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「褒める」から「驚く」へのレベルアップが必要なのです。

『「任せ方」の教科書』という本を読んだ。

この本を手に取ったきっかけは、私が仕事や作業を人に任せるのが苦手であるという自覚があり、研究室学生集団をマネジメントする上での課題を感じていたからだ。

また、人間1人の力には限界があることについては理解し、他者に対してはその前提で寛容に接することができるつもりである一方で、こと自分自身に対しては「なるべく自分の手でやらなければ」「苦手なこともできるようにならなければ」との声が脳内に響き、中々行動に結びつけられない人生を過ごしてきたからだ。

この本の中で、部下のやる気を促すための1つの方法として、「褒める」ことが大事であると書かれていた。

私が2年前に、「後輩指導を通して愛を学んだ」という内容を書いたとき、それが得られたきっかけになったのが、博士課程の先輩に言われた、「お前には褒めが足りない」と言われたことだった。

だから、この「褒める」ということの威力は、私も実感としてわかっている。

しかし、それに加えて重要だと思うことが以下の記事に書かれていた。

ここでは、「褒める」のではなく、「驚くこと」の重要性が語られている。
子どもの教育として語られているが、私は部下のやる気、という観点からも重要だと思った。

2年前からさらにレベルアップするには、「褒める」から「驚く」への移行が必要だ。

そのためには、驚くための「心構え」が必要になるだろう。

特に、(本当はそんなことは無いのに)なんでもできて普通、みたいな感覚に陥りがちな自分にとって、大変重要な心構えだ。

できて当たり前、と思わない。
自分も含めて、できないのがデフォルトだ。

だから、少しでも何かができるなら、それは驚きの対象になる。そういうところを積極的に見つけて、大げさにでも良いから驚いていきたい。

「他者に期待しすぎない」という自分の特性を活かせば、これを他者に向けることはできるはずだ。

私が進んで驚くことで、後輩の学生や、若手の青年たちに、もっと驚かせたい!という気持ちを湧き起こさせられるようにしていきたい。

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