見出し画像

別れの時期

退職の挨拶をした時、「出会いと別れは紙一重ですからね」と言われたのが心に残っている。

この一年、ルームシェアを経験した。
相手は大学時代の寮で1年間ルームメイトだった子で、5年ぶりの再会とともにルームシェア生活を始めた。
これからお互いまた離れ離れになるだろうし、いつ簡単に会えなくなるのかわからないし、家庭に入ることもあるだろうし、いろんな意味でいいタイミングだったと思う。それに、もちろんいろんなことはあったが、総じてたのしかったし、ためになった。

家族でも恋人でもない、5年ぶりに再会した、その間の期間はお互い何をしていたのか詳しくは知らない、そんな友達のためにご飯を作る。下着を洗濯してたたむ。お風呂やトイレを掃除する。逆に、私が朝食べて洗う時間がなくほったらかしたものたちが、帰宅するときれいに片付けられている。自分が不在だったがゆえに受け取れなかった大切な荷物を彼女が受け立ってくれている。
ささいなことばかりだが、助けられ、私も少しは助けられてなのかな、という思い出ばかりだ。

今までの人生で、実家暮らし、寮生活、女子会館、海外で一人暮らし、ルームシェアを経験した。次はボーダレスシェアハウスと完全な一人暮らしをしてみたいと思っていたが、このご時世ということもあって、次は完全な一人暮らしをすることにした。

一人暮らしに関してはさみしくなるなどのイメージは全くなく、もちろんいきなりルームメイトがいない生活はさみしいだろうが、一人になるさみしさは感じない。タイで一人暮らしをしたとき、趣味に没頭するだけでなく、自分と向き合う時間が多く取れたことがいまの自分にとってもプラスになっている。そんな時間が増えるのはこれから楽しみだ。

今日はやること盛沢山だが、お外は天気が良くていい景色だし、この景色をかみしめながら一日楽しもうと思う。
この文を読んでくださった方にとってもいい一日となりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?