖いね~」と言われたこともあり、実際私は母親を恐れていたので彼女の見方は的確だったといえる。 困ったときになぜか助けてくれない 日頃は私を監視しており、過干渉なのに、いざ本当に困ったとき

          毒親はなぜ人の気持ちがわからないのか

          公園いきたくない問題

          現在娘は2歳10ヶ月。 娘が1歳になる前ごろから、雨の日以外は、平日休日問わずほぼ毎日公園に行っている。公園に行くと、滞在公園時間は1~2時間。恐らくこれまでの通算滞在時間は軽く500時間を越えていると思う。 しかし、私は公園に行くのがあまり好きではない。好きではないとマイルドな表現にしたが、むしろ嫌いといっていいだろう。 なぜ公園が嫌いなのか、ランキング形式で以下にまとめてみる。 第三位 暑いもしくは寒い 野外で過ごすのに快適な季節は意外と短い。夏の日差しは、30も半

          公園いきたくない問題

          育休復帰後に適応障害になった話

          育休復帰後に適応障害になり、休職をとることになった経緯を記録したいと思います。仕事復帰される方の参考になれば、幸いです。私の屍を越えていってください… 適応障害の症状と休職に至るまで 育休明けに異動をし、7ヶ月ほど働いた時点で、どうにも調子がおかしくなってしまった。まず寝られない。心療内科でもらった睡眠薬を服用していたが、きっかり3時間で目が醒めてしまう。そのあとは寝付けないのでまた睡眠薬を飲む。しかし3時間後には目が醒めてしまう。 また、仕事のことが常に頭から離れず、子

          育休復帰後に適応障害になった話

          認可保育園全落ちの記録

          認可保育園に前落ちしたので記念にnoteを記しておこうと思う。 「保育園落ちた。日本死ね。」のブログが話題になってから、はや10年。 まさか、令和も、もう5年になるというのに、自分が認可保育園に落ちるとは思っていなかった。 保活頑張ったが… はっきりいって保活は頑張った。 頑張ったことを以下に記載したい。 ①保育園の見学 見学はすでに妊娠中から行っていた。 家から通えそうな範囲の園の見学に認可・認可外含め10園以上は行った。 ②支援センターや保育園で出会ったママからの

          認可保育園全落ちの記録

          雨キャンプで肉を食らう

          少し早い夏休みをとり、夫婦で平日キャンプに行ってきた。 7月のキャンプは4回目。 キャンプではこれまで燻製、焼き鳥、アヒージョ、パエリア、ダッチオーブンで作るタンドリーチキンとか沢山作ってきたけれど。 ちょっと疲れたので今回のキャンプ飯は手抜きした。 まずメスティンで飯を炊き、蒸らしておく。 その間に、スーパーで買った1パック600程度のオージービーフを炭火でガンガン焼き、150円のステーキ宮のソースをかける。 同時にじゃがいも、玉ねぎをアルミホイルにぐるぐるまきにし、炭

          雨キャンプで肉を食らう

          酒を飲む

          ウォッカを一瓶買った。 本当はラムが欲しかった。モヒートを作りたかったからだ。ラムがなかったので代わりにウォッカでモヒートを作った。 ミントと砂糖をすりつぶしてウォッカと炭酸を注ぐ。 ウォッカは瓶の中で水のように澄みわたり、40度以上の強い酒にはとても見えない。ウォッカで作ったモヒートはくせがなく飲みやすかった。 私は現在、日々在宅勤務をしている。 仕事が終わった後も、場所が変わらないので気持ちがすぐに切り替えられず息苦しいときがある。 そんなときは冷凍庫からウォッカを

          酒を飲む

          コスパコスパいうけど、生きている時点でコスパ悪いやろ

          と思った。 『生産性を高める』についても似たようなもやもやを感じる。 生産性を高めるのって、仕事をちゃっちゃと定時でおわらせて休んだり遊んだりするためだと思っていた。 しかし現実、生産性を高めた先には、更なる仕事が待っている。気づいたら、仕事増えている。 『つながる自由。』 そんなキャッチコピーを唄う携帯会社があったが、携帯の電波が良くなりすぎたせいで、土日も仕事を強いられた時期もあった。 気づけば休息の時間でさえ、だらだらしていると罪悪感があり、移動中にKindle、

          コスパコスパいうけど、生きている時点でコスパ悪いやろ

          地元に帰りたくない理由

          夏休みに帰ってくるか、と母親に聞かれた。 航空会社の株主優待券があるから送るよ、と。 毎年盆と正月に繰り返されるやり取りだ。 いつもと違うのは、今年の夏は帰らないことにした。コロナと仕事のせいにして。 実家に帰ると調子が悪くなる。悪くなった調子を取り戻すために東京に戻ってから何週間もかかる。気持ちが滅入って、頭の回転もおそくなる、気がする。 喧嘩をするとか、昔からそういうことはない。両親とも悪い人ではないと思う。 母親は私を医者にしたがっていた。そのため受験して良い小

          地元に帰りたくない理由

          モチベーションの源泉

          気圧が低くなると気分か滅入る。 仕事したくない、会社辞めたい、なにもしなくても呼吸してるだけで愛されたい、的な無為な思考が脳内をループする。 久しぶりに出社だった。 つい出勤時の電車のなかでは、なにもしたくない、とついスマホで検索してしまう。 久しぶりのオフィス。数ヵ月ぶりに会うメンバーもいる。皆、やはり会話に飢えていたのか、在宅のストレスで不眠になってしまった、パートナーと同じ部屋での在宅勤務がきつい、等となかなかふみこんだ話をした。 会議では、自分の作った資料が思い

          モチベーションの源泉

          乳ー母ー(Uber)

          私は既婚者、子供なし、共働きのもうすぐ31歳だ。 昔は31歳までには子供が欲しいと思っていた。 今はピルを飲んでいるので直ぐに妊娠はしないが、妄想だけはふくらんでいく。 夫は仕事が忙しく、常々夜22時以降の帰宅であり育休がとれないこと、東京在住、双方両親が日本の果てにいること、決して楽ではない私の仕事、などなど。 平日のワンオペ育児はほぼ確定で、働きながら果たしてそれがこなせるのか。考えるとひたすら不安になる。 ルンバやドラム式洗濯機など、家事お助けの最新家電を揃えてな

          乳ー母ー(Uber)

          私は我慢強い

          小学生の時、自己紹介カードの特技の欄には『我慢すること』と書いた。人にいったらドン引きされた。子供のときはそれが誉められることでこそあれ、おかしいなんて全く思わなかった。 小学生のころ、中学受験のために小学校高学年の夏休みは1日8時間以上勉強した、塾の夏期講習の間じゅう、耳の裏をかきむしり傷が何ヵ月たっても治らなかった。 好きでないピアノを我慢しながら10年続けた。 中学生のころ、辞めたくてしょうがなかったバスケ部を3年続けた、我慢強くて懸垂のタイムが学年女子一位になった

          私は我慢強い