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逃げた先に楽園なんか無い

学校訪問や直接講演を少しずつ再開しました

最近少しずつ出張や移動が増えてきました。まだまだ世の中が落ち着いてきているとは言い難い状況ではありますが、みんなが少しずつ経済活動を再開してきている流れにあるのだと思います。

そんな中で私自身も福岡本社への来客が増えたり会食も増えてきて、同時に専門学校や大学での特別講義や講演を直接学校に訪問して実施する回数が少しずつ増えてきています。

まだまだオンライン講演の回数の方が多いですが、割合で言うと8:2といったところです。(2割が直接訪問)

特に今年の1年生なんかは入学早々に登校禁止(自粛)となりオンライン授業を受けながら日々を過ごし、ようやく最近になって登校を開始した学校がほとんどといった感じです。

やはり各学校で先生の話を伺っても「オンライン授業には限界がある・今年の1年生はかなり遅れている・しっかりと背中を押してあげて欲しい」なんてことを言われます。

私自身も本心から「今年の1年生は仕方がない・不運の年だったね」と学生が言われてしまわないようにいつも以上に気合を入れて講演をやるようにしています。

そこでやっぱり気になるのがそんな学生が専門学校や大学で「ゲームクリエイターになるために学ぼう」と思って進学した【理由】です。

ゲーム系専門学校に進学した理由

「みなさんは何故ゲーム系の専門学校に進学しようと思ったのですか?」

これはだいたい講演の最初に私が学生さんにする質問です。

すると学生さんからは「ゲームクリエイターになりたいと思ったからです」という返事が返ってきます。

では「なぜゲームクリエイターになろうと思ったのですか?」と尋ねると

「ゲームが好きだから」「子供の頃に遊んだゲームに感銘を受けたから」「自分でもゲームソフトを作りたいと思ったから」

というような答えが返ってきます。

が、実態を言うとコレ、ほとんどが【嘘】であることが多いのです。

ゲームクリエイターになりたい!の嘘

ちょっと厳しい表現で心を抉るようなことを言っているように見えるかもしれませんが、ここをマイルドな表現にしても何も伝わらないのでハッキリと言います。

ほとんどの学生さんが「ゲームクリエイターを目指すきっかけになったのは好きだから」という発言には嘘があります。

実態は全くもってそうではないのです。

ほとんどの学生さんが、勉強もダメ、国語も英語も数学もダメ、運動もダメ、クラスで人気者にもなれない、人と話すのもニガテ、出来れば人とあんまり関わらずにひとりで生きていきたい、そうして逃げて逃げて逃げた先に辿り着いたのがゲームソフトだった。

これが実態です。要するに「自分にはコレしか無いんです」というのが彼らの本音であるということです。

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