Totsuking

鹿児島出身。東京在住。の、ものかき。 大学卒業後タイの田舎で日本語アシスタント。帰国後…

Totsuking

鹿児島出身。東京在住。の、ものかき。 大学卒業後タイの田舎で日本語アシスタント。帰国後アウトドアメーカーで働きながら大学に通い日本語教師の資格を取得。その後営業職、からの現在は出版社で編集アシスタント。やりたいことを潰し中。 趣味はクライミング。ジムもボルダーもロープも好き。

マガジン

  • 今日の一コマ 2023

    2023.06.16〜 今年もゆるく気が向いたら

  • 今日の一コマ 2022

    2022.01.07〜 今年もゆるく気が向いたら投稿していきます。

  • 今日の一コマ 2021

    2021.01.06〜今年もつづけることを目標に地道にがんばります。

  • 今日の一コマ 2020

    2020.10.05~とりあえず毎日何かを続けてみよう、ということで、毎日更新を目標に、写真でも、一言でも、何かしら投稿します。 2020.10.22~週一に変更。 〜12.28

  • タイでの気分日記

    タイで生活する中で感じたことを残しています。 2019.05~2020.03

最近の記事

香り

久しぶりにゆっくり映画を見た。 『セントオブウーマン』という1992年の映画である。盲目の退役軍人と、お世話係をすることになった青年の話である。 もちろん内容も素敵で、少し長いけれどその中にいくつか響く言葉もあって。 その中で、出演シーンは一度っきりだが、ものすごく印象に残った女性がいた。 彼女はドナという女性で、レストランで彼を待っている。彼女と主人公フランクがタンゴを踊るシーンがあるのだけど、演奏も、そして踊りもあの空間も全てが素敵で釘付けになった。 まずドナの美

    • 少し前の振り返り

      久しぶりに何だか書きたくなって、Noteを開いた。 新しく作成しようとした時、下書きが残っていることに気がついた。それは私が会社を辞めてまもない2022年9月のものだった。 本当は別に書きたいことがあったのだが、この機会に最後に振り返ってみることにした。 2022年の8月に当時の上司に退職することを伝えた。あの頃の私はもう心も体もボロボロで、人生で初めて精神科にお世話になった。 スーパーポジティブだった私はどこへ行ったのやら、無になった。初めて死に方を調べた。 でも、神

      • 余裕と豊かさ

        ちかちかする青信号の横断歩道を急がず立ち止まり、一回見送った。 次の信号で渡った横断歩道の先におじいさんが立っていて綺麗な夕焼けをぼーっと眺めていた。 私はその先にあった雑貨屋さんをぐるっと一周見てまわり、お店前の長い階段に座って本を読んだ。 その日は高校の友人とランチをした。 彼女とは大学時代週5であっていた時期もあった仲だが、記憶をたどると今回は6ヶ月ぶりの再会だった。 行きに浴びた太陽も、友達を待っている時に感じた秋の風も、待っている時にお店で流れている音楽も、全て

        • 別れの時期

          退職の挨拶をした時、「出会いと別れは紙一重ですからね」と言われたのが心に残っている。 この一年、ルームシェアを経験した。 相手は大学時代の寮で1年間ルームメイトだった子で、5年ぶりの再会とともにルームシェア生活を始めた。 これからお互いまた離れ離れになるだろうし、いつ簡単に会えなくなるのかわからないし、家庭に入ることもあるだろうし、いろんな意味でいいタイミングだったと思う。それに、もちろんいろんなことはあったが、総じてたのしかったし、ためになった。 家族でも恋人でもない、

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        • 今日の一コマ 2023
          2本
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        • タイでの気分日記
          12本
        • 忘れられないあの味
          1本

        記事

          不安との戦い方

          ここ2,3日、久しぶりに心が乱れた。 自分はメンタルは弱いほうだとは思わないが、大学自体に鍛えた部活メンタルの日々からもうはや4年がたち、今は割と平和な生活を送っているから少しは効力もなくなってきたのだろう。 今回タイトルを「不安との戦い方」と「不安との向き合い方」で迷った。結果「戦い方」にしたのは、今は戦わなきゃと思ったから。「向き合う」と言っていられるほど穏便な状態ではない。 よかったことに割とすぐ回復できたのは、こういう時に自分にどうしてあげたらいいか自分で理解して

          不安との戦い方

          どこでなにしてるか分からない人

          大学を卒業したら、何をしているのかわからない、どこにいるのか分からない自由な人間になりたいと思っていた。 そして大学を卒業して3年が経った今、自分は周りからそう見えているようだ。 久しぶり会う友人にはきまって「今どこで何してるの?今まで何してたの?」と聞かれる。 あの頃の私は少し窮屈で、休暇が必要だった。好きで始めたラクロスが、学年が上がるにつれ責任の重みの方が強くなり、プレーに集中できなかった。卒業したら、ちょっと色んなことから距離を置きたかった。そのために海外に出るの

          どこでなにしてるか分からない人

          心が満ちているということ

          皆さん、心、満ちていますか? 心が満ちていれば、物事を広い視野で考えることができたり、人の幸せを願う余裕ができたりすると思う。また、日々穏やかでいることができてしまったり。 在宅勤務がつづき、通勤時間が無くなった分自分の時間は増えたはずなのに、なんだか気持ちがすっきりせず散歩に出かけた。散歩といっても近所や最寄りの駅の周りを2時間ほど歩き家に戻った感じだ。 時間があるからって気持ちに余裕があるわけではないし、日々忙しく何かしらに追われている毎日だからって余裕がないわけで

          心が満ちているということ

          五感を刺激する

          おはようございます。 みなさんは日々どのくらい五感を刺激してますか?または五感を刺激されてますか?意外と気付いてないこともあったり。 以前よくみていた「世界はほしいモノにあふれてる」という番組で文房具特集があって、その時に面白いものがあった。 それは、香りが詰まったカプセルを持ち歩き、この記憶を頭に残したいという瞬間にそのカプセルを折って中の香りを嗅ぐのだとか。香りと記憶を結びつけて記憶に植え付ける。 それはドイツの文房具屋さんが考えたものだが、ペンで紙に書いて記録する

          五感を刺激する

          「自分を怖がらせるほどのリスク」を、ときには求めること。コンフォートゾーンを出て初めて人は成長するし、他者の評価を知り、自分の現在地も把握できる。一度やってみると何度もそれが繰り返せるようになる。 ―『心を強くする「世界一のメンタル」50のルール』より

          Ⅱ触媒

          化学の世界には「触媒」というものがあります。化学反応などが起きるとき、ごく微量にその物質に触れさせると、反応の速度が大きく増したりします。 ―『知的な距離感』より

          「非日常」の華やかなイベントで感じる喜びや幸せは、人生においては「点」でしかありません。ですが、「日常」が好きな人と好きなこと、好きなものに囲まれたものであったなら、いつしかその「点」は「線」となり、このうえない幸せな人生となるのではないでしょうか。 ―『上質な人はシンプルに暮らす』より

          自分を愛する

          投稿の下書きの中に、書いたまま投稿していなかったものを見つけた。 今回は、残されていた文章と、そこから書き足したものを投稿したいと思う。 (ここからは2019年の10月に書かれたもの) タイに来て5ヶ月がたった。 私のタイライフも折り返し地点を超えてしまったようだ。 ところで、みなさんはどんな服のスタイルが好きだろうか。 私がファッションに興味を持ち始めたのは中学1年生の時。友達の影響でファッション雑誌を買うようになった。始めて買ったのはseventeenという中高生

          自分を愛する

          靴を選ぶ基準

          試着室に入っているお客様の靴を揃える時、よくその靴を見るようにしている。 確か「夢をかなえるゾウ」の一番最初の課題が「靴を磨く」だったような。 私の母は毎朝、出かける家族のために靴を磨く。 足元は大事だから、とよく言っている。 その人の靴をみると、その人がどんな人なのか少しでも知るヒントになるような気がする。 踵が潰れている靴。 見た目は綺麗なのに中敷きが可愛そうな靴。 長年大切ににお手入れされてきたであろう、味のある靴。 そんな靴を選ぶ基準はなんですか。 以前お

          靴を選ぶ基準

          帰省のたんびに

          帰省から帰った時、いつも○時間前までは実家にいたんだけどなって思ってた。 数時間前まで家のソファーで寝てた人が、その数時間後には遠く離れたところから電話してくるからずっとそこにいる身としてはなんだか変な感じである。 そして日が明けて。 こちらの寂しい気持ちなんてなにも感じさせないような日常がまた繰り返される。 みんな車に乗って、電車にのって、歩いて、仕事へ向かう。 少し経てば今までのことは美化された思い出になって、懐かしい出来事となる。そしてまた数ヶ月後に兄が帰省する

          帰省のたんびに

          いつの日かのサッカー少年3人組

          数年ぶりに友人に会うために電車に乗った。 ホームでは自分の近くにサッカー少年の高校生が3人いて結構な大きさの声で盛り上がっている。 電車が到着して列車に乗り込むと、他の乗客はその子たちを避けて少し遠くに座った。 きっと数年前の私だったら同じような行動をとっていたろうに、その子達が、タイにいた頃の、サッカーゲームで楽しそうに盛りあがるサッカー少年3人組と重なって恋しく思えた。 だから特に席も変えず、背面に座る姿の見えないその3人組の盛り上がっている声すらも可愛らしく思えた

          いつの日かのサッカー少年3人組

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