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スラム街育ちのスキンヘッドボディコン いつかエッセイ本を出したいしたまには森に行きたい…

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スラム街育ちのスキンヘッドボディコン いつかエッセイ本を出したいしたまには森に行きたい 。。色ふぇち 共感覚持ち。。。自分はスポンジ人間なので、日々吸ったものを文章として出してる感じです出さないと眠れない▫️お笑いとお芝居

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【創作】 お花畑

この世界から花がなくなった ついでに、マヨネーズもなくなった 大統領が、花とマヨネーズが嫌いだったから この世から、父がなくなった 母が大統領の妻となった 大統領は、うちの母親がタイプの女性だったから 桜も消えた。母は花という名前だった気がする 気がするというのも、医学は進歩し過ぎて、 人間はもう死ねないのだ。母が消えたのは、何百年も前のこと。母には会いたくても会えない。ここ最近貴方の名前すら薄れてきた 私の顔は、父に似ているから。 我儘な大統領は決して、会わせてくれ

    • 【創作】 ふにゃり

      「幸せって、なんだと思う?」 光子はそう言った 「さあ…? 今の結婚生活に何かご不満でも?」 「そう言う言い方が嫌いなのよ」 光子の横顔は綺麗だ キッチリと揃えられた黒髪ボブ 首には何本か筋が入ってて 光子とは東大のベジタリアンサークルで出会った。僕は仲間内との罰ゲームとしてそのサークルに入った。フルーツトマトの甘さについて熱心にふにゃりとした笑顔を時折混ぜながら話す彼女は、その後実際に食べたフルーツトマトの甘さなんかよりも、僕の心は甘くなった 当時光子はカラー剤

      • 【創作】 初デート

        ニートの私は近所の古本屋に良く通っていた 気になるアイツがいた。 いつもレジにいるアイツ 背が高すぎて、天井に頭がついて首が少し曲がっている 前髪は長すぎてアイツの目は私も一度も見たことない それにしてもアイツが気になったので、 私は前パチスロでたまたま勝ったお金があるから 官能小説を1256冊レジにズドーンと置いてみた でも天井には届かなかった 文庫本サイズだからかな それにしてもアイツ身長高いな 古本屋初となる無料のトラック運搬サービスで我が家に1256冊の

        • 【創作】 洞窟

          良くテレビドラマで見かけた手術台の上 死ぬほど光眩しいなとは思ったけど、 意外と僕の心は緊張していなかった 「君は、この先の人生、青色を失うけど、本当に、 …いいの?」 「ええ、構いません」 「ごめんね………」 「いや、こちら側から頼んでいるのにそちら側から謝られると、僕もなんか嫌な気持ちになるのでやめてください」 「ごめんねそれもそっか!じゃ、僕も専門医だから、パパッといっちゃうね!」 僕の左目の眼球はカポッと取られた。 何かしらの蓋を開けた時の気持ちいい感触みたいに

        【創作】 お花畑

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          【創作】 別に大きくなくても、

          あ、ほんまですか? 私はこれを言うために生きていると、誰か横に長いやけに怖いおじさんに思われるんだろうなあなんて思う コンビニでバイトを始めた おばはんにいびられたけど、何かお金持ちアピールされたけど、「あ、ほんまですか😀」と返した 感情は無い。ただ、植物になっている 私があ、ほんまですか?というとき自分自身は植物になっているから、その際は地上に酸素を送り出しているということになるね、正味分からんけど。笑 あ、ほんまですか大使があるのならば立候補せずとも私がなるであ

          【創作】 別に大きくなくても、

          【創作】 ウサギとカメ

          細い水道管の中には沢山の悪が詰まっている気がして、 水道水で口をゆすぐのが本当に嫌なんです 私のだけミネラルウォーターにできませんか? 当然、却下された 全ては本音なのに。私はアカネという名で、 まだ自分の名を漢字で書けない 小学一年生 本をいっぱい読む 実家が古本屋さんだから ハウスダストアレルギーを持っていてページをめくる度にくしゃみが出そうになるのを我慢して、 店の中でしゃがみこみながら本を読む。 そんな私を見て、 レジに座っているおばあちゃんは微笑む 私にはお

          【創作】 ウサギとカメ

          【創作】 赤いトサカ

          僕がこれまで楽をして生きてきた罰が今、 目の前で実行されている 鶏が、ニワトリが、殺されてる ナイフでけちょんけちょんに。 僕の唯一の友達なんだ これまで56年間生きてきた中で 彼は僕よりも人間臭い鶏だった 彼には、鶏臭い人間だなと良く言われたものだ 僕は20代の頃、女に困ったことがなかった 死ぬほど愛しているよ と言うと、50人に1人は口に銃口を当てそのまま自殺する悪い宝くじに当たったような女もいたが、 僕は女のことを男の為に生きている存在としか思わず、国のお偉い

          【創作】 赤いトサカ

          【創作】 純宇宙人

          先生、三日月の中で僕は眠れるんですか? その三日月の、厚さによるでしょうね 細過ぎると君は潰れてしまう 先生、先生の目は何故緑色なんですか? 君は今、何年生だっけ 小学6年生です そっか。中学校へ行くと習うと思うよ 僕は、宇宙人なんだ …カラーコンタクトとかじゃなくて? ええ。 そっか、宇宙人なんだ びっくりしないんだね だって、先生は良識人だし 義務教育の教員という時点でカラーコンタクトなんて付けたらモンスターペアレントから怒られるだろうし 君は賢いね

          【創作】 純宇宙人

          【創作】 ヒーロー

          他者よりも自分の方が優れていると思うから生きていけるんでしょ?じゃあ、貴方が生きているという事は、 私よりも自分が優れていると、思っているということでしょ? 給食が美味しかった話をしようとしたけど、 リコーダーを突き刺した5年間で使用感の出てきた赤いランドセルを背負ったまま、立ち尽くす私 お母さんが言うことは毎度難しくて、 国語の教科書よりも作者が何を考えているのか分からなかった。私は貴方から生まれ、貴方の血が沢山入っているのに、分からなかった テストで100点を取って

          【創作】 ヒーロー

          【創作】 天使が2人

          私は罪を犯しました 私は、欲を覚えました 私は、寂しさを覚えました 私は、私は、生きているのに 死にたいと浮かぶ日があるのです 心配ねえ…毎晩あんな様子で夜空に向かって手を合わせて願っているわよあの子…古本屋で買ってきた聖書ばかり読んでさあ……正直気味が悪いわ お前がお金を渡すからだろ 自分の罪を数え、それを売ってお金にする、 なんて言いだすのよ? 無理やりにでも働かせてみたらどうだ とても私には12歳の女の子には思えないわね あの子は、悪魔よ。 今も私の横

          【創作】 天使が2人

          【会話劇】 お笑い好きの死神

          限りなく青に近い赤なんて存在しないわよね ええ、そうでございます じゃあ、何故人間は才能を持った代償にそれを上回ってしまうような苦悩がつけ回ってくるの? 小学生のとき、水泳で皆で目の前の人の肩を持って進む "せんたっき"ってありますよね ええ それだと思います 答えになってないわ 花が水を欲しがらないと腐るように、 苦悩は才能を欲するのです じゃあ、苦悩を殺せばいいじゃない 難しいことを言いますね 私は、何もかも気に入らないの 何故満足に外に出れないのか

          【会話劇】 お笑い好きの死神

          【創作】 公園のベンチ

          君は、草を舐める時の感触は知ってるかい? 公園のベンチに座っている時、 僕がハードオフで買ったDSiで遊んでいる時、 目の前に立つおじさんは聞いてきた 草を舐める時の感触は知らないし、 はじめましての挨拶にしては突飛過ぎるし、 正直に言うと気持ち悪いしで その質問に、僕は無言を貫いた お腹が空いて、そのまま目の前のおじさんを素通りし 公園のベンチから近所のすき家へ向かった まだおじさんは真後ろにいる 牛丼を食べている僕の横でなにも注文せず 席に座って、ただ、前を見て

          【創作】 公園のベンチ

          【創作】 かつらぎさん

          「君は、きみでいれることがすごいんだ!」 教科書をパラパラとめくるとそんな文章ばかりが並んでいて、毎日晩飯として出されるカップヌードルと同じくらい飽きたなと思った ランドセルは赤色が当たり前で。 てか何で2回目の君はひらがななんだとも思った 印刷ミスだろ。だれも指摘しないけど カップヌードルのことは嫌いじゃないけど、 カップヌードルは多分私のことが嫌いだと思う 食べ方が汚いから 家にはフォーク1本しかない インド人の母親は全て手で食べるから 幼稚園の頃、うちの

          【創作】 かつらぎさん

          【創作】 日記帳

          体力測定でいつもビリだった僕は、頼むでと言われたクラスの周りの重圧で何故か本番では速く走れて大好きな揚げパンをクラス全員からもらい、この世は実力社会なんだと思った。それが小学生2年生の頃の夏 親はアイスクリームは毒だと親の親から変な考えを迷惑に受け継いできたらしく、こんなに暑いのに僕は氷を齧るしかない。甘いとろりとしたのが舌の上でくつろいでいて欲しいのに 僕は、受験勉強だと言って2階の自分の部屋に上がり、 ネジを口に入れてみたりレンガの裏を舐めてみたりした 会わなくなっ

          【創作】 日記帳

          世間からはこのさかなクンは求められてないけど一部の人に突き刺さるさかなクン

          本当に好きなこと全部語っていいって、 本当に本当ですか? インタビュアー「はい」 じゃあ、話させてもらいます まず、僕は車の方が詳しいんです くるま君はあんまキャッチーではないですよね(笑) なにを頭に被んねんって話ですし だし、僕の声質的にさかなクンの方が向いてるなと思って。嗚呼、こんなこと言うのも初めてだな 僕、好きなことが特別好きで特別詳しいだけで これ以上好きなものはないなと思うだけであって、 生きるのが特別下手くそなんですよ なにかを特別できる人は、な

          世間からはこのさかなクンは求められてないけど一部の人に突き刺さるさかなクン

          【詩】 スープ

          ぱりぱりぴっぴ ぽりぴっぴ 恋するうさぎ ガリガリとした体と ボソボソとした喉で 旅人はどこへ行く 自分の稼いだお金はどんな味がする? 小さな子供が聞いてきた 年頃なんてないよ おばあちゃんがリボンを付けて応えた 嬉しい 絶望の中に希望が見えて それをスプーンですくってみたら なんだかボロボロとげとげ金平糖 飲むと口の中で小さなとげとげが当たる 甘くないけどとても美味しい金平糖 こんなスープは初めてだ また会いたいな、眼鏡の 愛眼 そのスー

          【詩】 スープ