美術館の存在が遠のく前に
全国各地の美術館が再開し始めました。
自粛宣言が出て以来数か月ぶりですが、よく美術館へ足を運んでいるという方はもう行きましたか?
私もそろそろ行こうかと考え始めています。
今回は、美術館についてお話ししたいと思います。
自粛宣言
全国に自粛宣言が出たのが確か4月頃。
その頃、ちょうど世界的に有名な代名詞的存在の某ヨーロッパのアーティストの展覧会があると知り、行こうと思った前日の午後に閉館してしまいました。
元々美術館に館蔵されている作品でない限りは世界持ち回りで、次に作品がやってくるのは、数年後になってしまいます。
「あぁ、やってしまったな」。とは思いつつも、実はこのアーティストの作品は15年ほど前にも一度見に行っており、まだ諦めもつく範囲内でした。
もう一件あった
実はこの件とはもう一件、コロナウイルスで騒ぎ始めたことをきっかけに行くのをやめた美術展もありました。
先ほどのアーティスト同様、こちらのアーティストもヨーロッパの方であったため、やはり作品は巡回型でした。
ですが、こちらのアーティストに関しては配送ミスで作品が日本に届かないなどのあまり考えられない出来事があったようで驚きました。
治安の悪い国
日本では、「遅延」「届かない」などの配送ミスはあまり耳にしませんが、国によっては配送ミスをミスとして認識しないほど当たり前の出来事のようにして扱っているということを知りました。
ということは、国によっては治安が悪いことなどを考慮し「あなたの国では充分な警備が行き届いていないようなので作品は貸し出せない」。などのやり取りがあるのではないか?ということに気づきました。
国内で、しかも交通機関を利用して気軽に行けてしまう距離で作品が見れる。
これってもしかして、すごいことなのではないか?と最近思ったわけです。
日本では数々の著名なアーティストの作品の展覧会が当然のように行われていますが、そんな環境を整えるまでに至っているということが、実は非常に恵まれているのだということを再確認した瞬間でした。
美術館へ行くしかない
元々美術作品が好きで美術館へよく足を運んでいたという方は、そろそろ出かけるべきであるかもしれません。
日本では作品が盗まれたり配送ミスといった治安面の心配はあまり無い方ですが、あまりにも客足が途絶えると、やがて外国の有名アーティストの作品が国内へ入って来ないようになる日も近いのではないかと思います。
5歳頃から美術館へ行っているので、特に子どもが本物を見るという機会が得られなくなってしまうのは寂しいなと感じます。
私がよく足を運ぶいくつかの美術館の展覧会スケジュールを確認しましたが、現時点ではほぼ日本のアーティストが予定されていました。
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