靴を選ぶ基準
試着室に入っているお客様の靴を揃える時、よくその靴を見るようにしている。
確か「夢をかなえるゾウ」の一番最初の課題が「靴を磨く」だったような。
私の母は毎朝、出かける家族のために靴を磨く。
足元は大事だから、とよく言っている。
その人の靴をみると、その人がどんな人なのか少しでも知るヒントになるような気がする。
踵が潰れている靴。
見た目は綺麗なのに中敷きが可愛そうな靴。
長年大切ににお手入れされてきたであろう、味のある靴。
そんな靴を選ぶ基準はなんですか。
以前お付き合いしていたパートナーの靴を選ぶ基準は、「走れるかどうか」だった。
いざというときに逃げれるかどうか、らしい。
今までそんなこと考えたこともなかったけど、その基準が強烈で、靴を選ぶ時は未だにそのことを思い出してしまう。
私が靴を選ぶ時は、大体欲しい靴のイメージが明確にあって、それと全く同じでなければ決して買わないようにしている。
でもやっぱり、いざ試着をすると毎回、そこら辺は軽く走ってはみるものだ。
いざというときに逃げれるように。
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