週刊少年松山洋_タイトル_修正

第181号『固定概念をブッ壊せ』

ある父子が交通事故を起こしました。
その事故で父親は即死して息子は救急病院に運ばれました。
その緊急オペを担当することになった医者がその子供を見て
“これは私の息子だ”とつぶやきました。

それは何故か?

突然ですが、問題です。

この問題の答え、というか【どういうことなのか】ということを考えてみてください。

父親は即死したのでは?

本当の父親ではなかった?

数年前に同じ病院で生まれた子供を取り違えた?

いったいどういうことなのでしょう?

医者と子供の関係性は?

どうですか?

答えは出ましたか?

それでは正解をどうぞ。


その医者は“母親”だった。

実にシンプルな答えです。

医者はその息子の母親だったわけですね。

それだけです。

どうですか?

正解出来ましたか?

頭の中で医者の姿を勝手に“男性”でイメージしていませんでしたか?

これが『固定概念』というやつです。

この問題は企業が社員研修などで実施するような心理テストのようなものですが、ほとんどの人が正解できません。

それくらい固定概念というものは【強固】なのです。

凝り固まったイメージというものはなかなか払拭できません。

我々クリエイターは“だからこそ”この『固定概念』を利用してシステムやドラマを作ります。

○○と思わせておいて実は■■だった!

右から出てくると思わせておいて左から飛び出してくる!

こうした手法で驚きや感動を生み出しています。

まぁこれも表現や演出のひとつの方法論に過ぎないのですが。

私はこの手の“固定概念を利用したトリック”が大好物なのです。

更にいくつか紹介します。


「くら寿司」が店内に導入した『ビッくらポン!』という新システム。
どんなお皿でも5枚食べて「皿カウンター回収システム」に投入すれば景品の入ったガチャ玉が出てきてオモチャがもらえるという楽しいシステムだ。このシステムの導入によってもちろん子供たちは喜んでお皿を投入していったのだが、想定外の客層からも人気が出てきた。

その客層とはどんな客?

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第181号『固定概念をブッ壊せ』

松山 洋 サイバーコネクトツー

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私もそんなあなたが大好きです!ありがとうございます。
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株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』
コメント (5)
『数独』や『ピクロス』のような謎解きパズルを印刷したポスター。

『グラビア』ポスター、ってのも考えたけどそれだと喜んで眺めるのは男性のみになってしまうからね。

ま、いずれにせよ“待ち時間をつぶせる夢中になれる何か”ってことなんだろうなぁ。
鏡ですか?( ´ ▽ ` )身嗜みチェックは男女共通で営業系には効果高そう
シチューさん大正解!!
鏡を置くと体感待ち時間が格段に減るんです。
クイズやゲームだと解いてる間に箱がつくと中断してしまうんですね。
なるほどー!勉強になりました。
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