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【9月新刊】PHP文芸文庫&単行本7作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2024年9月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。


9月10日発売!文芸文庫4作品

赤と青とエスキース|青山美智子著


   1枚の絵画を巡る、5つの愛の物語。
彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる

◇STORY
 メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。
 額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。
 一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。

 著者新境地の傑作連作短編。

2022年本屋大賞第2位!
 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。


そのご縁、お切りします 京の外れの縁切り神社|木村文香著


あなたにも、「二度と会いたくない人」いませんか?

 人間関係の悩みは橋宮神社まで! 
親とのトラブルを抱え、「縁切り」で有名な京都宇治の橋宮神社を訪れた豊島茜は、そこで「神様の許嫁」と噂の不思議な力を持つ青年・葉と出会う。
 茜は、なりゆきで宮司である葉とともに参拝客らの悩みを聞くことになり、「縁切り」は単に負の清算だけではないと学んでいく。
 しかしある日突然、葉から「もう二度と自分とかかわらないでくれ」と言われてしまい――。

~縁切りの相談事例~
*モラハラ彼氏と別れたい
*サッカーの練習の邪魔になるから友達と絶交したい
*跡継ぎの立場を弟に取られたと思い込んでいる兄と縁を切りたい
……などなど

 エブリスタ人気連載、待望の書籍化!


後宮の薬師(三) 平安なぞとき診療日記|小田菜摘著


 
太后(おおきさき)の体調が優れない。にもかかわらず太后は、祈祷や祓(はらえ)に頼り、医師の診察を受けないという。

――太后を襲ったのは、”病”か”物の怪”か。――

 胡人である父から医術を学び、京の後宮へやって来た瑞蓮(すいれん)は、祖母を心配する王女御(おうのにょうご)に依頼され、太后のもとを訪れるが、そこには太后お気に入りの陰陽師・大津氏が出入りしていた。

 しかしその大津陰陽師が、かちかちと歯を鳴らし始め、瑞蓮は流行病を疑う。祭祀や祈祷を生業とする大津氏は、己が「物の怪」にとり憑かれたとして祓おうとするが……。
 陰陽寮の学生として、安倍晴明も登場! 瑞蓮が、若き医官・樹雨(きう)とともに後宮のやんごとなき人々の相談にのりつつ、宮中で起きる奇怪な事件を解決していく。
平安お仕事ミステリー第三弾


蔦屋の息子 耕書堂商売日誌|泉ゆたか著


 「今日からお前は俺の跡を継ぐ、蔦屋の息子だ」

 父を亡くした十九歳の青年、勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。
 厭世的でどこか投げやりな勇助を何故か蔦屋は気に入り、「いずれ自分の養子(二代目蔦屋)にする」と言い出す。
 豪快な蔦屋のもとで働きながら、勇助は江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走し――。
 江戸のカリスマ出版人・蔦屋重三郎と青年による、熱いお仕事小説!

2025年大河ドラマで話題!
 カリスマ出版人・蔦屋重三郎と彼に弟子入りしたクールな青年・勇助による、江戸のお仕事小説。


9月17日発売!文芸書籍1作品

サブ・ウェイ|佐野広実著


 地下鉄で隣に座った人を、
    あなたは信用できますか?

 地下鉄内での防犯のため、試験導入された地下鉄私服警備員として働く穂村明美。

 彼女は、二年前に地下鉄駅構内で起きた暴行事件によって恋人・要一を失い、その事件の真相をつかむために警備の仕事に就いていた。

 勤務の中で、明美は乗客たちの様々な事情に触れていく。そして要一の事件の手がかりを掴むが……。

 江戸川乱歩賞受賞の著者が紡ぐ、
心震えるヒューマンサスペンス!


9月19日発売!文芸書籍2作品

探偵はパシられる|カモシダせぶん著


「パシリ」によって培われた、知識と経験で謎を解け――!
史上最弱の探偵にして最強のパシリが活躍する、新感覚日常系ミステリー。


◇STORY
 神奈川県立N高校の番長・丸木のパシリである岡部太朗は、「お使い先」で数々の事件に巻き込まれる。丸木のもとに早く戻らなければならない太朗は、最速で事件を解決する!?
 N高への転校早々、舐められないようにカツアゲをすることにした原田は、岡部太朗という生徒から金を巻き上げることに成功する。しかし太朗から、逆にカツアゲの不手際を指摘されてしまい……(「ファーストカツアゲ」)
 仕事前にあんパンを買うことを日課にしている木梨は、残りひとつしかないあんパンを巡り、太朗と取り合いに。番長のために絶対にあんパンを買うと言い張る太朗に対し、木梨にも譲れない理由があり……(「最後のあんパン」) 
 ――など、爆笑と衝撃の全9編を収録。

山里亮太さん(南海キャンディーズ・芸人)――物語史上最弱主人公爆誕。中学時代、カツアゲにあった、あの頃の俺に贈りたい本。

宮島未奈さん(小説家)――令和のパシリと番長は一味違う! 新しいのにどこか懐かしい一冊です。

東村アキコさん(漫画家)――芸人で書店員のカモシダくんがとうとう小説まで書いちゃった!? これは事件です!!

 発売前から話題騒然! 現役書店員芸人であり、「アメトーーク!」で読書芸人として話題のカモシダせぶん氏、まさかの小説デビュー作。


森にあかりが灯るとき|藤岡陽子著


  介護業界の未来と人の絆を描いた傑作長編。

 お笑い芸人の夢に挫折し、特別養護老人ホーム「森あかり」で介護士として働くことになった星矢は、初めての夜勤の日に、利用者の鼻に酸素を投与するためのチューブが人為的に切断されているという医療事故に遭遇。
 さらにその原因が星矢にあるのではないかと施設長から疑われてしまう。

 介護士としての将来に自信を失くし、仕事へのやりがいも感じられないまま過ごしていた星矢は、ある日、施設で厄介者扱いされている医師・葉山彩子を街で見かけて、意外な場所に連れていかれる。
 お笑い芸人になる夢に破れた新人介護士、自分の信念が周囲に理解されない医者、過去に利用者の遺族から訴えられた施設長――。それでも彼らがここで働く理由とは。

 吉川英治文学新人賞受賞の著者が贈る、感動長編。


以上、9月発売の新刊7作品のご紹介でした!
本の感想など、ぜひSNSにも投稿いただけると嬉しいです。


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