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育休復帰後に適応障害になった話

育休復帰後に適応障害になり、休職をとることになった経緯を記録したいと思います。仕事復帰される方の参考になれば、幸いです。私の屍を越えていってください…

適応障害の症状と休職に至るまで

育休明けに異動をし、7ヶ月ほど働いた時点で、どうにも調子がおかしくなってしまった。まず寝られない。心療内科でもらった睡眠薬を服用していたが、きっかり3時間で目が醒めてしまう。そのあとは寝付けないのでまた睡眠薬を飲む。しかし3時間後には目が醒めてしまう。
また、仕事のことが常に頭から離れず、子どもが寝た後や土日含め仕事のことで、頻繁にやるべきこと、アイデアなど思い付いたことがあるとノートに書き付けて忘れないようにしていた。
そのうち、耳鳴りや目眩がひどくなり、子どもを連れて散歩中に立ち上がれなくなり、しゃがみこんでしまうこともあった。家に帰ると起き上がることができず、寝たまま絵本を読んだりなんとか子どもの相手をしていた。
子どもはわたしの体調不良を感じ取っていたらしく、イヤイヤ期もあってか、ママ嫌い、あっちいって、などというようになり、私はイライラが爆発しては壁を殴り、大声で叫んだりしていた。
子どもは泣くでもなく、驚いたような顔でこちらを見ていた。
本当はそんなことをしたくはないのだが、感情が爆発してどうにも止められなかった。
子どもが寝た後に、自分が処方されている睡眠薬をどの程度服用すれば死に至れるかを検索したりもした(100錠とか途方もない量なので諦めた)
主治医には、いつでも診断書を書くので、休職してはどうですか?とすすめられている状況だったが、意地が許さず限界を迎えてからも数ヶ月は仕事をしていたが、上司にどんどん自分の業務外のタスクをつまれる状況、家事育児を平日休日とも自分一人で行わなければ行けない状況、睡眠不足が続いている状況に爆発してしまい、ある日突然休みますと上司に告げ、休職に入ってしまった。

休職前の生活



当時の暮らしを振り返ってみたい。
朝5時に起き、(子どもも同じくらいに起きていた)、朝御飯やら登園準備やらをこなし、8時ぴったりに保育園に着くように送っていく。
その後急いで帰宅し、在宅勤務を開始し、16時半まで働く。
昼休みに夕食の準備ができるときはしておくが、昼休みも仕事をしていることがほとんどだった。
その後は急いでお迎えにいき、1~2時間は時間はうろうろしたり、公園で遊ぶ。
帰宅後はご飯をあげ、お風呂に入り、絵本を読んで寝かしつける。子どもはなかなか寝ないタイプで寝かしつけに1時間以上かかっていた。(就寝は20時~22時)
また、1~2歳児はよく風邪を引く。
在宅勤務のため、子どもを見ながら勤務することがよくあった。といっても泣きわめくので仕事にならず、病児シッターを頼んでいたが。
病児シッターも逼迫しており、毎回は頼めないので、日中は子どもの対応、子どもが寝た後に仕事をやることもあった。

夫は激務で22時帰宅のため、(在宅勤務の日もあるが、部屋から出てこない)平日は所謂ワンオペ、土日は資格試験の勉強をしたいということで、私が一人で色んなところへ子どもをつれて遊びに行っていた。
当時はこれくらい当たり前、むしろ自分は頑張っていない方だと何故か思い込んでいたが、今思うとギリギリでよく頑張っていたなと思う。

休職に至った原因の分析

①復職後の異動
育休後には、元々いた部署に戻るのが普通であるが、私は全く異なる部署に異動することになった。
受け入れ先の部署の方から、熱心に誘っていただいたこともあり、公募で自ら手を上げて異動した。
しかし、これが間違いだったように思う。元々依頼されていた仕事内容と異なる仕事もどんどん頼まれ、マルチタスクが苦手な私は疲弊した。また、仕事内容も所謂雑用が多く、以前の企画の仕事と違ってやりがいも感じられず「いいように使われている」感があり、どんどん疲弊していってしまった。

②断れない性格
私は断るのが苦手な性格だ。
人から仕事が出来るよい人だと思われたい、という思いが強いためだと思う。
頼まれたことにノーと言えず、ひたすら全て引き受けてしまっていた。
周りの人は気が強く自分のやりたい仕事しかやらないタイプが多かったため、その皺寄せが私に来ているような状況だっあ。
そのため、最初は1つの予定だったプロジェクトが3つまで増え、加えて上司がやりたくない案件や、雑用、同僚の愚痴聞き、などどんどん時間が奪われていき、
気づいたら一日のうち6時間が会議で埋まっていた…

③フルタイムでの復帰
収入を減らしたくない、キャリアで遅れをとりたくないという力みから時短ではなくフルタイムで復帰をしてしまった。
在宅勤務かつフレックスタイム制のため余裕だと思っていたが、余白がない生活が思った以上にきつかった。また、仕事をすることで、単純に時間のリソースの他に、脳のリソースもかなり奪われる。
時間の余裕を持ち、少しでもリラックスできる時間を持つために時短をおすすめする。無理してフルタイム復帰をして私のようにメンタルをやられてしまったら、元も子もない。

④夫のサポートがなかった(恨)
1~2歳児はまだ夜泣きもするし、イヤイヤ期だし、よく風邪を引くしとにかく育てるのが大変だ。
しかし、うちは夜泣きの対応は全て私(夫は別室で朝まで8時間以上ぐっすり)、風邪で休むのも全て私(夫は一回も休んだことがない)、起床時の対応(夫はギリギリまで寝ている)も退園後の対応も全て私、なんなら土日の対応も全て私だった(夫は資格試験の勉強や平日の疲れのため寝ている)
妊娠前までは、私の方が稼いでいた。(今では夫の方が稼いでいる)
妊娠出産を経て男女は平等でないと気づいた。

上記をふまえた今後の課題


①ノーといえる自分になる
幼少期からの性格を一朝一夕に変えるのは難しいが、今後の自分と子どもの生活のためにも何とかしたい。
対人トラウマ、親子関係など様々なことが影響しているため、心理学の本を読んで勉強中。(また言語化していきたい)

②心身の健康を取り戻す
投薬、カウンセリング、食事に気を付ける、適度な運動、ストレスをためない
等やることはたくさん

③職探し
まだ先にはなるが、いずれは働きたい。
今の会社に復職という選択肢もあるが、嫌な思い出が多く、あまり気が進まない状況だ。
自分の興味のある分野、時間の自由がきく仕事となるとやはりフリーランスしかないかと思うが、体調管理をしながら、ゆっくり探していきたい。

まとめ

以上が、私の育休復帰後の失敗談です。これから復帰される方の参考になれば幸いです。育休復帰後は周りから遅れをとっているような気がして焦るかと思いますが、末永く働くためにも決して焦らず、無理のない形で復帰してください。(周りのサポートがない方は特に)
その方が自分と子どものためになります。


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