いよいよ「ひとりごと」を卒業するときが来たのです。
今日、私は人生10000日目を迎えた。
2021年の7月から約2年弱、毎日このnoteを更新してきた。自分として意識はなかったが、コツコツと書いていたら、いつの間にか総記事本数は約700本、総文字数は60万字を越えていたようだ。
このブログを通して明らかになった私の強みの1つは、とにかく色々な事象や経験から自分の内面を見つめ直す「内省力」であった。これまで脳内でだけモヤモヤと考えていたところから、自分が本当は何を考えているのか、その内面を何度も何度も言語化し、可視化してきたのだ。
しかし一方で、私の弱点の1つは、こうした思考を繰り返してしまって、なかなか抜け出せないことだ。
よく、「頭の中がモヤモヤしているときには、手書きでA4の紙に今考えていることをザーッと書いて、見える状態にして置いておくことで脳内を整理できる」とするメソッドを見聞きすることがある。
私はそれを試したことがあり、確かに一定の効果はあると思ったが、私にピッタリくるとは思わなかった。
なぜなら、その制限時間内にどうしても自分の思考内容を全て書ききれないし、時間を特に定めなければ20分でも30分でも連続的に思考を書き続けられてしまうからだ。
ただ、この言語化を約2年間しぶとく繰り返すことによって、過去の自分に比べれば、かなり自分の思考の解像度が上がったことは確かだ。この「解像度を上げる」という感覚を手に入れることができたことも、1つの大きな価値であったと思う。
それは、ある1つの言葉の意味を取ったとしても、よく考えれば簡単に定義づけられるものではなく、その意味を細分化したり、別の感覚で捉えることができたりするからである。
准教授のひょんな一言から始まったこの毎日ブログが私に与えてくれた価値は大きく、私の人生を変えた経験であることには間違いがないだろう。
しかし、私としてはこのブログには最大の弱点があると思っている。それは何かというと、そのタイトルからもわかるように、これがあくまでも「ひとりごと」に留まっているということである。
ここに書かれていることは全て、誰かに何かを伝えようとして書かれたものでは無く、自分が考えたことをただ吐き出しているに過ぎない、ということである。
私がここまで毎日文章を書き続けられたのは、自分にとっては自分の考えを「ただ書く」だけであって、文章を書くことのハードルが低かったからでもある。
始まった当初は確かにそれでもよかった。そもそも文章を書く習慣が無かったのだから、それに比べれば大いなる前進だ。
しかしこれから先は、少しづつでも自分に負荷を与え、文章を書く力をレベルアップさせていきたい。
また、それと同時に、自分自身の思考を深め、その思想を読者に届け、共感し応援してくださる方々を増やしていきたい。
だから私は今日、この自分にとっての人生10000日目という特別な日を機に、これまでずっと使ってきた「ととまる君のひとりごと」というブログタイトルを改めることにした。
新しいタイトルは、「ともやの思考整理日記」である。
「ともや」というのは、私の本当の名前である。これは、自分の名前をあえて公開することで、自分自身のアイデンティティを最も表現する自分の名前を背負い、これからも引き続き自分の思考や人間性を曝け出していくぞ、という心意気の現れである。
また、「ひとりごと」をやめて「思考整理」であると明言することにより、ただ書きなぐる文章から、自分にとっての思考が整理された文章、人に何かを伝えるための情報を整理した文章を書くための意識がつくられることを狙っている。
ここからまた新しいスタートを迎えることになりますが、このnoteは明日からも変わらず引き続き毎日更新していく予定です。
今後ともぜひご贔屓に、よろしくお願いいたします。
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