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#90 「オートミール」のガチ解説

最近、とても注目されている「オートミール」。

皆さん、食べたことはありますか?

僕も「オートミール」食べたことあるんですが。。。

調理方法がよくなかったのか、
味付けが悪かったのか

2回チャレンジして辞めました。

笑笑

もしよければ美味しい食べ方教えてください!

◯「オートミール」について

そもそも「オートミール」という言葉は、
『oats』と『meal』を掛け合わせた英語です。

『oats』とは、“オーツ麦“のことで、
『meal』は“食事“という意味があります。

つまり、「オートミール」は、
脱穀して食べやすく加工したオーツ麦のことです。

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“オーツ麦“は、日本名だと『燕麦(えんばく)』とも呼び、
古くから農作馬の飼料として栽培されていました。

海外では、古くから粥状にして朝食などに
食べられていました。

「オートミール」は、“全粒穀物“と言って、
胚芽などが未精製の状態で加工されているため、
他の精白した穀物よりも栄養が豊富に含まれているのが
特徴の一つと言えます。

◯「オートミール」には種類がある

「オートミール」には、加工の仕方などによって、
大きく分けると5種類あります。

①スティールカットオーツ

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脱穀したオーツ麦を1粒あたり2〜3分割したもの。
生の状態なので、食べるには30分ほど
煮込む必要があります。

プチプチとした食感が特徴ですが、
煮込み過ぎてしまうと、
ドロドロになってしまうため、
加熱時間には注意が必要です。

②オーツブラン

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オーツ麦の外皮にあたる部分を集めたもの。
食物繊維が含まれているため、
健康食品として重宝されています。

しかし、そのままの状態では、
とても美味しく食べられる状態ではないので、
他のシリアルと混ぜて食べたり、
パンやお菓子などに入れたりするのが
一般的な食べ方です。

③ロールドオーツ

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脱穀したオーツ麦を蒸してからローラーで
平たく伸ばし、乾燥させたもの。

一度、加熱処理がされていますが、
そのまま食べるには硬く食べにくいため、
加熱して食べるのがおすすめです。

スティールカットオーツにと比べると、
加熱時間は短く、5分ほどで柔らかくなります。

④クイックオーツ

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上記のロールドオーツを細かくカットしたもの。

水分が早く浸透するため、調理時間がさらに短くなります。

味はついていないものの、そのままでも食べられるため、
調理用途が幅広く、初心者でも扱いやすいタイプです。

⑤インスタントオーツ

ロールドオーツを調理し、すぐに食べられるように
加工したもの。
中には味付けされているものもあります。
クイックオーツと並び、初心者に扱いやすいです。

そのまま、牛乳をかけて食べるほか、
さっと加熱しても美味しく食べられます。

ただし、煮すぎるとドロドロになってしまうため、
注意が必要です。

◯「オートミール」の栄養価と効能

では、「オートミール」の栄養価を見てみましょう。

・糖質

「オートーミール」に含まれる『糖質』は、
100gあたり59.7gです。

『糖質』は、タンパク質や脂質と同じ、
エネルギーを生み出す栄養素の一つです。

『糖質』が不足すると、
エネルギーが足りなくなり、疲れやすくなったり、
集中力が低下したりします。

一方で、取り過ぎてしまうと
中性脂肪として蓄えられます。

また、タンパク質の合成にも必要なため、
欠かすことができない栄養素です。

・食物繊維

「オートミール」に含まれる『食物繊維』は、
100gあたり9.4g。

『食物繊維』は、便の量を増やしたり、
善玉菌を増やしたりする働きがあるため、
便秘解消に役立つ栄養素の一つです。

『食物繊維』には、“水溶性“と“不溶性“が
ありますが、「オートミール」の場合、
その割合が“1:2“という非常に理想的なバランスで
含まれています。

・ビタミンB1

「オートミール」に含まれる『ビタミンB1』は
100gあたり0.2mgとなっています。

『ビタミンB1』は、実はとても重要な栄養素の一つです。

というのも、“糖質“を効率よくエネルギーに変換するため、
代謝するために必要な栄養素だからです。

不足すると、“糖質“の代謝がスムーズにいかず、
エネルギー産生が滞り、疲れやすさにつながることも
あります。

“糖質“を多くとっている人やよく体を動かす人は、
『ビタミンB1』が不足しやすいので、
意識してとるようにしましょう。

「オートミール」や玄米などのようなものを
中心に『ビタミンB1』が含まれているので、
そういうものを食べるようにすると良いでしょう。

・ビタミンE

強い抗酸化作用をもつ『ビタミンE』も
「オートミール」には含まれています。

100gあたりの含有量は0.6mg。

抗酸化作用があるため、
体の老化現象を抑制してくれる効果があり、
しみ、しわ、そばかすなどを予防してくれます。

・マグネシウム

続いて『マグネシウム』ですが、
「オートミール」にも含まれています。

100gあたり100mgの含有量があります。

『マグネシウム』は、カルシウム、リンと共に
骨の形成に関与する重要な栄養素です。

また、体に存在する様々な酵素の働きや生成にも
『マグネシウム』は関与していたり、
エネルギー産生のサポート、血圧の維持、
神経興奮の抑制などにも関与しています。

体のあらゆるとこで作用するため、
欠かすことができない栄養素です。

この『マグネシウム』は
日本人が不足しやすい栄養素の
一つになっていますので、
「オートミール」や玄米などの穀物や
緑黄色野菜などを積極的に
とっていけると良いです。

・鉄

こちらも不足しやすい栄養素の一つ『鉄』。

「オートミール」100gあたり3.9mg含まれています。

『鉄』は、約70%が赤血球のヘモグロビンの成分になります。

ヘモグロビンは、ご存知の通り“酸素“の運搬を行います。

『鉄』が不足すると、酸素が体内に十分に回らなくなり、
頭痛や疲れやすさなどにつながります。

特に女性は月経や出産などで、血液が体外へ
排出される機会が多いため、不足しやすいです。

「オートミール」からとることも重要ですが、
レバーやほうれん草など、様々な食材から
摂取するようにしてみましょう。

◯まとめ

今回、「オートミール」について解説しました。

今、注目されるだけあって
様々な栄養素が含まれています。

好き嫌いは分かれると思いますが、
もし苦でなく食べることができるのであれば、
「オートミール」をうまく活用してみると
もっと良い生活、健康的な生活が送れるかもしれません。

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