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あの頃のサウンドが今でも脳裏に焼き付いているのです。

私は4歳から中学2年生まで習っていたピアノを今でも趣味として弾いたりするのだが、そのとき、ちょっと複雑な気持ちになってしまうことがある。

それは、弾こうと脳内に思い浮かぶ曲が、高校・大学時代のJPOPばかりであることだ。

その何が問題かというと、自分自身に内在する音楽が、あの当時から全く更新されていないことだ。

まぁその期間新しい音楽を聴き始めたりすることも無かったから、当然と言えば当然なのだが、そのアップデートされていない感じに少々の不安を抱く。

なぜなのかはよくわからない。

自分自身がノスタルジーを感じるサウンドだったり、いわゆる「世代の曲」というのは、なぜもこう自分の中に強烈に残っているものなのだろうか。自分にとっての重要な思い出と結びついているというわけでは特に無いはずなのだが、そう感じるのが不思議だ。

でも確かに、聴いていてどこか感傷的な気分になったりとか、自分自身が心地よさを感じるのは、中高生から大学生時代にかけて聞いていた音楽の数々なのだ。仮にあと10年以上が経ったとしても、そのラインナップはあまり変わらない自信がある。

そうすると、きっと下の世代からは、「まだそんな曲聞いてるのか」と言わんばかりの視線を受けそうだ。

今どきはおそらく、TiktokやYouTube Shortsでバズったときにその動画の音楽が有名になったりするのだろうが、その変遷は著しく早い。もう我々世代ですら、現在のデジタルネイティブ世代のスピード感には追いつくことができないだろう。

そのようなことに考え至って、毎度複雑な気持ちになるのだが、自分自身の感情が変えられるわけではないので、まぁそれでもいいのかもなぁなどと思っていつも気を紛らわせている。

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