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知ってった?ASDとADHDではお約束を守らせ方や、やる気の出させ方が違うのです

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「ご飯の前に宿題しなさいね〜」

「寝る前に明日の学校に持っていく準備しときなさいね」

日々の生活の中で子どもに毎日のルーティンとしてやってほしいことってありますよね。

でも、なかなかお約束をしても守ってもらえないこともしばしば。

特に、発達の特性を持っているお子さんだとやる気を出してもらうのにはそれはもう一苦労。

しかし、ここに攻略法になりえるかもしれない情報があります。

もしよろしかったら記事の続きを読んでみてください。

ASD(自閉スペクトラム症)の子の場合

ASD傾向の子の場合、物事を構造化(ルール化)し、それを目に見える形で提示するとこれから何をしないといけないのか分かり、今するべき行動に移りやすくなります。 

例えば、学校から帰ってきたら、やってほしいことを紙やボードなどに書いてリスト化し、お約束が守れたらカレンダーにその子の好きなシールを貼る。

という方法も一つです。

ASD傾向がある子はイメージをすることの苦手さがあるため、自由に何かをやっていいよとか、活動に枠組みがないと、どうしても行動ができないのです。
逆に、その子が納得して決めたルールやお約束などは率先して守るという才能を持っています。

なので、やってほしいことはその子と一緒に話し合い、ルールやお約束を決めることをおオススメします。

ADHD(注意欠如・多動症)の子の場合


ADHD傾向が強い子に、お約束やルールを守ってもらいたい時の攻略法は、ご褒美作戦が効くと私は思っています!

ADHDの方の症状に【報酬系機能の障害】というものがあります。
興味のあることには非常に意欲が湧くのですが、そうでないものにはほぼ頭が動かず行動することができにくいのです。

つまり言いかえれば、目先の報酬やご褒美、快感にはとてもやる気がでます。

なので、例えばなのですが
小学校低学年の子に【夕飯を食べる前に宿題をする】という約束を守って欲しいとします。
一ヶ月のお小遣いを300円と設定して、約束を守れたらその都度30円を毎回あげる。
という作戦が効くかもしれません。

ご褒美は、お金ではなくてもその子の好きなお菓子などでもいいのです。

ADHD傾向の子にやる気をださせる一つの方法論としては、トークンエコノミーというものがあります。

ご興味のある方はよかったら心理学用語のトークンエコノミーを検索してみてください!

子どもの実態に合わせて、お約束やルールを守ってもらえるように日々試行錯誤しながら良いアイディアを考えていけるといいですね。

                                                       

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