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初対面の人たちと「夢のような時間」になったのは、スタバでグランデにしたからではない、、と思う

9月の初めに行われた新宿バーでの「飲みながら語ろう」は、すごかった!「夢のような時間」「まだ余韻が」など次の日もメッセージのやりとりをしたりして、特別な時間となりました。

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この企画の募集は、8月にスタートしました。すぐにお申し込みが続き驚きました。

私に会いたい人が多いのか(←えっ?)「表現について」というテーマがよかったのか、新宿の会員制のバーだからか、お知らせ文が良かったのか、それらが複合的なのかわからないけど、応募の熱量が高くてびっくりしました。

「どうかキャンセル待ちに入れてください!」「新幹線とホテルを今から取ります」「運命を感じます」「ジミーで泣いたので」など。

募集の文章はこちらです↓

青海エイミーさんが来店し、みなさんと語り合います。
テーマは『表現』。 エイミーさんは、小説家でもありますが、クンダリーニヨガの講師でもあります。
クンダリーニヨガは、気づきのヨガとも呼ばれ、ポーズと呼吸法に「マントラ」と呼ばれるサンスクリット語の音節を組み合わせた、瞑想要素が強いヨガです。 日常の気づきを、いかに表現に落とし込むのか、その制作方法から『表現』までを語ってもらい、参加者のみなさんからも、感想や言いたいことをシェアしてもらおうと思っております。
小説『ジミー』を読んでいない方でも大丈夫です。普段の自分の表現について、エイミーさんに質問してみましょう。 『ジミー』を読んでいる方は、ジミーに関する質問やディスカッションもOKです。
(石塚集さんの文章を一部抜粋)

Fbのイベントページより

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本当は、20時半に終了ということだったので、私は21時には帰るつもりでした。

だけど、お申し込みのメッセージを読んで気持ちが揺れます。さらに、全員が近隣からくるわけではないことに気づきました。

えーっと、

一人は仙台、
一人は神戸、
一人は九州(!!)

えええ。

ど、どうなってるのかしら。

さらにその頃、田原真人さん経由でお友達になった、九州の柴田氏からメッセージが届きます。彼は歌舞伎町は「散歩道」だそうです。

「エイミーさん、状況次第ですが、二次会は僕の知ってる店が近くにありますよ。みんなでいけるかも」
「え、そうですか。でも、私は、9時に帰ろうと思ってるから。。」
「ああ、無理しないでくださいね、、。でも、近くにカプセルホテルはありますよ」
「カプセルホテルとか、泊まったことないなあ」
「作家としての社会見学になりますね。坂下さん(「ジミー」の登場人物)の気持ちも分かるかも」
「ええ〜ー?」

「無理しないで」と言いつつも、近くのカプセルホテルの写真まで送ってくる柴田氏。

・・・。

た、

楽しみにしすぎだろ!(←柴田氏は、大学教授で、このとき初メッセージのやりとりです)

これは、フツーのテンションでは負けるわん。
私は、顔を洗いタオルで拭くと、気合いを入れることにしました。

「バッチコーイ!」

「オレはつっぱしるぜーーー!」(←夜中に大声出すな)

「星降る夜に、キミと朝までダンシンだぜーーーー!うおおー」(←だれ?)

そうして、新宿歌舞伎町のビジネスホテルを予約したのです。

一泊、六千円を出すぜ!(←意外と安いな)

ま、アゴダで細かくチェックしましたが、、。

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さて、当日です。電車に揺られながら、私は落ち着かない気持ちでいました。初めて会う人ばかりだし、私、人見知りで友達いないのに、私がメインのイベント。ああ、私、何してるのかしら。

ぐるぐる頭はまわります。

1時間前に新宿に到着し、ひとまず落ち着こうとスタバに入りました。実は、不安と同時に、盛り上がってくる気持ちもあり混乱していたのです。

私は、11年マレーシアの田舎に住んでいました。それが、いま、新宿の地を踏んでいる! 10数年ぶりの伊勢丹でウロウロし、ゼロの数が一つ多いようなお洋服が並ぶところにいたら、興奮しすぎてわからなくなってきたのです。

きゃー。さ、さらに、歌舞伎町いくのよ!
バーなのよ!
カクテル飲むのよ!
ビジホに一人で泊まるのよ!

この時、私の頭の中のコビトは、わっせわっせと言い始めてました。(←コ、コビト?)

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「ご注文は、お決まりですか?」
訝しげにスタバの店員さんから声をかけられ、我にかえりました。

は、はい。

カフェインに影響されやすい体質なので、私は、コーヒーは夕方以降は飲まないことに決めてます。ハーブティーを注文しようと人差し指をそれに置こうとした時、

今度は、私の中の老師が叫びました!(←老師??) 
長い白髪を後ろに束ね、白い髭を蓄えた彼は重々しく言います


カフェインを取るのじゃー!

もっと盛り上がるのじゃー!

でないと、負けるぞーー!(←柴田さんに?)

私は、いやいや冷静にと、ハーブティーをさそうとしました。
その時、また老師が言うのです「カフェインを、、」

「ド、ドリップコーヒーの グランデを」
私の声は、震えていたことでしょう。

ああ、老師!
Sサイズですら、ない!
夜なのに。

これは、嫌な予感がありますね。

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コーヒーを受け取り、私は震えながら席につきました。

ごく!

ごく!

緊張、興奮、不安、高揚の精神状態に、強いカフェインが入り、私は、、。


キーン!

わっせわっせが!
私の頭の中のコビトが、お神輿を担ぎ始めたのです。

わっせわっせ
どどーんどどーん

そして、

た、たりらりら〜!

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※ここから私のテンションは変になります。

普段はもっと遠慮してるのに、石塚さんに電話。「道がわかりません」と泣きつき迎えに来てもらいました。歌舞伎町近くの雑居ビルをエレベーターで上がりドアを開けると、この道40年のバーテンダー中崎さんのお姿が見えました。

私は、駆け寄り「かっこいいっす!」っと。(←すでに口調がおかしい)

「エイミーでーす。今日はよろしくお願いしまーす。素敵なお店ですねー。あ、写真、一緒に撮りませんか、いいですか、ぜひに〜」と早口でまくしたて、気持ち悪そうに見てる石塚さんに「カメラ担当でお願いしまっす!」と頼み、ちょっとだけ嫌な顔をされました。(無視したけど)

参加者の方が入ってくれば、両手を広げ「きゃーお会いできて嬉しいです」と小躍り。

シンガーソングライターのオガサワラさんが登場すれば「きゃーファンなんですー」と彼の腕を捕まえて後ずさりされる。「オガサワラさんの曲、ここでかけていいっすか?」
野太い声できき、驚くご本人の前にスマホを出し勝手に曲をかけました。

不安を感じたのか、オガサワラさんが皆にききます。「こ、この中で、エイミーさんにリアルであったことある方、いますか? ネットでは普通だったのに、、。普段から、こんなテンションの人なんでしょうか?

「今日は、エイミーさんに任せましょう」共催のはずが、私の変な様子に諦めた石塚さんがつぶやきました。

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さて、それから自己紹介や表現についてのディープなトークあり、お酒もおかわりをして皆さんも盛り上がり顔もヘラヘラしてきました。私だけじゃないじゃーん。

どんどん杯を重ねて酔っ払ってたオガサワラさんが、フラフラよろけながら立ち上がりました。
「みなさーん!」(←演説?)「今日は、せっかくエイミーさんに会いにきたのだから、一人ずつカウンターで、5分づつ喋りましょう!」

そうしようと、井上さんがまずは私の隣に。ところが、オガサワラ氏は、5分を測ろうとするも、酔っ払いすぎて静かに顔を伏せ…

ね、寝ちゃったみたいよ?

ダイジョーブかよ。。。

※ ただ、オガサワラ氏は、(この日はただの酔っ払いでしたが)実はすごくかっこいいミュージシャンです。証拠の動画はこちら↓



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そのあと、キャサリン、御影石さん、珠子さん、たかおみさん、百海さん、柴田さん、オガサワラさんが順番で座り、私と二人トーク。

キャサリンとは、これから1000日をどうするかと言う話。御影石さんとはコーチングや生き方について。珠子さんとは心の痛みやその回避について。たかおみさんとは自分らしくあることについて。百海さんとは恋の話など、5分程度なのにすっごいディープな感じに。

グラスを空けた私に、中崎さんが「エイミーさんは、次はお水にしますか?」と。
私はフラフラしながら「カルーアがありますね」と指さします。
「ミルクを置いてないんですよ。だからカルーアはちょっと、、」
「そうですか」しょぼーんとする私。
それを見て可哀想になったのか、彼が提案してくださったのが、こちらのドリンク。
「なら、生クリームとブランデーで作りましょう」。

シェーカーを振り、ショットグラスに流して、、。

一口。
生クリームの贅沢なフワフワ感と、コーヒーの苦味とアルコールの芳醇な香り。

ああ、ヘブンでございます。そして、向こうに座るみんなをふと見ると、全員、すごく楽しそうなの!初対面なのに。

じーん。
なんか、涙が。

素敵な人たちが集まって、皆さん同士で仲良くなって。

ああ、出会いっていいな。
ありがとう、老師、、(←関係ない)

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さて、次の日の朝。

目が覚めて、ふと思ったのです。私のテンションが高すぎて、みんなひいていたのではないかと。私だけ盛り上がった気持ちで、みんなは楽しくなかったのだったらどうしよう? 私、変だったのではないかしら?

おそるおそる、メッセージをチェックするけど、ありません(←朝の5時だよ..)

一人反省会モードになり「ああ、やっぱり私だけ、盛り上がりすぎたのかも..」と結論を出しかけた時、ふとスマホをもち、twitterをチェックしました。

あ、と井上さんの投稿に目をとめます。

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「昨日のことは夢のようで、何度も思い出しています
エイミーさんにお会いできたことも、エイミーさんに会いにきた方に会えたことも財産だなと」(井上さんtwitter投稿より)

ああ、そんな風に感じてくれたのか。私は、何度も投稿を読みました。

まだお子さんが小さい井上さんは、お仕事や子育てに全力投球。ここ何年も、飲み会に参加するのは難しかった、という事情を聞いていました。だけど、この企画を見たときに「どうしても参加したい」と、パートナーと時間を調整して、ようやく夜の歌舞伎町に来たのです。

彼女にとって、何年かぶりでの飲み会は、どれほどワクワクしたことでしょう。同時に、知らない人と会う機会で、どれほどドキドキしたことでしょう。

それだけど、来てくれて。
やっぱり良かったんだなあ、と思いました。

夢のような時間。

数年ぶりの飲み会が、こんな風で。そんな風にして来て、そして、本当に楽しい時間で。

来てくれて、良かった。

企画して、良かった。

会えて、良かったな。


もう最高。みんなすっごく楽しかったよね? 

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お声をかけてくださった石塚さん、参加してくださった百海さん、珠子さん、キャサリン、井上さん、柴田さん、たかおみさん、御影石さん、オガサワラさん、そして素敵なカクテルを作ってくださった中崎さん。本当にありがとうございました。皆さん(老師もね!)のおかげで素敵な時間となりました。

またやりたいでーす。

えへへ。
次回も、カフェイン入れて行くわよ!

バッチコーイ!

これを読んだあなたも、ぜひ参加してね。
居心地も、雰囲気も、みんなも。
この新宿のバーで、最高でした。

私、幸せ者です。

愛を込めて
エイミー


めちゃ楽しそうでしょ。本当に夢のような時間だったの



オガサワラさんのyoutube、リピしてる。すごい好き↓



いつもありがとうございます。いま、クンダリーニヨガのトライアルを無料でお受けしているのでよかったらご検討ください。