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「束の間の晴れ間を愛でるもの」

梅雨に入る前の束の間の晴れ間を、楽しもうと出かけた。

暑いぐらいの陽気に絆されて、庭園に咲いている華に、

足を止める。

オレンジやピンク、白や赤や黄や斑模様のバラの花が、

可憐に咲いていた。

少し窮屈そうに、所狭しと咲いていたので、自己主張の

為合いをしているようにも見えた。

書きたい描きたい想いを、白い紙やキャンバスに残す。

今まで生きた証を、残していくこと急いでいるかのように。

この人は、こんな人。こんな一面もある。言葉や文章に

まごう方なく表れていく。恥ずかしいって思って、

躊躇したり、強烈な言葉で表現したり、露出具合は人其々。

それでも書きたく、それでも表現したいと、欲求を満たす

かのように所狭しと、咲いていく。

見る人がいて、咲く花があり、見られる環境がある。

自己満足でいい、でも本音では、見て欲しいって­暗に示し、

庭園や公園、道路脇の街路樹に混じって、可憐に咲いている。

ここにいるって、ここで咲いているって、言っている。


明日から、梅雨のような空とのお付き合いが始まる。

その前に、花が華のように咲いている場所が見られて、

これから始まる季節を、迎え入れる準備ができた気がする。


ここにいるって、暗に示すもの、色や香りと共に感じて。




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