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半年で偏差値を40上げた話



最初に書いておくと、大学受験で一番大切なことって、「めんどくさがり」なことだと思います。この記事には根性とか量が制すとか、そんな言葉とは無縁ですわ。言葉は一見してわるいんですけど、最低限の仕事で最大限の効果を追い求めることができる人って、基本的に「めんどくさがり」なんだと思います。めんどくさがらずコツコツやる人が受験を制すなんて、意識高いこと言っている人もいると思いますけど、ぶっちゃけた話、手を抜いて、楽して、横着して、でも最大限の効果を追い求めていたら、そっちのほうが短時間で成績があがります。僕は受験の頃、横着を極めていました。狙ったわけではなく、たまたまそういう素養があったんです。なのでまあ、これ読んでる高校生は、気合を入れず、適当に頑張ってください。




この前、久しぶりに高校の同級生と会って、色々と話しているうちに思い出したので、書くことにしました。彼とはなぜか、成績を競い合っていたので、そんな思い出もあったのでしょう。まあ、お互いに極端な不得意科目があったので、それをデリカシーの範囲内で馬鹿にしあってただけなんですけどね。あと、大学時代はずっと予備校でアルバイトしていたので、そんな経験も含めていろいろ書きます。
あ、先に言いますけど、私立文系専願で、偏差値が40上がったのは、英語と世界史だけです笑 国語?知りませんねえ…
あと、どうでもいいんですけど、ここで細かく方法を書いても、絶対に意味がないので、思考法というかざっくりした骨組みしか書いていないです。というのは、最適なやり方というのは人によってバラバラです。脳みその作り方は人それぞれなのです。僕は当時、後頭部に意識を集中させて、イメージとイメージをぶつけるようなことをしたら、なんでも一瞬で覚えられましたが、あまり誰もわかってくれないので、本当に脳みその構造って人本当にそれぞれだと思います。同じような変態にも出会ったことありますけど、みんなやり方バラバラでした。なので、個人に最適なやり方さえ見つければ、成績は爆上がりするので、見つけるまでが勝負です。才能は関係ないです。

プロフィール


小学校時代は、独自の漢字検定や算数検定に合格できず、常に居残り。中学生では、宿題を一切出さず、内申点はボロボロ。塾のおかげで、なんとか進学。高校でも宿題も出さなければ、勉強も一切しなかったので、赤点ギリギリ。高校3年生の6月ごろでは、偏差値が30ぐらいで、行ける大学はないと言われている状況でした。
見かねた親が、近所にあった大手予備校に僕をブチ込んだことで、状況は一変しました。結論からいうと、たしか12月かそこらで、国語以外は偏差値70程度になりました。

予備校はすごかった


まず、授業がとてもおもしろかったです。映像授業なのですが、疑問に思いそうなことは、予めカバーされているので、授業を受ければ全て分かりました。僕みたいなバカでもわかるように、丁寧に丁寧に書いてくれましたし、何回でも受講できたので、2週はしましたね。わかりやすい授業を聞けば、勉強ってこんなにおもしろいんだ!と思いました。先生も面白かったです。あと、映像なので、眠くなれば止めればいいんです。
おそらく高校の授業では、ある程度学習指導要領に従って、指定の教科書を使わないといけないので、わかりやすくするにも限界があるのでしょうね。
あと、映像授業のメリットは、いいテイクが撮れるまで、何回も撮影しているであろうことや講義室に生徒がいないので、邪魔されないことでしょうかね。あと、教材も先生が作っているので、そりゃあわかりやすいわなといった感じです。ある意味飛び道具ですね。
その他、スタッフさんも、その予備校の出身者なので色々とアドバイスをしてくれましたし、社員さんも研修が厳しかったのか、かなりの知識でしたので、やはり大学受験はその道のプロに頼ったほうが安心です。
別に高校を悪く言うつもりはありませんが、他の仕事でもクソ忙しいのと、なんか地方のほうでは、無理矢理でも国公立を受けさせる傾向があるので、なんともです。

成績を上げたコツ


最初は薄い参考書を使う


とりあえず、高校で学ぶ範囲をざっくり終わらせればいいので、最初の参考書は薄いやつにしましょう。高校の範囲は夏休みが終わるまでに終わらせて置くのがベストです。マジです。早慶とか行きたい人は、もっと早く終わらせてください。薄い参考書のほうが要点だけ書いてあって、わかりやすいです。とりあえず、頭に叩き込むことから始めるといいです。高校で渡される参考書は、おそらく検定に則ったものなので、とても分厚く、いらないこともたくさん書いてあるので、実は結構難易度が高いのです。受験向きでもないですし。
社会に関しては山川出版の30日完成スピードマスター?シリーズがオススメです。英語と国語は忘れましたけど、たしかZ会の参考書が一番見やすかったのを覚えています。あ、でも速読英単語の標準編と上級編、英語長文問題精講あたりは、古いですけど、かなり力がつきましたね。その他、大学の過去問を使うのも手です。慶応大学のSFCの英語は結構良問だと思います。

理由や意図のない勉強方法はしない


勉強するなら、全て意図をもたせましょう。意図がわからない方法は、非効率ですし、他人に指示されてやっていて、意図がわからないなら、本当に無意味です。時間の無駄です。自分なりに、勉強方法の全てに意図をもたせて、効率的に進めましょう。そうすれば、洗練されていき、オリジナルの最適な勉強法が出来上がるはずです。
高校で、あーしろとかこーしろとか言われますけど、言う通りにしても、しなくてもいいです。成績を上げれば文句は言われないし、嫌われても関係ないので、自分のやり方でやってください。でも、最初は参考にして、自分でカスタムしていくのもいいかもしれませんね。とりあえず、鵜呑みにしてそのまま、意味も分からずにやるのはオススメしません。ぶっちゃけ、予備校でバイトしてましたけど、伸びない子はここで苦しんでいました。たまに、教科書読んでるだけで成績が爆上がりする子もいるんですけどね。なんで予備校に来たんだ…
ちなみに、意図や理由がわからない手順を省いたり、順番を変えたりした結果、覚えられなくなったとかいうことがあれば、何かしら自分にとっては有益だったということです。その時は、有益だった理由を分析して、自分の傾向を知りましょう。



予備校の先生の言うことは全部聞く


映像授業なら・・・の話ですが。あと、校舎にいるスタッフの言うことも適当でいいです。合う、合わないがありますし、ちゃんと意味をもって勉強してきたのかがわからないからです。都会だと知りませんけど、地方の予備校のスタッフはせいぜい、駅弁ぐらいなので、結構ガチャです。ただ、予備校の先生が言うことは全部聞きましょう。最終的な判断は任せますが、英語だと、200個ぐらい例文を丸暗記しろと言われて、めんどくせーと思いながらやってみたら、センター試験(当時)の文法問題は常に満点になりました。効果があったんですね。

合理化する


理由や…のやつと若干被りますが、合理的にやりましょう。例えば、教科書丸写しなんかするならば、可能な限り短い言葉に要約したうえで、覚えるべきところを赤のボールペンで書き、赤シートを一緒につかえば、それで問題集ができあがります。とりあえず、なんでも良いので、一石二鳥とか三鳥ができるようにしてください。時間がもったいないです。書いて覚えられるうえに、後で解けますね。そうそう、英単語でもノートまとめでも大切なのは、作り終えたらその日に全部覚えることと、次の日も全部正解しているか確認することです。そうしないと、無意味です。作ってすぐに覚えにかかると、暗記するのも早いです。


復習だけはしっかりやる


予習なんてどうでもいいです。しなくていいです。ただ、復習はしましょう。わからなかったことは、些細なことでも全部覚えましょう。出なさそうなところでも覚えましょう。受験の範囲を超えていても覚えましょう。一度、間違えたところを二度と間違えないようにするだけで点数は伸びます。あと、一回復習して終わりにするのではなく、3日後ぐらいにもう一回問題を解いてみましょう。忘れている可能性があるので、また覚えましょう。それを繰り替えていくと定着します。人によりますが、英語の解き直しは答えを全部覚えてしまうので、無意味でした。やるなら、半分の時間で満点が取れるようにを目標にしていましたね。



思考法を身につける


復習しましょうといいましたが、答えや解放を丸暗記するだけでは無意味です。一番大切なのは、解答に至るまでの思考法を身につけることです。これは時間がかかりますし、参考書も選びますが、身につけることができれば、間違えることはなくなるでしょう。
思考法に近いのかもしれませんが、覚えている範囲で言うと、英語の長文だと書き方にルールがあるので、そのルールを逆手に取れば、悪問じゃなければ満点が取れるようになります。その方法について、書こうとしたのですが、ご指導いただいた先生が独立していて、独自に教材を販売されているようなので、やめておきますね。まあ、ロジカルリーディングって言うんですけど。英語以外にも役に立ったので、人生変えるほど、いい思考法でした。


楽をする


楽をするのは悪ではありません。仕事でも同じです。楽をするというのは、手を抜くという意味ではなく、少ない作業で最大限の効果を得るということです。めんどくさくて、意味のないことはやめましょう。よって、無駄な手順は省き、作業の順番とか、全部にこだわりましょう。いずれ、最適な方法が見つかります。根性論は不要です。根性でなにかやっても、身につきませんし、3日もすれば飽きます。なんの作戦もなく、一日単語を1000個覚えるとかするよりも、ちゃんと作戦をたてて、200個ずつ覚えたほうが、長続きします。


負荷トレーニングをやってみる。

当時、ドラゴンボールばっかり読んでいたのですが、どうやら高い重力の部屋とか精神のときの部屋とか過酷な環境で修行すれば、強くなるみたいなので、勉強でもやってみることにしました。すると、マジでその通りで、鳥山明やべえ・・・ってなりました。彼は天才ですね。
リスニングの問題で言うと、1.5倍速で聞けるようになるように頑張りましょう。最初普通の速度で聞いて、次2倍速で何回か頑張って聞いて、耳が慣れてきたら、1.5倍速で聞いてください。そしたら、なんか1.5倍速でも聞き取れるし、普通の速度だとあくびがでます。そんなものを2回も読まれるので気が狂いそうでした。これで、リスニングは満点とれます。
なんか、英語の長文も音読していたのですが、普通の速さで読んだあとに、くそ早口で読んで、頑張って日本語を介さず直感で理解できるようになるまで読んでいたら、試験時間が半分以上余るようになりました。国語や世界史は知りませんけど、英語においては、負荷トレーニングがかなり大切です。
難易度の面でもそうですね。これが一番てっとり速いです。あ、世界史とかの暗記科目は違うと思いますよ。先程も書きましたけど、英語長文問題精講は実はブックオフで100円で売られていたのが、状態が良くて適当に買ったんですけれど、解きながら「なにこれ、クソむずいぞ?」と思いながらやっていました。高校生なので、お金が勿体ないので、飼った参考書はシャブリつくすわけです。すると、なんか普通の問題が簡単に感じられるようになりました。という感じです。こんなMな人はZ会の問題集とか駿台の模試を解けばいいと思いますね。個人的に、駿台の模試は悪問なだけの印象ですが。普通の模試が解きたいなら、河合か代ゼミか東進だと思います。

キツめにスケジュールを立てる


14日で終わらせるのが標準的なものであれば、7日〜10日で終わるようにスケジュールを組みましょう。実際にできればいいですし、無理でも、ちゃんとやっていれば、確実に14日以内に終わっているはずです。というのは、ほとんどの高校生は、よほどちゃんとしていなければ、最初の予定をオーバーしがちだからです。だって、学校とかなんだかんだあるじゃないですか。仕方ないです。なので、キツめにスケジュール組みましょう。

高校は無視しても良い


卒業資格さえもらえたらどうでもいいです。授業は内職してても、寝ててもいいです。迷惑さえかけなければ。大学受験は集団戦とか、意味のわからないことを言う先生もいますが、全然個人戦です。周囲のレベルが高くても、低くても、合わせる必要はないです。あなたはあなたでいいのです。焦ることもありませんし、気にしなくていいです。実際に、僕は学校の宿題や試験勉強を相変わらず放棄していたので、テストや通知表は最低なのに、模試だけトップ層みたいな感じで、三者面談も5分で切り上げられるほど、嫌われていました。まあ、受かればどうでもいいんです。ちなみになんで放棄していたのかというと、別に反抗していたわけじゃなくて、テストは教科書とか付属の問題集、授業を丸暗記していないと解けないような、思考力を問うものじゃないし、宿題もなんかゴミのような問題集でレイアウトもクソだったので、やる気が失せたんですね。なので、時間の無駄だと思って、放棄したわけです。
あと、たまに痛々しい高校があって、受験生に対して、新聞の要約とか、ゴミのようなテキストを押し付けたりする受験の邪魔ばっかりする高校が一定数あります。さっきもいいましたが、卒業さえできればいいのと、おそらく新聞要約とかなんだかんだは、絶対に卒業させるためのゲタだと思いますので、ハナクソみたいな内容でいいと思います。卒業できる自信があるなら、やらなくてもいいと思います。

結果


何故か、何しても国語だけは伸びなかったので、第一志望にはいけませんでした。というか、面白くないので、2ヶ月ぐらいで勉強するのを辞めました。ですが、普通の大学ぐらいなら、1科目捨てても、合格できるので大丈夫です。(英語は捨てないほうがいいけど・・・)
基本的に、自分のやり方を見つけるのと、無意味なことはしないのと、楽をすることが大切です。がんばってください。

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