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2023年7月の記事一覧

向日葵の咲く頃。

向日葵の咲く頃。

過去の詩の振り返りです。

いつからだろう。自然災害をここまで意識するようになったのは。

毎年毎年、災害級の自然災害がいたるところで起きている。

「自然は怖い」と私は思う。人間ではどうにもできないからだ。しかし、人間もたくましい。なんだかんだ右往左往しながら生きている。

表現することや作品を作ることは時に残酷で、戦争や傷ましい事故、事件を題材にしたものも少なくない。自然災害もしかり。作者は作

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詩【意思】

詩【意思】

僕は誰の意思を継いだのか
僕は誰の想いを紡いでいるのか
僕は今を詠みたい
僕は今を紡ぎたい
意思は何処へ
意識は何処へ向かうのか

見えない
見えない
心の奥

いくつも
いくつも
響きあう声

いつも
いつも
笑いあうように

いつまでも
いつまでも
慈しみあうように

詩【幸福論】

詩【幸福論】

私が幸せだと思えば幸せだ
私が不幸だと思えば不幸せだ

悲しければ涙を流し
面白ければ笑って過ごす
悩めば悩むほど
抗えば抗うほど苦しくなっていく
心はいつも定まらず
右往左往し落ち込んでいく

私が幸せだと思えば幸せだ
私が不幸だと思えば不幸せだ

今見ている感じている
言葉
出来事
すべてが愛おしく思える

今見ている感じている
想いがすべて
愛おしく思える

不安を抱けば怖くなり
何でもない

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詩【さくらと鴉】

詩【さくらと鴉】

僕は鴉と呼ばれ忌み嫌われている

君は満開の花を咲かせ
皆んなから親しまれている

この身体と思考が邪魔をする

ただ生き抜いてきただけなのに

死を予見させるからか
死肉を貪り喰らうからか

生き抜くための知見を

迫害されるなら抗おう

君はいつも満面の笑み
皆に嫌われる要素はない

僕はいつも卑屈な笑顔
君に近づく事さえ許されない

詩【濃い人生】

詩【濃い人生】

濃い人生
それは自身に正直に生きること
嫌なことはやらない
面白いと思う事をトコトンやる

濃い人生
それは好きなことを
突き詰めていくこと
思ったことはやること
思ったことは言うこと

それでは貧乏くじを引くかもしれない
それでは社会から逸脱するかもしれない

それでも個人の思いが当たり前になり
生きやすくなり
お互い尊重し合えるようになれば
今よりきっと世界はよくなる

詩【光る雲】

詩【光る雲】

青い空
光る雲
清々しい
風の香り
新緑の
力強い色相
広がる大地に
豊かさを感じる

人の目を曇らせた
経済社会に
自然の尊さを教えてくれる

青い空
光る雲
悲しい歌声
揺るぎない決意
追い求めたのは
そんな幸せだったか
手にしたかったのは
そんな人生だったか

青い空
光る雲
眺めていれば
心穏やかに
人が生み出す喧騒など
いざ知らず
人が生み出す悲劇など
いざ知らず